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『USスチール問題』から覗いてみる『グローバリズム』と『日本国民の生存権と国家行政』など思うことあれこれ。

こんにちは。宙唄です。

日々、思うことを「note」しています。

昨年から話題の

「日本製鉄によるUSスチール買収」


日本製鐵は故安倍晋三元首相の出身会社である、旧新日本製鐵が旧住友金属の合併によって誕生した世界シェア4位の鉄鋼会社。

今回大統領選でも争点の一つとして話題となった『USスチール』はアメリカでは第2位、世界シェアでは24位。

1901年創業。創業者には銀行J .P.モルガン氏とエルバート・ヘンリー・ゲーリー氏。

僕はJPモルガン氏の孫が創業した会社の日本支社に若い頃にいました(身元バレ)が、

創業当初、アメリカ鉄工業界の2/3を超えるシェアを誇りアメリカの金融王が創業者、即ちアメリカが最強だった資本主義時代の象徴がUSスチールです。

鉄鋼と関連が強いと思われる産業。

重要な関連業界はこの辺りになっていくのだと思いますが、

1953年から始まる、ベトナム戦争を境にアメリカ合衆国内にはアメリカ国内でも反戦の機運が広がっていきました。

当然、主要産業への影響は避け難くなり、内需における軍需産業を主体とした産業構造にも変容が起こり始め、鉄鋼産業は衰退して行きます。

それとは真逆に日本は高度経済成長期を迎え、自動車やテレビ、白物家電などの内需とアメリカなどへの輸出需要を中心に鉄鋼需要も拡大していきました。

また、現在世界シェア1位宝鋼集団と第3位の鞍山鋼鉄集団の中国企業ですが、
それぞれ創設には日本国と企業が関わっています。

前者は1977年、日中国交正常化後に、後者は1919年創業の満州国時代創設の昭和鉄鋼が母体として1948年に設立されています。

江戸時代末期『長州藩の寅次郎』が危惧した日本民族の危機は、長州5の活躍などを経て、100年以上の歳月の先に世界最大の鉄鋼技術の因果を織り成していきます。

そして今回のアメリカ合衆国の新旧大統領バイデン氏、トランプ氏によるM&A阻止計画…

江戸幕府末期、開国を迫ったペリーや『日米和親条約』と『日米修好条約』による因果。

歴史に正解も不正解も『たられば』。二度と戻る事のない過去でありただの妄想に過ぎませんが、
その因果の延長線上に我々の今が存在していて、そしてこれから何千年先へと向かう未来への無数の選択肢が広がっています。

過去を意識することは教訓を未来へ生かす重要な情報源、インテリジェンスです。

日本国民は鎖国していた江戸時代から大日本帝国を経て、終戦後GHQにより統治された憲法による現行体制を、今一度意識して、これからの日本国をどう選択したら良いのか見つめる良い機会ではないでしょうか?

そして今度こそ、鎖国でも、軍国でも、グローバリズムでも、キャピタリズムでも無い、

地球人類がポストシンギュラリティ社会を生きる上で、最高の経世済民構造構築の発展寄与に、
我々日本国民が主役になっていく時代だろうと感じます。

日本人が感じている以上に、日本民族のあり方は地球人類においてとても重要性を帯びていく事だと感じます。

その日本国民の生存権と安全、子孫繁栄、国際社会における活躍支援こそ日本政府が支援すべき事であり、

国際金融資本に対して、円安や円キャリートレードを継続していく事よりも遥かに3000年先の未来まで国家国民を意識した政策を意識するならば、成すべくR&Dはそもそもの本質、当たり前の中に存在しています。

真の意味での1億総活躍社会。

それは「賃金労働者」という事ではない。

家事を支える主婦、障害を抱えた家族、知恵と経験から社会を育む老人、未来へ希望を描く子供達、諸々、全ての

それぞれの

主体的「Occupation(役割・人生の意味)」

を持った人生を送ることです。

ポストシンギュラリティ時代において「UBI」は実現可能です。

Open AI社のサム・アルトマンが何故World CoinというUBI(ユニバーサル・ベーシックインカム)を始めた

か話しています。

決断理由は、

「UBIは技術的には既に実現可能」

という事です。

『デジタル通貨制度』
『量子チップ』
『AIテクノロジー』

これらによって

『金融資本主義』は完全に『放擲可能』な過去の時代

になる。

カールマルクスが信じた未来とは違った形にはなるでしょうが、

「富の再分配」というよりは「富の再循環・連鎖」

ウロボロスの様に、量子もつれのような最適循環による、社会Welbeingが瞬時に『秒』で行われていく。

政治家や官僚さえその気があれば、

国家『年予算』ではなく、『秒予算』も未来には実現可能です。



即ち

『ポストシンギュラリティ社会』=『卒金融資本主義社会』

になり、

新しく、水と生命の惑星、地球生態系共生社会が、主軸になっていく事を日に日に感じています。

まさに江戸時代のサステナブル社会構造を最先端の未来と融合した様な、宇宙時代の人類として文化や芸術、多様性を極めていく時代が始まります。

一人一人、ホモサピエンスとして誕生してこうして日本語で意思疎通を行う我々。

「心」や「存在」そのものが「Occupation」としてただそれを極めて生きる事が主体となる未来社会まで、『カウントダウン』が始まっています。

20万年前から続く祖先からの生命の旅を、せめて3000年先の未来までバトンを繋ぐ事を夢見て…

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宙唄(そらうた)Writer Sorauta
私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。