親知らず抜歯手術と不信感(前編)
こんにちは。羽根宮です。
初めて親知らずの抜歯手術を受けました。
そのときのレポートを書こうと思っていたのですが、その翌日にちょっと驚愕したことがあったので、そのことまで書こうと思います。
その日の私のつぶやきはこちら↓
今回起きたことの経緯
10年ぶりの歯医者
皆さま、歯医者さんには頻繁に通われていますでしょうか?
歯医者さんはあまり好きではないという方も多いのではないでしょうか。
私は歯医者さんのみならず、病院には極力行きたくなくて、いつも何か事が大きくなってから行く傾向があります。
自分の身体のことを考えると、これは良くないと思ってはいます。
思ってい入るのですが、病院を避けるようになった個人的な理由もありまして、なかなかそれが払拭できないでいます。
まあ、そのことはまたの機会に書くとして。
今回親知らずの抜歯手術を受けることになったのは、かなり前に治療した歯の詰め物が取れて、約10年ぶりに歯医者さんに行ったことがきっかけでした。
最後に行った歯医者さんは、現在住んでいる所からは距離があったので、近くの病院を検索し評判が良いところに行くことにしました。
行ってみた病院はGoogleでの評価が4.8という高評価。
歯科医の先生は数名いましたが、毎回同じ先生が担当するようにしていると言うことで、安心感がありました。
スタッフの方も先生もとても丁寧で物腰も柔らかく、圧を感じることはなく、院内もきれいで通いやすそうだなと思いました。
横向きの親知らず
10年ぶりに歯医者さんに行くことにしたのは、詰め物が取れたから。
そちらの処置を優先してもらい、その後10年放置していた歯の処置をしてもらうことになりました。
診てもらったら、気がついていない虫歯がいくつかあったのです。
歯を大切にしていなかった自覚もありました。
・甘いものが好き。
・喉が弱く乾燥しがちなので飴を舐めることが多い。
・読書やもの作りなどに集中すると、のめり込んでそのまま寝落ちする。
・体調や気分が優れないとき、食事後でも寝てしまう。
ごめん、私の口内環境。
虫歯の治療をしてもらうために何度か通ううちに、親知らずの話になりました。
私の親知らずは上の歯は普通に生えていますが、下の歯は生えきっていません。
特に左下の親知らずは横向きになっていて、少しだけ頭が出ている状態。
このような場合は歯ブラシがが入りにくく、虫歯や歯肉炎になりやすいそうです。
実際に私の歯も軽い虫歯になっていたようです。
そのときは治療しましたが、今後も虫歯になりそうだし、この歯があることによって隣の歯が虫歯になってしまったら勿体ない。
ということで総合病院の口腔外科での抜歯を勧められました。
他の歯はこちらの病院でも出来ますが、横向きになっている親知らずは口腔外科で手術が必要とのことでした。
その日のうちに紹介状も出され、都合の良いときに予約をして下さいと言われました。
上の親知らずは2本は、虫歯の処置後にこちらの病院で抜きましょうとのことでした。
口腔外科での診察
皆さんは、横向きの親知らずの抜歯手術を受けたことがあるでしょうか?
