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新人さんへ💐Everyone has a chance

 4月1日、今日は初入社の方も多いとおもいます。きっと、不安と期待でドキドキしていることでしょう。

 わたしもそうでした。
20年以上前、大卒22歳で陶磁器販売会社に初入社した時、

「どんな人がいるんだろう…」
「早く職員の顔と名前、仕事を覚えなくちゃ」
「3年間は勤務しなきゃ」
「いろんな陶磁器を知りたい」
など、いろいろ想像し自分のなかでアタフタしてました。

 新入社員は5人中、商業高校卒が4人、大卒はわたしだけ。商業高校卒の人たちは高校で鍛えられていて、電卓・レジ打ち・包装・接客態度、入社時から全てわたしより優れていました。

私といえば…
◯贈答用の包装紙を何枚も無駄にする。
◯レジ打ち・電卓計算、暗算が遅い。
◯履歴書に、小学生の頃、書道二段取得と書いたためか、
「木箱に文字書きして」
「玄関にお客様案内のプレートを書いて」
と言われて、四苦八苦して書いてみたものの…。楷書体(よくある明朝体のような文字)しか書けず。どうやら、求められていたのは行書体…(いわゆるサラサラ〜とした筆文字) (旅館の玄関先にある、アレ)
上司からの期待に応えられず。

『期待はずれ』って思われてるんじゃないか?わたしは何をやってもだめなんだ…
と、被害妄想に陥ってました…😰

◯「陶磁器を学びたい」と思って入社し、(詳しくは「自己紹介」記事を参照まで



1年目の仕事内容は、
お客様が絵付けした物に「釉薬」(ゆうやく)をかけ、高台(茶碗を伏せたときに見える丸い台のような部分)に付着した釉薬を、水で濡らしたスポンジで拭き取る作業。地道な作業ですが、拭き取りが甘いと高台に釉薬が残りがち。
高台に釉薬が残っているとどうなるか…?

茶碗を伏せた時に一番上になる場所が『高台』


ここで、窯入れの説明を簡単にしますね。

 深さ1メートルくらいの洗濯機のような形の電気窯の中に、釉薬をかけたものを入れていく作業を「窯入れ」といいます。
①平らな石製の板の1段目に器を並べる。

②四隅にブロックを積み、高さを揃える

③二段目の石版を置き、その上に器を並べる

繰り返す

したがって、「高台」に釉薬が残っているとどうなるか…

 電気釜のなかで、1500℃の高温で釉薬が溶けて、つるつるのうつくしい陶磁器ができるのですが…
高台に釉薬が付着してると、釉薬が溶け、高台が下の石版にくっついてしまう惨事になります😢

 釉薬でくっついてしまった石版と陶磁器を剥がす際、お客様の大事な記念の品の高台がボロボロになってしまった…。デコボコになった高台を回転式の石研磨台で削ることに。お客様の作品が、わたしのせいで不格好な高台になってしまった。

石版も使えなくなり、新しいものを購入。

お客様と職場の人にも迷惑をかけてしまった。

新入社員のころは、そんなことばかりで、毎日失敗して、毎日家で泣いていた。

そんな思い出は今でも忘れない。

ただ、今になって思うのは、

行動してるから失敗するんだ

何もしなければ失敗もしないんだ

失敗から学べばいいんだ

と、捉えれば、被害妄想に陥らない。


◯自分に対して

『失敗してもいい』
『失敗して覚えて、同じ失敗を繰り返さないようにしよう』
『教わったことはメモして、振り返り定着できるようにする』
『明るくあいさつする』
『ありがとうございます』
『申し訳ありません』
『自分なりのベストを提供する』



◯職場の人に対して

『職場の人に優しさを期待しすぎない』


『会社へは、友だちを作りに来たのではなく、仕事をしに来ている』
→上司は友だちではなく、仕事を指示・教えてくれる人。と、割り切る。
上司も同僚も、仕事上の人間関係、と捉える。

だから、上司から叱責を受けても、
『上司は仕事だから、役割として叱責している。わたしを人格否定しているわけではない』

つまり、『嫌われてる』と、被害妄想にかられなくてもだいじょうぶ、といことです。新人はみんな、同じような道を歩み、成長していくのです。

ときには、同期と愚痴を言い合ったり、信頼できそうな先輩に話を聞いてもらったりすることも視点の切り替えに役立つかもしれません。

大事なのは、

心を閉じないこと。

失敗しても、

『ごめんなさい』

と、まずは、ミスを認める。その後に、ミスを挽回する方法を探し、実行する。相談・連絡・報告も、たいせつですね。

◯コミュニケーションをとる
『おはようございます』に、何か一言を付け加える

『おはようございます。
いいお天気ですね・寒いですね・その服いい色ですね』など。
簡単に会話が続きやすいです。

最初から『完璧をめざさない』

失敗して『あたりまえ』

『七転び八起き』

『笑い声』

『笑えなくても口角を上げる』と表情や声も明るくなります。


オンオフの切り替えをして、ゆるゆるモードもたいせつですね。

◯最後に

 亡き母は、就職したてで毎日ビービー泣きながら話をするわたしに対して、

『だいじょうぶ。失敗しても命がなくなったわけじゃないやろ?』

たしかに!😯

 医療など、失敗が即『命』に直結する仕事もあるよな…そう考えると、わたしの失敗なんて、たいしたことじゃない。もっとたいへんな仕事をしている人に申し訳ないな…。わたしにはそういうシビアな職業は向かないな…うだうだ言ってごめんなさい🙇

と、目が覚めた思いがしました。


 かくいう現在は、職業、保育士なので、生まれたての 繊細で たいせつな『命』をお預かりしている。
 
 たいせつな『命』を、お預かりした健やかな状態のまま、保護者にお返しする。
 それが自分にとっての最低基準。

新年度、新しい『命』をお預かりする時期。気持ちを新たにしよう。 

今日も 『命』が生き生きしてるかな?

『命』に楽しんでもらっているかな?

『命』のために自分に何かできるかな?

太陽ように

水のように

風のように

Be Water. 🚰Be Sun.☀ Be wind.🍃my friend🙋


🌱新人さんに 幸ありますように🌱





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