『優しき管理者』
「分かって」はもらえない
「分かる努力」もされない
中途半端な存在
じゃあ
「分かってもらえると思わない」
が正解な気がして
トンチンカンな返答が来ても
「そーですねー」と
返事が出来るようになった
でも、時たまに
「分かるよ」とか「分かってる風」で
ボクを管理しようとする人がいる
あれが、すごい。
尊敬と驚きと戸惑いで
一瞬、ボクは盛大にクラッとする
そう。クラッと。
あー。ボクの中に、まだ
「同じ地球に住んでるんだから」という浅はかな考えが
あったのだなと気付かされる。
ボクにとって大嫌いな事を
その人にとっては大好きな事で
良かれと思って笑顔で
ボクの隣の席にどかっと断りもなく座る
あなたの大事は
ボクは大事にできないのだよ
吐き気がするほど嫌いなのだ。
だのに、キミは笑顔でボクの横に座りたがる。
この奇妙な時間がボクは耐えられない。
拒否するボクは、まるで悪者
だからね。ボクはそっと席を立ちますね。
「同じ」を信じているあなただから
ボクが立ち去る理由を勝手に決めて
傷つく事になりますね。
だから、一輪
何か季節の花を手向けて立ち去りますね。
どうぞお元気で。
あなたの幸せを
「同じ」な人々と共に
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