通っていた病院(K医院とします)の説明では次のように言われました。
……恐怖しかありません。
口内って食べ物を食べたり、飲み物を飲んだりするから、ぜったい痛いじゃないですか。
引きこもりがちなので腫れはそんなに気にしませんが、痛みはドキドキひやひやです。
総合病院は混んでいて、11月入ってすぐに電話をしましたが予約が取れたのは12月末。
その日、親知らず抜かれるのかとドキドキしていましたが。
行ってみたら、その日はレントゲンを撮って説明を受けただけでした。
それでも、さすが総合病院。
かなりの待ち時間があり、読書がかなり進みました。
説明された内容は紹介元のK医院とほとんど同じでした。
それに加えて起こりうる偶発症の説明(術後出血、神経麻痺、術後感染など)がありました。
右下の親知らず
この診察のときに、右下の親知らずの話が出ました。
レントゲンを見てみると、白く袋状に写っているものがあり、膿疱かもしれないから右下も抜いた方が良いのではとのことでした。
口腔外科の先生の方で紹介元のK医院に説明をし、右下の抜歯をしても良いか問い合わせメールをしておく、手術の日までには回答が来ているだろうと言われました。
ちなみにこの病院は混んでいて、一番早い手術可能日が1ヶ月半近く先、2月に入ってからでした。
なんか、それまでに虫歯になりそうだなとか、右下の親知らず大丈夫なのかなあと思いつつ、2月上旬であれば旅行や外出などの予定も無い。
抜歯後に引きこもるには丁度良いかもしれない、なんて思っていました。
先生からの説明の後は病室を出たところで、看護師さんからの説明です。
外来手術を受ける人に渡す、スケジュールが記された用紙を渡され、特に注意が必要な部分など丁寧に説明してくれました。
その中で、手術後に紹介元のK医院にしてもらうことの説明もありました。
手術後の予定
手術後、K医院にしてもらうことは2つありました。
総合病院は常に混んでいるので、手術後のことは紹介元に診てもらうということになっているようです。
初めてのことで怖いので、問題なくスムーズに行くように、紹介元のK医院に電話をし口腔外科で説明された話をして、無事に2日分の予約をとりました。
羽根宮の中では準備万端でした。
抜歯手術当日
いよいよ施術当日です。
看護師さんに渡されたスケジュール表に書かれていたように、前日のお酒は控え、早めに寝るように心がけました。
手術後は食べるのがツラいため、手術前の食事はちゃんと取ってくるように言われていたので、しっかり食事もして歯を磨いて臨みました。
さて、本当であればこの手術の様子を書こうと思っていたのです。
なにしろ初めての経験だったので。
ですが、その後に起きたことが個人的にショックすぎたので、今回はそこまでの流れを書いて、抜歯手術のことはそれだけで1つにまとめることにしました。
(後ほどこちらの下に記事のリンクを埋め込む予定です。)
抜歯手術は初診のときの先生とは別の方が担当でした。
名前を名乗られた後、「終わった後もダメージありますよ~。さんざん脅されていると思いますけど~」と仰って、何やら楽しそうでした。
看護師さんは前回説明をしてくれた方でした。
先生はカルテをチェックしているのか、PCを診ながら何かカチャカチャ打っていました。
看護師さんは先生の態勢が整うのを待っている状態で、私も座っているだけだったので、K医院に問い合わせていただいていた右下の親知らずはどうなったのかを聞いてみました。
看護師さんは言われて初めて思い出した様な顔。
カチャカチャやっていた先生は、その言葉でカルテを見て「あ~、書面での回答お願いしているのか~」とのこと。
その後、少しPCのカルテを見ていましたが「回答は来てないねえ」と看護師さんに確認。
看護師さんも「そうですね」との返答でした。
何か悠長だなと思いましたが。
命に関わりそうなものでもないし、総合病院はいちいち確認しないのかもしれません。
看護師さんは困ったなという表情をしていましたが、私は翌日に手術部位の状態確認でK医院に行くことになっていたので、そのときに聞いてみますと言いました。
看護師さんには恐縮されて、口腔外科で右下も抜く場合の予約方法の説明がありました。
先生は「返事が来ないことはよくあるんですよ~」とのこと。
総合病院の方では、紹介状に書かれた以外のことをして勝手にやったと言われても困るので、必ず書面での回答をお願いしているそうなのですが、開業医の先生は書面を提出するという機会が少なく、そういう感覚がない人が結構いらっしゃるのだとか。
このとき私は、K医院の方にモヤモヤとした気持を抱きました。
虫歯の処置で通ってはいましたが、たまにちょっと疑問に思うことがあったのです。
とても穏やかで物腰も柔らかい、そこそこイケメンの男性の先生なのですが、何度か同じ事を聞かれたり、言っていることが変わったり、覚えていなかったりすることがあったのです。
患者さんも多いと思うので、覚えていないのは仕方ないと思いますが、そのためにカルテがあるのではないかと。
親知らずの件にしても、左下は口腔外科さんの紹介状を渡されましたが、上の2本は虫歯の処置後にK医院で抜けますと言われていて、口腔外科とK医院とどちらが先になるかな?と思っていたのです。
いざ、虫歯の治療が終わってみたら「これですべて終わりですね。今度はしばらくしてから定期検診になります」と言われ、親知らずには触れられませんでした。
疑問に思って聞いてみたら、口腔外科の紹介状を出したことは覚えていましたが、他の親知らずを抜いた方がいいと言ったことは覚えていなかった様子。
しばらく様子見でいいと言われました。
別に抜きたかったわけではないのです!
