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『労働者』と『資本主義』貨幣経済と社会生活、地球人類の幸福な日常を未来へ実現するには?(後編)

前回途中まで書きました。

労働と資本。

カール・マルクス氏やトマス・ピケティ氏の『資本論』とは違った

『日本人の視点から地球社会を見た資本論』


とでも言いましょうか・・・

特にトマス・ピケティ氏の『資本論』は的を得ている事は間違いないです。

ただ、この国の『グローバルエリート』達は100も承知で、それでもこの国は

『国家民族滅亡』の危機に瀕しています。


その原因と根治の為に今何が必要なのか?具体的に見つめていこうと思います。

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まずそもそも論として、どうすれば国家が未来へ存続するのか?

『子孫が次世代へ継続していく』

ホモサピエンスという単核生物の哺乳類として、この宇宙現実の中に物理的に生命体として存在している以上、当たり前の法則です。

つまりどう生存して、次世代へ子孫へそのDNAを継承していくのか?

これが本来の国家がする目的。

・・・・そう。

ポストシンギュラリティ社会も

グローバル資本主義やら、資本家、労働者、UBIやらも

全ては『目的の為の手段』であるという事であって、

生命の次世代への継承、存続


という目的を果たす前では無数に存在する選択肢の一つに過ぎません。

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従って、『少子化』というよりも、『子孫断絶』という現実問題こそが全てにおいて優先すべき課題になる。あらゆるその因果、原因究明こそがまず行うべき事であり、その応急処置を早急にする必要がある。

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つまり我が国において『労働者』と『資本家』というグローバル金融資本主義は『子孫繁栄には繋がらなかった』と先に結論付けたところから政策を考えた方が建設的です。

何故なら失われた30年40年に原因があるのは間違いないとしても、その原因究明をしている間にあっという間に『子孫断絶』へのカウントダウンは更に進んでいくからである。

そしてどうしたら『子孫繁栄』につながるのかを見つめる必要がある。

金融資本主義経済やグローバル化は、戦争や少子化を招いた史実が存在している。

むしろ統計的に見た時には、『江戸時代』が我が国にとって最も人口が安定していた。

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明治維新以降、欧米から得た技術革新の恩恵によって大日本帝国の人口は爆発的に増えた。

人が増える事は生産性が増して、また軍人にもなる。
『富国強兵』

富国強兵政策の詳細とその結末

富国強兵政策とは、19世紀後半に、西洋列強の侵略に対抗し、自国の独立と発展を図るために、日本や中国などアジア諸国で採用された政策です。

詳細:

  • 目的: 西洋列強の侵略から国を守るため、軍事力と経済力を強化し、近代化を推進すること。

  • 内容:

    • 軍事力強化: 陸軍・海軍の近代化、兵役制度の導入、軍事教育の充実など。

    • 経済力強化: 産業振興、貿易拡大、インフラ整備、教育・技術開発など。

    • 政治改革: 中央集権化、官僚制度の整備、国民の意識改革など。

  • 主な推進者:

    • 日本: 明治天皇、伊藤博文、山縣有朋など。

    • 中国: 慈禧太后、李鴻章、曾国藩など。

結末:

  • 日本:

    • 明治維新後、富国強兵政策を成功させ、軍事力・経済力を飛躍的に向上させました。

    • 日清戦争、日露戦争で勝利し、アジアにおける強国としての地位を確立しました。

    • しかし、軍国主義的な傾向が強まり、最終的には太平洋戦争に突入し、敗戦を招きました。

  • 中国:

    • 清朝は富国強兵政策を進めましたが、腐敗した官僚制度や内紛などで成果は限定的でした。

    • 西洋列強の侵略に対抗できず、1911年に辛亥革命で清朝が滅亡しました。

    • その後、中華民国が成立しましたが、内戦が続き、1949年に中華人民共和国が成立しました。

富国強兵政策の評価:

  • 肯定的な評価:

    • 西洋列強の侵略から国を守り、近代化を促進した。

    • 国民の意識改革と国家意識の向上に貢献した。

  • 否定的評価:

    • 軍国主義的な傾向を助長し、戦争に繋がった。

    • 社会の格差拡大や貧困問題を招いた。

    • 民主主義や人権意識の発展を阻害した。

結論:

富国強兵政策は、当時のアジア諸国にとって、西洋列強に対抗し、自国の独立と発展を図るための重要な政策でした。しかし、その過程で軍国主義的な傾向が強まり、戦争や社会問題を引き起こすなど、負の側面も持ち合わせていました。

富国強兵政策は、歴史的な視点から、その成功と失敗を深く理解し、現代社会における国家のあり方について考えるための重要な教訓を与えてくれます。

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日本国は、戦後『団塊の世代』と呼ばれた人口オーナスを得た。

ある意味『富国強兵』時代と重なる『平和的高度経済成長』期と重なった。

しかし、結局それは『富国強兵』と同じく、『日本国を21世紀に向けて豊かにはせず、貧富の差や格差、人権侵害につながっている。

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戦争か平和かの違いはある。

ただし結局社会の中で起こっていることはもしかすると20世前半と21世紀前半に変わりはないのかもしれない。

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最も重要な事は、『生命としてホモ・サピエンスとしての『目的』『存在意義』から、政策や資本を捉えているかどうか?

現役世代が、

『安定して子孫を継承できる』

これが高齢者にとっても全世代にとっての安全保障、社会保障の基盤になること。

この失われた3-40年の間、『意識』は逸脱した何かに囚われていた。

オウム真理教よりも、統一教会よりも、もっと国家民族を侵食した何かが存在していた。


労働、資本、納税者・・・・

その前に、

今のこの地球生態系を生きている生身のホモサピエンスが子孫を残せずに社会崩壊、滅亡しようとしている。


オールドメディアも、政府行政も、もう時間が残されていないことに真剣になれないのか?


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生まれたばかりの子供も、40年もすれば生殖機能が失われていく。

『生物的に当たり前な事を無視して何が実現できるのか?』

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極論、ホモサピエンスである日本人も、あるがまま何も『グローバル金融資本主義社会』で決められた循環では無価値に見えても、呼吸をして心臓を動かして何かを感じて意識して生きている。

その事に真の価値が存在している。

ポストシンギュラリティ社会において、資本家やグローバルエリートのような労働者、他人から搾取する労働者の価値など無くなる。

『日本国は未来へ向かわず、真逆に向かっている』

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今一度、呼吸を整える。

今の、

あなたの苦しみや弱さ、絶望、無愛、孤独・・・・


それがこれからのポストシンギュラリティ時代の糧となる。


もう自己実現や個人主義は要らない。

ただ

ありのままで、どの生命にも意味や価値が存在している。


好きに生きればいい。何に縛られることもなく。


もう、とっくに『神』や『皇帝』『教祖』に支配されて生きる時代は終わった。


毒親に縛られる必要もない。

自分自身を大切に、そしてそれを支える地球と環境、人類社会の現実を大切に生きればいい。



現実の中にある、それらを少しずつの共有意識が重なりそれが社会や世界を織り成せば。

あとは量子技術やAGI、最先端科学技術を活かす天才達が未来を創造していくだろう。

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ではまた。


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宙唄(そらうた)Author Sorauta
私は地球生命、生態系、精霊、神々は一つであると捉えています。人類が千年先にも続いていく為にも地球生命体との共存共生は、今人類社会を生きる我々全ての責務です。これからも地球規模で、生態系保全や風土に紐づいた文化、生態系資源を未来へ繋ぐの活動を、皆さんと共に共有して生きます。