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『生命省』への『銀英伝』(ネタバレ含む)

皆さん、こんにちは。宙唄です。

いつもお立ち寄りありがとうございます。

また初めての方、ようこそ。

いつも徒然なるままに、完全オリジナルの独自の視点で「note」しております。

前回はこちらの『note』しました。

医師不足のそもそもの原因因果を明確に解析したR&Dが必要であって

安易に人参をぶら下げるようなその場しのぎ的な行政対応で何とかなる者ではない。

ただ、政権与党も省庁も経団連も、皆結託して『その場しのぎ予算』を30年以上も重ねてきている。

そして今日本社会のありとあらゆる分野に下水道事故のような綻びが蔓延した状態になっている。

そもそも、根本的な部分からの外科的治療がこの国家には、必要であり、また国民もその痛みが必要。

結局郵政民営化や非正規雇用など日本国民より経済優先の改革を断行した小泉内閣の時の『聖域なき構造改革』を、今度は主権者の国民のために、

それも『生存権』を『社会保障』するのために必要な現実に直面している。

・・・・・・

さて今回のテーマは・・・・

『生命省』への『銀英伝』

私は、機能不全家族に育ちました。

両親は、マルチやカルトの仲間で、家にはマルチやカルトにまつわるグッズや本が溢れていました。

私は食べ物と寝る所は与えられていましたが、私が何を思考しているのか、何に興味を持っているのかなど、両親は一切関心なく、マルチとカルトによる商売や布教に明け暮れていました。

そんな中で、孤独で友達もいない私はある意味家族環境が作り出した自閉症。

1大学に入るまで『名詞』は必要ないと思っていました。

『あの人』『あそこの人』『この人』

など示せば言葉としての意味を成す。

だから、記憶するなんてめんどくさいことをする必要がない。

そう認識していました。

そんな少年時代、テレビゲームとラノベ、漫画、アニメが心の拠り所であり、高校生になってからはPCゲームを買いに1人、電気街に行っていました。

『銀河英雄伝説』(原作:田中芳樹氏)

私が中学生から高校生の頃、読んでいたSFスペースオペララノベです。

それは今でも、私の価値基準の根底を成す『バイブル』として内側に常に存在しています。

マックのハッピーセットではないですが、人格形成はやはり成人するまでの生育環境での因縁、体験、時間の重ね方にあると感じます。

今日は

銀河帝国『ラインハルト・フォン・ローエングラム』



自由惑星同盟『ヤン・ウエンリー』


という2人を中心に、この地球人類社会の未来に重ねて「note」してみます。

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まずネタバレから。

原作者はファンの間では

『皆殺しの田中芳樹』


と呼ばれています。

それは文字通り登場人物達がほとんど死ぬからです。

ただ、そこに田中芳樹氏の魅力、『死生観』を私は感じています。

彼の他の作品には『アルスラーン戦記』『マヴァール戦記』『創竜伝』など、世界各地の歴史や時代背景、出来事から着想したフィクションを描いているのが特徴です。

学習院大学の文学部国文科卒業です。

英雄も死ぬ。優秀な人も死ぬ。正しいことをしていても死ぬ。

ある意味過去の歴史を捉えれば、全てのその時代の人々は『死んでいる』のです。

事実はただ、

『いつ、その登場人物が死んで歴史が動いたか』


それだけです。

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当然、ヤン・ウェンリーもローエングラム・フォン・ローエングラム(以下ラインハルト)も終わりがある。

『銀河英雄伝説』

なのですから、後世の歴史家が出演している作品において作者として彼らの人生を完結させているところに誠実さを感じます。

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そして銀河英雄伝説には大きく分けて二つの陣営が存在しています。

『銀河帝国』
『自由惑星同盟』

物語の始まりの時点では二つの国家の力は拮抗しています。


そして鍵を握る

『フェザーン自治区』


結論から先に述べると、最後は銀河帝国の一国独裁になります。

まずはフェザーン自治区は占領され、
自由惑星同盟は最後は無血開城します。

興味深い、鍵を握る登場人物が、両陣営にそれぞれいます。

『ヨブ・トリューニヒト』と『パウル・フォン・オーベルシュタイン』

なぜかと言えば、ヤン・ウェンリーもラインハルトも

『不敗』と『常勝』

のまま最後を迎えます。

艦隊戦において

2人合わせて数億人もの戦死者を生み出したにも関わらず、

彼らは、戦闘以外の理由でストーリーから消滅します。

その運命を握っていた人物が、この2人だからです。

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話が壮大になっていきますが、

今なぜ、

『生命省』

に行き着くかといえば、

生命が繋がるからこそ、『今』していることに『意味』が生まれていくからです。

正直『個人』のために『社会』は存在していないですが、『社会』はその『個人』のために存在している、相互に切り離せない一帯のもの。

個人と社会がそれぞれ存在している非二元性が、この地球人類が現実的に生存して繁栄してきた理由。

『少子化』を『社会』が『個人』に委ねることは大いに間違っています。理由は宇宙事実のそもそもとしてです。

政府や役所は『予算をつけて委託する。そしてその為の税を回収する』事を仕事と勘違いしていないでしょうか?

