ヘルプ商店街【毎週ショートショートnote】
大学入学を機に引っ越してきたアパートの近くに、個人商店が建ち並ぶ「昔ながら」の商店街があった。
八百屋、肉屋、魚屋、本屋、喫茶店、洋食屋、ラーメンやにそば屋など。
大抵のものはここで揃う。
学校帰りにここで買い物をして、できるだけ自炊をしていた。
いつも買い物をしているとお店の人に顔も覚えられ、「学生なのに自炊してえらいね」なんて、オマケしてくれるようにもなった。
自分も実家からお菓子などが届いたときには、お店に配ったりもした。
その内、なんとなくお店の手伝いをするようになった。
八百屋さんが配達に行く間の店番をして、好きな野菜をもらったり。
風邪のお子さんの看病をする奥さんの代わりに、洋食屋さんで配膳をして、1週間食事を賄ってもらったり。
雑貨屋でポップを書いてサンプルをもらったり。
自分以外にも何人か手伝いがいた。
ベテランの手伝いがいたり、もはや誰が店主なのかわからない店もある。
ここは人々の共助で成り立っている商店街なのだ。
(410文字)
こんにちは。羽根宮です。
たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加しました。
お題は「ヘルプ商店街」です。
裏のお題は「アルプス笑点かい?」。
……難しいですねえ。
今まで表のお題しか書いていないので、裏も書こうと思ったんですが。
思いつくネタが1つしかありません。
この「ヘルプ商店街」も、他の方と似たような形になっている気がします。
何のひねりもなく、思いついたものを書いたので。
後で皆さんの作品を読みに行ってみます。
実は前回の「草食系男子に教えられたこと」も、そんなに読めていないので、そちらも一緒に読もうと思います。
読んでいただきありがとうございました。
羽根宮でした。
いいなと思ったら応援しよう!
ご覧下さいましてありがとうございます。もしサポートいただけましたら、感謝して活動費に充てたいと思います🐱