りょう@ワークライフコンサルタント

本業は製造業(オートメーションが生業)。2021年にキャリアコンサルタントの資格を取得…

りょう@ワークライフコンサルタント

本業は製造業(オートメーションが生業)。2021年にキャリアコンサルタントの資格を取得。自分自身のキャリアを活かし、自分を含む多くの人のキャリア自律に貢献したい思いで、学びの共有や知見の発信を続けていきます。 写真は山本屋本店の味噌煮込みうどん。思い出深い人生の味。

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自分の人生を生きる=人生を経営する

noteで書いていく大きなテーマ noteに書くいろいろな話は、「自分の人生を生きる」という大きなテーマに沿っています。 自分の人生を生きる自分の人生を生きるということは、人生を経営することと同じ 誰でも自分が思う人生を送りたいと思うはずです。そのとおりにするためには、「思い通りに人生になってほしい」という願望ではなく、自ら意思を持って人生の過ごし方を決定し、行動していかなければなりません。 この意思決定・行動すべてのことを、自らの主体性を込めて「人生を経営する」とします

    • ”自分らしさ” と ”人それぞれ”

       多様性とか、D&Iとか、少しひねってみてDE&Iとか、そういった言葉は巷に溢れかえっています。あまりにも多くの「多様性」に嫌気が指す人もいるでしょうし、そう思う人が口にするオトナなコメントが「人それぞれ」。 そんな人が多くいる社会を批判したのが、上記の本です。私のメモを少し共有します。 元来、「個を尊重する社会」というのは、一人ひとりが、独立した意見を持ち、それを率直にぶつけられる社会という意味合い しかし実態では、目の前の他者に対して意見や批判をすることを憚り、それ

      • 「観察力」を考える~その2~

        日頃感じている不満や疑問から「観察力」について考えてみたくなりました。 ということで、自分で考えるためにアウトプットしてみたnoteです。考える中で、内容が変わってくる可能性は大いにあります。 その1はこちら自分の観察、メタ認知メタ認知という言葉があります。 もともとは心理学の世界の言葉ですが、ビジネス書などで使われるようになりすでに一般用語としての認識を得ているかと思います。 詳しい説明はしませんが、認知を認知するのがメタ認知です。早口言葉みたいですね。 要するに、自分

        • 「観察力」を考える~その1~

          日頃感じている不満や疑問から「観察力」について考えてみたくなりました。 ということで、自分で考えるためにアウトプットしてみたnoteです。考える中で、内容が変わってくる可能性は大いにあります。 観察力:言語化されていない理(ことわり)に気づく力観察力とは、物事の本質やまだ言葉にされていない「理(ことわり)」に気づく力のことを指します。 私たちは日々、無数の情報を目にし、耳にしますが、そのすべてが言語化され、理解されているわけではありません。むしろ、言葉にできない微妙な変化

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        自分の人生を生きる=人生を経営する

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        • キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング
          10本
        • 読書メモ
          10本

        記事

          人生経営における"責任"とは

          以前に書いた「責任を取るってなに?」リマインドとしてリンクを載せておきます。 人生経営における責任について書きますよ、と宣言していたので今回書きたいと思います。 責任の定義辞書の意味は上のとおりです。2と3は責を負う、負わされるといった受け身的な内容です。 社会的・組織的な立場に対する責任としては、この受け身的な表現がされる「責任」の方が主たるものになりがちです。 一方で、自分の人生において、その状態や結果に対して誰かから責めを負うようなことはあるでしょうか? 法に触れる

          嫌いなことが似ている人と仲良くなろう

          今回の記事の結論は「嫌いなこと、イヤなことが似ている人と仲良くなろう」ということです。 人はそれぞれ価値観が違っています。好きなこと、嫌いなことそれぞれあります。他人の好きなことについては「へぇそうなんだ」と受け入れることはできますが、嫌いなことについてはなかなか受け入れることは難しいのではないでしょうか。 100年の恋も冷めるということわざがあります。食事のマナー、金銭感覚でのちがいがポピュラーです。食べ方が汚かったり、ものすごくケチだったりというのが定番ネタです。 こ

          嫌いなことが似ている人と仲良くなろう

          免許・資格を考えてみる。ついでにキャリアコンサルタントのことも。

          今回は、資格や免許について考えてみたいと思います。 きっかけにしたのは、京都での白タクの問題を取り上げた記事が目についたことと、ある方がXで「資格ってなんだろう?」と呟いていたことです。 白タクは、事業者としての免許を取得せず違法に営業するタクシーのことをいいます。免許を取得した事業者の車両がつけるナンバープレートは緑色で、そうではない一般の車両は白色です。そのことから「白タク」という呼び方になっています。(意外と知らない人もいるので、豆知識としてお読みください) では

          免許・資格を考えてみる。ついでにキャリアコンサルタントのことも。

          自分で自分をなんと呼びますか?

          キャリアコンサルタントになってから、言葉をすごく気にするようになりました。話す人のクセや考え、価値観が言葉にはよく表れてきます。それを丁寧に聴くためにも、キャリアコンサルタントは語彙が豊富であることが望ましいと思っています。 語彙力、という言葉がありますが語彙の豊富さと適切な語彙の選択ができることをそう呼ぶのだと思っています。 言葉について、まだまだ勉強することはたくさんありますが、自分の整理のためにもアウトプットしていきたいと思います。 自分と人の呼び方こちらの本では、

          自分で自分をなんと呼びますか?