大切なのは

目的や成果実績


です。

極論、

目的が達成されるのであれば予算など0でも良いのです。




ヤン・ウェンリーは民主主義法治国家である自由惑星同盟の一軍人としての理念を貫き、非業の死を遂げます。

不都合な彼に嫉妬した精神異常者で、地球教というカルト宗教の支援を受けたテロリストに暗殺されます。

何度も自由惑星同盟の危機を救った彼は『ミラクル・ヤン』と呼ばれ、いつでもクーデターによって軍事政権を作ることができた。

彼は父が事故死してタダで『歴史』が学べるため、士官学校に入学して軍人になった人物。

彼は一回、30歳そこそこで『退役軍人』にすらなった。

戦争をしたいわけではなく、仕方なく勝つ事を仕事として果たした。

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ラインハルトが最後は皇帝になり命運を使い果たす道を選択した理由は自分の為ではなかった。

『姉上様』といつでも、誰にも縛られずに会うためだった。

それは

『銀河帝国の皇帝になること』

彼の彼のそばにいつも居た隣に住んでいた年上の赤毛男の子。

親友の彼はラインハルトといつも一緒にいた。

そして彼はラインハルトを庇って銃弾に倒れる。

この時、ラインハルトの目的は


『銀河帝国を手にする事』

から

『宇宙を手にする事』

へと変わった。

それを手助けしたのが義眼のオーベルシュタイン

だった。

・・・・・・・

オーベルシュタインは惑星の一つへ、貴族が核攻撃する事を黙認し、それを映像として配信した。

まるで太平洋戦争における

『パールハーバー』『広島長崎原爆投下』



の様に、自らを正当化して、国民の戦意を掻き立て、未来の犠牲を減らすために容認した。

そして罪が確定していない宰相を疑惑の段階で拘束し、国璽を奪った。

銀河帝国を皇帝の手から簒奪するために。

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結論から述べるなら、

『皇帝ラインハルト』

素晴らしい人事政治を行って不正や悪事に対して厳罰を以って報いた。

そのための人材発掘と登用を惜しまずに行った。

敵にあったものでも能力に報いた処遇を、逆に汚職に対しては極刑を以って対応した。

・・・・・・・

これはあくまでも、田中芳樹さんのスペースオペラでしかありませんが、

最悪な『民主主義法治国家』

最高の人物が統治する『専制君主制国家』

のどちらが良いのか?

世襲ではない民意による、専制君主民主主義は

『大統領制』

はその一つの答えなのだと思う。

法は古くなる。


『ハンムラビ法典』のままが現在社会の『法治国家』だったなら、おそらく

全ての人類が『目』と『歯』を失っているだろう。


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『日本国民は国家元首を民意で選択する方法を持っていない』


その社会国家で『立憲民主』を唱えることが矛盾していることに気づいているだろうか?

ほぼ、自浄作用としての民衆の善意と警察公安の威力によって治安が継続されている。

『国民の弛まぬ努力』

によるもの。

立法府は何もしていないし行政府は民意によって選ばれていない。


いかなる理由がそれぞれにあるにしても、

その事は、心の中で意識した状態から事象を捉えて認識する事から、

そもそもの本質や事実は浮かび上がってくる。

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銀英伝については、おそらく何十回も「note」出来るであろうし、おそらく今回はほんの触りでしかないので、本当のファンの方々からしたらツッコミどころだらけなのだろうと思います。

ただ、「note」して書き残す行動からしか何も始まらないので敢えてしてみました。

まだ田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』に触れた事がない方は、ぜひ一度。今はアニメも気軽にスマホで楽しめます。

そして『宇宙世紀』へ向かう人類が今何を意識して行動するのか?意識を共有するための材料にできたら幸いです。

・・・・・・・

ではまた!!!!


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宙唄(そらうた)Author Sorauta
私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。

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