人生には必ず、“流れ”が存在することを知ろう。
人生には、良いことがあれば、嫌なこともありますよね。
ずっと良いことが続いた人生を経験してきた人は、おそらく1人もいないのではないでしょうか?
最近では、「憧れの会社に入社できた」「好きなことを仕事に独立した」というビジネスパーソンの方々も増えていますが、そんな人たちでも、“嫌なこと”を人生で一度は経験していると思います。
その一方で、嫌なことが起きたり、直面したりしたときでも、それが永遠と続くわけではないことも、私たちは経験によって理解しています。
つまりは、人生には必ず、良し悪しの“流れ”が存在しているのです。
調子の良いときには、仕事で成果を上げたり、人付き合いで新しいつながりができたりと、立て続けにプラスの出来事が起こるものです。
しかし、流れが悪いときには、何をやっても難しい方向に進んでしまう。その状況に焦り、よけいに負のスパイラルに巻き込まれてしまいます。
おそらくですが、みなさんにもそういう経験があると思います。
では、流れに巻き込まれずに、なるべく自分にとっての負荷を減らすにはどうしたらいいのでしょうか?
まず1つは、先程もお伝えしたように、人生には“流れ”が存在するということを理解すること。
「人生は、良いことばっかりじゃない」
「でも、悪いことばかりでもない」
考え方を変えるだけでも、悪いことが起こった際に自分自身を客観視でき、負荷を最小限に抑えられます。
そしてもう1つは、“流れの振れ幅を、なるべく小さくすること”。
振れ幅というのは、自分の中での大きな経験(成功・失敗)をすればするほどに、抑えることができるのです。
一度人生で大きな失敗をすると、仮にその後にそれよりも小さな失敗をしても、「あのときの失敗よりかは、全然マシだな」と考えられるようになります。
そうすることで、悪い方に向かう流れ(振れ幅)が抑えられ、多少の経験ではビクともしなくなるのです。
「なら、成功したときはもっと調子に乗ったほうがいいんじゃないの?」
そう考える方もいると思いますが、人生の波において大切なのは、“一定”であることなんです。
良いときに高パフォーマンスができても、それが一過性のもので続かなくなってしまっては仕事は上手くいきません。
かといって、失敗していつまでも落ち込んでいても、それはそれで仕事や生活に支障をきたします。
だから、なるべく流れの振れ幅を抑えて、常に一定に近い状態でパフォーマンスを保つことが大切なのです(パフォーマンスの質を向上させることも大切です)。
残念ながら、人生において“流れ”を完全に消すことは不可能です。
であるのであれば、まずは自分自身の流れを知り、「今は悪い流れがきてるな」「そろそろ良い流れに乗れそうだな」と自覚していくことが、仕事でもプライベートでも、成功への近道になるのだと思います。
それでは今日はこの辺で。
おやすみなさい。