そうじゃないのです!
抜いた方がいいと言われたり、それを覚えていなかったり、聞いたら様子見でいいと言われたり、ちょっと不安だなって思ったんです。
だから回答がなかったと言われたときに、そうだろうなって思っちゃったんです。
やさしそうな口調で穏やかでそこそこイケメンな先生だけど、そこは最重要じゃない。
完璧を求めるわけではないけれど、不安になるような医者だと困るのです。
そんなモヤモヤを抱いて受けた手術は30分かからずに終わりました。
抜歯手術翌日
さて抜歯手術の翌日です。
この日は忘れずに右下の親知らずの回答を聞かねばなりません。
私、文章は書けるんですけど、意見とか気持とかを口に出すのは苦手です。
いえ、文章で書いているときだって、感情が溢れて泣きたくなったりもしますね。
いわゆる繊細さんなのです。
モヤモヤしつつも、相手が怒ったり嫌な気分にならないようにしたい。
でも回答をしていないことについては、悪かったと思ってほしい。
そんなことを思っていました。
その日の予約は午後診療の最初の時間。
私が行った時間はまだ休み時間だったようで、待合室は誰もいませんでした。
診察券を入れて待っていたら、時間になって受付のスタッフさんや歯科助手さん達が出てきました。
口腔外科から「必ず紹介元に渡して下さい」と言われていた封書があったので、出てきた受付の方に渡しました。
それを受付の人が開封して、クリップボードに挟んで持っていく姿が見えました。
そのすぐ後に担当の先生から名前を呼ばれ、診察室に入りました。
普段だと歯科助手の方に呼ばれて、診察室で先生を待っている間に検温をされたり、状況を聞かれたりします。
今回は異常確認だけだからなのか、休憩時間明けすぐだからなのかわかりませんが、エプロンを着けるところから全て先生がお一人でなさいました。
「検温しますね……35度7分ですね」
「では、こちらでうがいをお願いします」
「はい、じゃあ羽根宮さん、診ていきますね」
口調も柔らかくて、そういう所は良い先生だと思っているのです。
でも今回は診てもらう前に聞きました。
「口腔外科さんから、右下の親知らずも抜いた方がいいのではないかと問い合わせがあったはずなのですが。昨日抜歯するときに回答が来ていないとのことだったので……問い合わせ来てました?」
「あ、来てました。あれ、返事しないといけなかったんですね。すみません。こっちでやります、みたいな内容だったので、返事がいるんだと思っていませんでした。すぐに電話しておきます。すみませんでした」
口調はとても丁寧です。表情は変わりません。
そういえばこの先生、ポーカーフェイスというか、あまり表情に変化がないなと気がつきました。
口腔外科は書面での回答をお願いしていたみたいだけどなと思いつつ、口にはしませんでした。
今思えば、言えば良かった。
相手を不快にさせてしまったら、自分が嫌な目に遭うのではないか、嫌われてしまうのではないか、という思いが無意識にあって、昔から口に出せません。
これは鍛えていきたい私の課題です。
とりあえず、口腔外科で右下も抜いていいということを確認し、前日の手術部位の確認になりました。
そこで事件が起こりました。
前日に縫合されたばかりの糸を抜かれてしまったのです。
前半まとめ
ここまで読んで下さって、ありがとうございました。
あと少しなのですが、かなり長くなったので前後編に分けることにしました。
ほとんど書いたので、後編は短くなる予定です。多分。
感情的になって書きたいことがたくさんになり、長くなってしまいましたが、ここまで読んで下さっていたら本当にありがとうございます。
もし気になって下さったら、後半も読んでいただけたら嬉しいです。
近々、投稿します。
羽根宮でした。
追記
後半はこちらです。