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どうしても自分を愛せない人のための、ちょっとしたコツ


こんにちは。つかふる姐さんです。
(今回は少し爽やかなお話がしたいなと思って、昼間の挨拶にしてみました)

最近仕事で、リアルなクライエントさんとお話ししていてすごく学びになったことがあるので、それを忘れないように書き留めておきたい、みなさんともシェアしたいと思っていたのです。

そのクライエントさんというのは、もう長いこと私がカウンセリングを担当しているかたです。美しい女性で、キャリアも長く、男社会の中でバリバリ負けずに戦ってこられた。ずっとタフにお仕事されてきたのですが、男性上司の地獄のようなパワハラに耐えて耐えて耐え続けて、とうとう心が折れてしまった…。というタイミングでカウンセリングにいらっしゃいました。

彼女のケースについてお話しするのが今回の主旨ではないので詳細には触れませんが、カウンセリングの過程で、「彼女が彼女自身を許し、愛してあげること」がテーマになったことがあったんです。でも彼女はとにかく自分に厳しいかたで、【自分を大事にしてあげる】ということがいまいちピンと来なかったのですね。

「いやいや、私なんて全然頑張っていない」
「もっと辛い想いをしている人はたくさんいる」
「自分の心の声を聞いてあげるというのは単なる甘え」
「自分は怠けたいだけで努力することから逃げている」

彼女はそんなふうに自分のことを責め続けていたので、疲弊してしまった心を回復させるのに時間がかかりました。長く染み付いた習慣を変えるのは非常にパワーのいることなんですよね。心はもうへとへとで、枯れてしまう寸前で、豊かな水を欲しがっているのに、どうしてもそれがあげられないという。

私たちは少しずつ、彼女の好きなこと、心地いいと思う瞬間、ワクワクすること、大好きなこと、たまらなく幸せな瞬間、欲しいもの、やってみたいこと、ほっとする場所、美味しいと思うものなんかを一緒に再発掘していきました。(それは遠い昔に彼女が持っていたけれど、重要ではないものとして、ほとんど忘れ去られていたものたちでした)

でも彼女は、やっぱりなかなかそれを自分に許すことができなかったんですね。

そんななか、まるでトンネルを抜けたようにふっと彼女の気持ちが軽く、明るくなったタイミングがあったんです。
それまでずっと黒い服ばかりで、眉間に皺を寄せて苦行に耐えるようにしていた彼女が、目にも鮮やかなライトブルーのスカートを履いて、キラキラと輝くネイルを纏って、なんだか楽しそうにセッションに現れた日があったのです。

いったいどんな変化があったのだろうと思ってお話を聞くと、

「私ね、先生、すごくいいこと思いついたんです。それを試してみたらうまくいったんです」

と、彼女は言いました。

「それは興味深いですね。どんなことを思いついて、お試しになったんですか」

私が身を乗り出しながら真剣に尋ねたら、彼女は笑いながら教えてくれました。

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