大手化粧品メーカーのインナービューティー強化
最近「インナービューティー」や「インナーケア」という言葉を耳にすることがよくありませんか?美容業界でトレンドとなっているインナービューティーですが、このトレンドが大手化粧品メーカーにまで広がりつつあります。
従来、化粧品メーカーは化粧品を作り、健康食品メーカーはサプリメントを作るといったように会社ごとに特定の製品に特化したマーケティングが行われていました。しかし最近では、化粧品メーカーの美容・健康食品事業への参入や、逆に美容・健康食品メーカーの化粧品事業へ参入が相次いでいます。
今回は大手化粧品メーカーのインナービューティー事業について、どのようなものがあるのかということやインナーケア製品情報をお届けします。
1.そもそもインナービューティーとは?
インナービューティー(=内面美容)とは、メイクやオシャレなどの表面的な美しさではなく、体を内側から整えて健康的に美しくなることを追求することです。そのために必要な食事やサプリメント、運動、メンタルヘルスなどは全てインナービューティーに含まれます。化粧品などで身体を外側からケアするだけではどうしても加齢に抗うことが難しいですが、内側からケアすることで免疫力や代謝が上がり、健康的に若々しくいられることが期待できます。
2.インナービューティーにはどんなものがあるか?
インナービューティーの実践法には以下のものが挙げられます。
・質の良い睡眠
・体を温める
・アロマや音楽でリラックス
・ヨガやストレッチなどの適度な運動
・十分な水分補給
・健康的な食事
・サプリメントの摂取
なかでもサプリメントや健康食品を含むヘルスケア事業に参入する企業が増えてきており、それは化粧品メーカーも例外ではありません。また、同じ化粧品メーカーから発売されたインナーケア商品でも既存の化粧品ブランドから販売する「化粧品ブランド連動型」と、新たにインナーケア製品専用のブランドを立ち上げる「美容・健康食品単独ブランド型」があります。具体的にどのような商品があるのか見ていきましょう。
3.大手化粧品メーカーのインナービューティー製品紹介
3-1. 資生堂
資生堂は2030年に「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」として、人々の健康美を実現する企業となることを目指して、その主要戦略の一つとしてインナービューティー事業の開発を進めています。現在資生堂には、インナービューティーに特化した単独のブランドとして、「INRYU」と「SHISEIDO BEAUTY WELLNESS」という2つのブランドが存在します。また、既存の化粧品ブランド「ULTIMUNE」からも化粧品ブランド連動型でインナーケア製品を発売しています。今回はこの3つのブランドの製品をご紹介します。
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