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文章で、読者から一目置かれる存在になる為に必要なこと

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こんにちは、にょびたです。

今私は6階建てのマンションに住んでいるのですが、ベランダがある南側のすぐ隣に新しいマンションが建ちます。

その新しいマンションは14階建てということなので、残念ながら新しいマンションの影で、ベランダの日当たりはとても悪くなります。

この間ベランダから遠くの景色を眺めていたのですが、ふと「この風景もあと数ヶ月で見えなくなるんだぁ〜」と脳裏によぎったので、思わずその景色をスマホで記録として写しておきました。

夏にはベランダから、散々と輝く太陽の光の中で、遠くに見える山の上には、モクモクと湧き立つ積乱雲が見えていましたが、この当たり前の風景が見えなくなると思ったら、少し寂しく感じました。


さて、

以前、「『何が』から『誰が』の時代へ」の記事でも書いたように、

商品を売るのにも、文章を書くのにも、その内容以上に

「誰が」その商品を売っているのか?
また「誰が」その文章を書いているのか?

が重視される時代になってきています。

まだ、記事を読んでない方は下のリンクからお読みください。

それは、リーダーのように「あの人の言うことなら聞いてみたい」と読者に思われて、一目置かれる存在でなければ、話を聞いてもらえませんし、書いた文章も読まれません。

もちろん、商品を売ったとしても読者は興味を持つことすらないのです。

逆に、あなたが読者から一目置かれる存在ならば、その読者はあなたの話は注意深く聞きますし、文章を書けば一字一句読んでもらえます。また、売りたい商品やサービスがあれば、喜んで購入してくれるのです。

そのような一目置かれる存在になるには、先ほどご紹介した「『何が』から『誰が』の時代へ」で書いたように、「自分の人間的魅力を読者に適切な形で伝える」必要があります。

しかしながら、「人間的魅力」を読者に伝えるためには、どの様なことを書けば良いのかイメージが湧かなかったり、具体的に何を書けば良いのか思いつかない人もいると思います。

そこで今回は、自分の人間的魅力を読者に適切に伝える方法について、書いていきたいと思います。

この記事を読めば、あなたが読者に何を伝えるべきなのか、具体的に理解することができるでしょう。



読者が人間的魅力を文章から感じるのは○○を感じた時

読者が文章から人間的な魅力を感じる時というのは、その文章から書き手の「人間臭さ」を感じた時なんです。

「人間臭さ」とは「人間味」と言っても良いでしょう。

「人間臭さ」や「人間味」というのは、対面であれば容姿や話し方や態度など、様々な情報を目や耳などの五感を通じて感じるものです。

しかし、書き手の「人間臭さ」や「人間味」を感じさせる文章を書くためには、何をどのように表現すれば良いか知る必要があると思います。

例えば、容姿について文章で伝えようとすれば、

「私は172cmの身長で、中肉中背の40代男性です。芸能人で言えば、○○さんに似ているとよく言われます。」

なんて文章を書いたところで、読者からすれば「ふ〜ん、そうなんだ」ぐらいのもので、特に興味を惹かれることはないですよね。

そんな文章を書くよりも、写真や動画を見せる方が人間味が伝わります。

すなわち、文章として表現することで、「人間臭さ」や「人間味」を読者に感じさせることができる要素は限られているのです。

では、何を文章で表現すれば、書き手の「人間的魅力」を読者に与えることができるのでしょうか?


文章で表現できる「人間的魅力」とは?

先ほど述べた通り、文章で表現できる人間的魅力には限りがあるのですが、その中でも文章で表現すべきことを、ここではご紹介していこうと思います。

一つ目は「価値観」

書き手が持っている様々な価値観を文章で表現することで、書き手がどの様な人なのかを読者に伝えることができます。

価値観というのは、誰しもが簡単に譲ったり、妥協したりすることができないくらい、人生において大切なものです。

そして、文章で表現された書き手の価値観と、読み手の価値観が近ければ、心理的に読み手の中で受け入れられるので、好意的に読まれたり、読み手がグッと文章に引き込まれたりします。

その結果、「類は友を呼ぶ」と言われるように、書き手と同じ価値観や近い価値観を持った人が「読者」として集まってくるのです。

二つ目は「感情」

これは前回の記事で書いた「共感」を呼ぶためにも必要なのですが、それだけでなく、書き手の魅力を伝えるためにも「感情」を表現するべきです。

前回の記事をまだ読んでない方は、リンクからどうぞお読みください。

何かエピソードを書く時に、ただ事実を淡々と述べるだけなのは、とても勿体無いです。

小説や漫画を読んだ時を思い浮かべてください。

読んでいて、感動したり、悲しくなったり、嬉しさを感じたりする時というのは、その物語の中で描かれている「感情」表現を読んだ時だと思います。

直接的に表現されているとは限りませんが、キャラクターが発した言葉や行動に、読者の感情が揺さぶられるのです。

そのため、エピソードを書く時には、書き手が感じた何某らの感情を表現すべきなのです。

それも、できるだけ詳しく感情を描写する方が良いです。

例えば、

「私は高校球児で、この夏甲子園の予選で敗退して、涙を流しました。」

という表現があったとします。

この時の「涙を流しました。」は感情表現ですが、一体どの様な感情なのでしょうか?