          責任を取るってなに?

          たくさんある「責任」世の中に「責任」という言葉があふれています 責務を負っている人が自分自身について言及するケースと、他人が言及するケースがあります。また、責任の枕詞もいろいろとあります。 自己責任、結果責任、管理責任、経営責任、説明責任、法的責任、道義的責任・・・ ニュースの実例でも挙げた兵庫県斎藤知事は「道義的責任がなにか分からない」と発言しています。これが”責任逃れ”のための発言なのか、本当に意味がわからないのかは他人には知るところではありません。 なんにせよ、責任

          "◯◯ハラ"は対話のチャンス

          増え続ける◯◯ハラ2024年5月、自民党がカスタマーハラスメント(カスハラ)を防止する法整備をする提案を行いました。少し前にはカスハラなんて言葉は聞いたことがありませんでしたが、今となってはその防止の法整備が議論されるようになりました。 セクハラ、パワハラ、マタハラなど職場環境で使われるハラスメントの種類の増加は止まらず、もはやいくつのハラスメントがあるのか分からない状態です。 中には、ロジハラ(ロジカルハラスメント)やWIllハラ(Will; 意思)といった属性や社会的立

          「キャリア」を取り巻くよくわからない言葉たち

          多くの言葉が生まれるメカニズム 「キャリア」にまつわる言葉はたくさんあります。加えて、明確に何を言っているのかが分からない言葉が比較的多くあります。 キャリアと言う言葉そのものがカタカナ言葉ですし、考え方そのものもアメリカ系由来のものが多いので、その傾向は変わりません。  日本でもキャリアや人材育成に関する課題が大きくなってきています。これは、キャリアや人材育成が「商売のネタとして大きくなっている」ことを意味します。この事そのものは悪いことではなく、むしろ良いものだと思いま

          「キャリア」を取り巻くよくわからない言葉たち

          「人生が豊か」をどう考えているか?

          このnoteは、自分の人生を経営することがテーマです。 人生を修飾する言葉がいくつかありますが、今回は「豊か」を取り上げます。つまり、人生が豊かである、とはどういうことなのかを書いてみたいと思います。 月並みな設定ですが、お金がたくさんあることは「豊か」でしょうか?私はそうだとは考えていません。 僕は食べることが好きなので、仮にお金が有り余るほどあったら、毎日のように美味しいものを食べに行くだろうなと思います。それはそれで、すごく憧れますし幸せな気分になれそうです。でも、

          「人生が豊か」をどう考えているか?

          自分は何によって憶えられているか? ~キャリアの転機は、一所懸命さが連れて来る~

          ピーター・ドラッカーの人生訓 経営学者のピーター・ドラッカーの人生訓の一つに、「自分は何によって憶えられたいか?」というのものがあります。いろんな書籍で出てきますのでオリジナルの出所は不確かですが、私は「プロフェッショナルの条件」という本で読みました。  ドラッカーはこの言葉を13歳のときに宗教の先生から問われたそうです。先生は「今は答えられなくてもいい。ただ、50歳のときにもそうなのであれば、人生を無駄にしたことになる」と付け加えたそうです。  自分のキャリアを考える時

          自分は何によって憶えられているか? ~キャリアの転機は、一所懸命さが連れて来る~

          【つぶやき】人間関係を良くしたことを直接的に評価することができないか?

          VUCA時代のリーダーシップ 私たちは、予測困難な未来が常態化している「VUCA」の時代に生きています。この環境下で、かつては一人の優れたリーダーが組織を牽引し、成功に導くことができました。しかし、今日ではそのような単独リーダーシップによる企業成長はますます困難になっています。 こういったことを背景に、企業の成長を持続させるためには、役職や階層に関係なく、全員がリーダーシップを発揮することが求められています。 経営者は、多様な視点を持つ個々の従業員がリーダーシップを発揮し

          【つぶやき】人間関係を良くしたことを直接的に評価することができないか?

          ライン管理職がキャリアコンサルタント資格を持つメリット

          私は、管理職はキャリアコンサルタントの資格を取ったほうがいいと強く思っています。 このnoteでは、いわゆるライン管理職(部下を持ち、組織の責任者である管理職)を対象に、キャリアコンサルタントの資格をとることのメリットをお伝えします。 1. 1on1の質が高まる 管理職がキャリアコンサルタントの資格を持つことで、1on1ミーティングの質が大幅に向上します。1on1は、上司と部下が定期的に行う対話の場であり、ここでのコミュニケーションが部下の仕事の悩みを解決し、成長を支援す

          ライン管理職がキャリアコンサルタント資格を持つメリット

          ”キャリア”ってどこのことを言っているのか?

          キャリアとは人生のこと1. "キャリア"という言葉はよく使われますが、解釈は人それぞれで違う 「キャリア」という言葉は日常的に使われますが、その解釈は人によってさまざまです。カタカナ言葉ですし、文脈によっていろんな意味で使われます。一般的には、キャリアというと仕事の経歴や職業上の成績を指すことが多いですが、それだけにとどまりません。 キャリアという言葉の語源をたどると、ラテン語の「carraria」に行き着きます。これは「轍(わだち)」を意味し、通ってきた道筋や、人生の足

          ”キャリア”ってどこのことを言っているのか?