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「これからIPはもっと盛り上がっていく」株式会社WunderbarのCPOが語る、IP事業への想いとグローバル展開への期待

「世界規模で、IPの可能性をすごく感じる」

そう語るのは、「IPの可能性を広げ、世界に衝撃と感動を」というビジョンを掲げる株式会社Wunderbar(ヴンダーバー)の取締役CPOを務める伊藤。

フィリピンでの駐在や多国籍スタートアップでの勤務経験も持つ伊藤は、有名タレントや著名人の宣伝素材を月額でライセンス利用できるサブスク型オンラインキャスティングサービス「Skettt(スケット)」やIPにどんな可能性を見出しているのでしょうか。

Skettt(スケット)

今回は伊藤に、海外生活のバックグラウンドやWunderbarジョインの理由、IPの可能性について語ってもらいました。

伊藤 駿 / 取締役CPO
大学時代にフィリピン・カンボジアでボランディアやインターンを経験後、新卒で鉄鋼商社に入社。転職し、Web制作会社LIGのフィリピン支社にてPMチームのリーダーを務め、その後多国籍スタートアップのYOYO Holdingsにてフィリピン・インドネシア市場向けのデジタルマーケティング支援・プロダクト開発に従事。プロジェクト単位で関わっていたWunderbarのビジョンに惹かれ、現在に至る。プロダクトの責任者として戦略立案と実行の日々を送っている。多国籍なチームでのプロダクト開発を得意としている。人が好きで人懐っこい性格。フィリピン在住。

フィリピン留学がきっかけで海外に目が向くように

ー 伊藤さんのこれまでのキャリアを教えてください。

大学時代に、「いろんな国に行き、いろんな人と話して知見を広げたい」という思いからフィリピン留学に行きました。そのとき貧困地域の現状にカルチャーショックを受け、「この状況を変えたい、自分も何か助けになることがしたい」と思ったんです。この気持ちは今でも変わっていません。今の自分が海外に目が向いているのは、このフィリピン留学がきっかけです。

ー まさに、人生のターニングポイントですね。

留学後は、「なにか世界に貢献できることがしたい」と思い、国際NGOが運営する教育団体で英語の先生をカンボジアで5ヶ月ほどやっていました。やりがいは感じたものの、語学教師では生徒の数十名にしか貢献できないと感じてしまって。もっと多くの影響を与えられることがしたいと考えました。

そんなとき、ちょうどフィリピンで知り合った知人が、応援購入サービス「Makuake」を通してイベントを開催していたんです。それをきっかけにIT業界やネットでの影響力に興味を持ち、帰国後に株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング(現:株式会社マクアケ)や株式会社LIGでインターンを経験しました。

ー 大学卒業後は、株式会社メタルワンに新卒で入社されていますね。

はい。ですが自分の事業を作りたいという思いがあり、メタルワンは思い切って半年で退職しました。インターンをしていた株式会社LIGに転職し、1年間の本社勤務を経た後に、フィリピン支社に2年間駐在します。

フィリピン支社ではWEBサイトやアプリの開発をするチームの日本人リーダーをしつつ、本社とのブリッジのような役割も果たしていました。駐在が始まったときは30名ほどだった支社のメンバーも、終わる頃には100名ほどの規模になっていましたね。

ー その後、YOYO Holdingsに転職した理由は何だったのでしょうか。

LIGで働いたことで良いものを「作れる」ようになったので、次はその良いものを「広げる」力を身につけたいと思うようになりました。

それと、マニラのBGCを訪れたときにものすごく衝撃を受けたんです。マニラは街並みも人々のファッションもお金の使い方も、すごくイケていて。フィリピンにも展開しているマーケティング支援系の会社・プロダクトも持っているスタートアップということで、転職を決めました。

CEO長尾のアイデアを信じてWunderbarにフルコミット

CEO長尾(左)とオフィスにて

ー Wunderbarにジョインするまでの経緯を聞かせてください。

もともと、株式会社LIGで働いているときからずっと業務委託としてWunderbarの仕事を請け負っていました。

長尾さんのことは出会った頃から今でもずっと「すごいな」と思っていますし、本当に大好きなんですよ(笑)。長尾さんはなんでも高いレベルでこなしますし、突破力がある方です。長尾さんとは同い年ですが、僕は彼に何も敵わないと思っています。

ー 伊藤さんがWunderbarにフルコミットしようと思った決め手は何だったのでしょうか。

最初に長尾さんから「本気でやりたい」と言われたときは、個人のフリーランスとしての仕事も多く時間も限られていたため、正直Wunderbarにフルコミットすることを決めきれずにいました。

ですが、ある日カフェで会ったときに、長尾さんがビジネスアイデアを100個くらい考えてきていたんです。長尾さんは「今すぐにでも始めたい」と言わんばかりに意気込んでいて。後日オンラインで打ち合わせしたときに、本格的に始めることになりました。

取締役という役職は自分に今までにない視点を持たせてくれるのではないかと思いましたし、これを逃したら次にチャレンジできるタイミングがいつ来るかわからないという話に心を動かされて。Wunderbar以外の業務委託も請け負っていたのですが、次の日には業務をWunderbarとYOYO Holdingsだけに絞ることを決めました。

その後YOYO Holdingsでの勤務が1年半くらいになったタイミングで、Wunderbarにフルコミットすることを決めました。

ー 伊藤さんは、IPのどのようなところに可能性を感じたのでしょうか。

正直、Wunderbarへのフルコミットを決めたのは、IPの可能性を感じたというより長尾さんのアイデアを信じたという気持ちの方が大きいです。でも、実際にSketttをゼロから作り上げたりIPのメディアを立ち上げたりする中で、IPの可能性はすごく感じています。

海外では日本のアニメや漫画が広がっているので、特に可能性を感じますね。今フィリピンでは韓国のドラマがすごく盛り上がっていて、有名なアパレルブランドの広告に韓国の方が起用されています。

今はSNSをきっかけに有名になって収益を得ている人も増えていて、IPがどんどん誕生している実感がありますね。これからも国境を超えてもっと盛り上がっていく業界だと思います。

Sketttの成長を目指して

日本でのgather weekの様子

ー 今WunderbarのCPOとして、どんな業務を担当されているのでしょうか。

Sketttの事業の方向性を定めたり、みんなからのアイデアを吸収して形にできるようにしたりする役割です。現在の業務内容的にCPOのPは「Product」よりも「Project」に近いかもしれません。

ー どんなところにSketttならではの面白さを感じていますか。

タレント事務所はレガシーな部分もまだ多いですが、だんだんデジタル化したり新しいビジネスが誕生したりと、移り変わっているフェーズです。その中で、今Sketttという新しい形のタレント活用を提供できているのは面白いと思います。これからもSketttを中心に、新しいビジネスをどんどん広げていきたいですね。

ー今後、どのようにSketttを成長させていきたいですか。

現状、SketttはまだPMFに辿り着けていないと思っています。競合他社との比較の中で選んでいただいたり、クライアントのニーズにしか応えられていなかったりするので、今後はより、クライアントの課題解決のためにSketttが存在するようにしていきたいですね。

SketttはWunderbarのキャッシュエンジンとなる事業でもあるので、引き続き売上を伸ばしていきたいです。そして、その資金で世界中に大きなインパクトを与えられるようなプロダクトも展開していけたらと考えています。

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今回は取締役CPOの伊藤に、これまでの経歴やIP事業への想いを聞きました。

まだまだサービス展開やグローバル展開の余地があるIP業界。これからのSketttにもご期待ください。

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