ここまで頑張ってきたのに、予選敗退した「悔しさ」からの涙でしょうか。

「高校三年生で引退なので、苦しい練習を共にしてきた仲間との別れ」を感じての「寂しさ」かもしれません。

もしかしたら「毎日の練習で遊ぶことができなかったけれども、これからは遊べるぞ!」という、「嬉しさ」からの涙かもしれません。

このように、「涙を流す」という感情表現でも、悔しさ、寂しさ、嬉しさなど、様々な感情があるので、どの様な感情だったのかを詳しく書くことは、読者に感情を適切に伝えるために、とても大切なのです。


文章で「価値観」や「感情」を表現する方法

では、もう少し具体的に「価値観」や「感情」を表現する方法をご紹介していきましょう。

「価値観」の表現方法の中でもパワフルなのが、「〜するべき、〜であるべき」という「べき論」です。

「〜するべき、〜であるべき」という言い方は、書き手の価値観をハッキリと宣言できる反面、読み手にある種の圧力を与えることにもなります。

そのため、あまり多用しすぎると読み手に頑固だとか、意固地だとか、融通が利かない人という印象を与えてしまうので、使う塩梅が大切になります。

しかし、私が知る限りでは「〜するべき、〜であるべき」といった文章をあまり見かけることがないので、もう少し「べき論」を意識しても良いのではないかと思います。

ただし、「べき論」を書くには、信念というか、絶対的な自信みたいな、揺るぎないものがないと書けないので、

しっかりと自分の価値観を言語化したり、整理したり、論理的に考えたりして、周りからの反論や批判にも動揺しない心が必要になります。

下の2つの記事は「〜するべき」という「べき論」で書いているので、参考にお読みいただければと思います。

また2つの記事のように、

明確にメインテーマを「〜するべき」とする方法もありますが、文章の途中に話の流れで「私は〜するべきだと思います。」のような、表現も有効だと思います。

次は、「感情」について表現する文章ですが、書き手の「好き嫌い」をしっかりと書くことが大切です。

なぜならば、「好き嫌い」というのは感情を伝える表現なのですが、同時に「価値観」を伝える表現方法でもあるからです。

例えば、

「私は曲がったことが嫌いです。」

という文章があったとしましょう。

直接的には「曲がったことが嫌い」という感情を伝えているのですが、「曲がったことが嫌い」という言葉の裏には「正義感が強い」という意味合いも含まれているので、書き手の価値観も一緒に表現したことになるのです。


価値観や感情を表現する時に気をつけること

最後に価値観や感情を表現する上で、気をつけるべきことをご紹介したいと思います。

それは、感情表現をしている文章で、「〜するべき」という「べき論」を混ぜない様にすることです。

例えば、

「甲子園で高校生がユニフォームが泥だらけになりながらも、一生懸命に戦う姿を見て、とても感動しました。」

という文章で終われば、読者は

「あ〜、よかったですね〜」

で終わるのですが、

「甲子園で高校生がユニフォームが泥だらけになりながらも、一生懸命に戦う姿を見てとても感動しました。ぜひ、あなたも野球をするべきです。」

と言われると、

「なぜ、野球をしないといけないのですか?」
「他の競技じゃダメなのですか?」
「あなたに言われる筋合いはない!」

のように、読み手の反感を買ってしまうのです。

読み手からすれば

「あなたの価値観を勝手に押し付けてくるな!」

と思うのです。

しかし、このことは書き手にとっては、全く矛盾や違和感を感じずに書いてしまうので、文章を書く時にしっかりと意識しておく必要がありますし、推敲でチェックする必要があるのです。


今回は「自分の人間的魅力を読者に適切な形で伝える」方法をご紹介しました。

文章の内容もさることながら、書き手の人間性や人柄を表現することはとても大切だと思います。

特に参入が簡単なwebにおいては、文章を読んだ時に誰が書いているのか、読者に書き手の顔や色が見えることが、求められていくことでしょう。

そして、今では単純に有益な情報は、ネット上にいくらでも溢れているので、

読者に「この人の文章を読みたい!」と思わせる為に差別化できる部分というのは、人間的魅力の部分になると思います。

是非、文章を書く時には、この記事の内容を取り入れてもらえればと思います。


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