世界初!ブルーボトルコーヒーのコースメニューが楽しめる「The Lounge-Kyoto」
新春の京都旅では、こちらの特別なラウンジへ伺ってきました。
The Lounge - Kyoto
南禅寺からもほど近い、
ブルーボトルコーヒー京都カフェ。
そのはなれの2階で、ブルーボトルブランドとして世界初となる、なんと、ブルーボトルコーヒーのコースメニューを楽しめるという、完全予約制の特別なラウンジが存在します。
築100年超の京町家をリノベートとした、ブルーボトル京都カフェ。
予約者のみが通される特別な体験ができるラウンジは、ブランドのロゴがあしらわれた、この藍染の暖簾の先に
あります。
2階のフロアに広がるのは、たった数席のみのプライベートなラウンジ席。
こちらで、バリスタが目の前で抽出するシングルオリジンコーヒー豆※を使用した3種のスペシャリティコーヒーと、ここでしかいただけない2種のオリジナルスイーツを楽しむことができます。
※シングルオリジンコーヒーについては、こちらの記事からもご覧いただけます。
まずは、ウェルカムドリンク的な炭酸ドリンクからスタート!
シーズナルコーヒー
FIZZ(フィズ)
蜜柑を使った、爽やかなフレーバーが乾いた喉に心地よい。
ブルーボトルで、このようなスペシャルドリンクをいただけるとは・・・・・・
かなりの特別感を味わえます(笑)
続いて登場するのは、
OJIドリップ
オージという抽出器具を使った、贅沢な水出しコーヒー。オージというのは、このような器具のことで
日本のブランドです。
約3秒に1滴ずつ、10時間ほどかけてゆっくりゆっくりコーヒーをおとしていくこのウォータードリップは、まるで点滴のような抽出方法。
水に対してコーヒー豆を多く使用するため、どちらかというと濃度高め、ボディ強めな味わいになるのが特徴です。
この日のコーヒーは、深煎りのメキシコと浅煎りのエチオペアの2種類から選べたので、ダーさん(夫)とそれぞれ一杯ずつお願いしてみました。
メキシコの方は、スモーキーでダークチョコレートのような苦みが後味に残る感じ。でも、味わいは全く重くない。
一方のエチオペアは、ベリー系のフルーツの酸味を思わせる、鮮やかな味。余韻が長く続くのは、こちらの方でした。
全く対照的な2つのコーヒー、どちらも個性をしっかりと感じられて、おいしかったです。
ペアリングのスイーツは、
焼きりんごのパルフェ
キャラメリゼした紅玉りんごの下には、サクサクと香ばしいブリゼ生地のパイ、周りにはシャキシャキ食感のふじりんごのコンフォートがコーヒーとも抜群に相性が良かったです。
続いて登場するのは、
NEL
布を使って抽出する、ネルドリップコーヒーです。
ペーパーフィルターでの抽出が主流の今、ブルーボトルでもネルドリップのコーヒーがいただけるのは、世界でもこのラウンジだけなのだそう。特別感、再び(笑)
ネルドリップで淹れたコーヒーは、ペーパーでのそれと比べると、トロッとした滑らかさのある舌ざわりが特徴。
この独特のまったりした感じ、好きなんです。
トロッとした質感をより楽しめるように、80度程度の低めの温度で、ゆっくりじっくり時間をかけながら旨みを引き出すように抽出してくださいます。
そして、なんと錫(すず)の器でいただきます!
ネル抽出のまろやかさをよりダイレクトに楽しめるようにとの、バリスタさんのこだわりがうれしい。
そして、ペアリングのシーズナルPASTRYは
栗のバターサンドクッキー
マロングラッセをほんのりラム酒が香るバタークリームと合わせた、濃厚なバターサンドクッキー。
こちらも、まったりとしたネル抽出のコーヒーとピッタリマッチ!
さすがの一言です。
ご紹介したこの世界唯一の体験ができるコーヒーコースは、コロナ禍の2021年にスタート。
ご時世的にも大々的なPRなどはしていないので、まだあまりメジャーではありませんが、通常のブルーボトルコーヒーでは絶対に体験できない、コーヒーの新たな発見や驚き、またコーヒーの奥深さを知ることのできる、コーヒー好きな方にはとても魅力的なコースだと思います。
ラウンジの利用は10歳以上、お子様用のキッズドリンクメニューもありました。
また、完全予約制なので、事前予約は必須となります。ご興味のある方は、ぜひスペシャルな体験を。
ここでしか味わえない一杯が待っています。
コメ子。