「シッダールタ」と「親鸞」「悟り」と「放擲」
皆さんこんにちは。
「マルチライティング」『宙唄(ソラウタ)』
です。
先日
「ヘルマン・ヘッセ」の「シッダールタ」
について書きました。
本日はもう一つ、「仏教」に纏わる作品として
「出家とその弟子」
について取り上げたいと思います。
『倉田百三』
の最高傑作と言われている作品。
ある方から
「君はこれを読むと良い」
と勧められたのがきっかけでした。
『親鸞』と『ゴータマシッタールタ』
を見る上て重要な視点に
「息子」
があります。
釈迦には
「ラーフラ(或いはラゴーラ羅睺羅)」
という息子がいました。
「羅睺羅」はサンスクリット語で
「妨げになる者」
の意味です。
「釈迦族王子・ゴータマシッタールタ」
にとって
「王族」の「出家」
は
「あらゆる現実を放擲する」
事でした。
現代で例えるなら、
「天皇陛下」が
「天皇である全てを辞めて、『悟るため』に独りになります!!!」
というような行動です。
「自分のという存在以外の外側は、全部丸投げ!!!」
みたいな事。
「羅睺羅」という名前に
「ゴータマシッタールタ」の「悟り」に対する意識、捉え方
が見えます。
また
親鸞には「善鸞」
という息子がいます。
「出家とその弟子」
ではこの
「善鸞」「親鸞」
との関係が中心で話が回っていきます。
「父親」と「息子」
仏教における永遠のテーマとも言えます。
どう感じましたか?
よかったら
「シッタールタ」「出家とその弟子」を
「読書の秋」
に試してみるのはいかがでしょうか?
特に
「男性」
の方にはおすすめかなと。
旧約聖書では「カイン」「アベル」の兄弟がありますがこれはまた別の尺度なので機会があれば。
地球人類の宗教「全て」で家督、跡取り問題が起こっています。
それは
「ゴータマシッタールタ」「親鸞」
においても変わらなかったわけです。
ゴータマシッタールタも親鸞も、
「国家」「家族」
という
社会やコミュニティ、既存の制度を捨てて
宇宙真理に、生き方の全てを捧げた
人々です。
政治やら選挙やら資産、経済など
「完全放擲」
した
「真理、真我、光明」を探究して「命日」を迎えた
事でしょう。
私は
「自分の内側にだけ、真理があれば他人に布教せずともそれでいい」
と感じています。
もちろん、
『私に興味がある人』には『お伝え』
は致します。
正直全く答えがない話です。
参考までに、出口王仁三郎は出口なおの入婿であり、娘と婚姻して子達を授かっています。
一つだけ言えるとすれば、
「全て宇宙の因果律の中に存在している限り自由である」
という事です。
『家族』
については
先日ライティングしましたので、こちらも参照してください。
では、またお会いしましょう。
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私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。