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人生において大切にしていることは無意識の中に隠れているかも

心をラクにするワークライフハック

このnoteでは、「仕事でも私生活でも心をラクにする(ワークライフハック)」をテーマに文章を書いています。

「心をラクに」というのは、「快く安らかに過ごしている状態」という意味で使っている言葉であり、「サボる」という意味ではありません(快く安らかに過ごすために、時にはサボる時も大切ですけどね)。

今回の内容

「あなたの大切にしていることは?」

この問いを立てた時に、考えても何も出てこない人がいます。

それはそれで仕方のないことです。

だって、教育を受ける中で、問われる機会がほとんどないんだから。

だからこそ、これを機に考えてみてください。

「自分は何を大切にして生きているんだろう?」と。

この答えのヒントは、自身の過去にあります。

全ての意思決定の背景には、何かしらの判断基準があります。

どんな小さな意思決定にも、必ず判断基準があります。

価値観とか、信念とか、価値基準とか、いろんな言い方ができますけど、日常的に「こっちの方が良い」と思っている方を選びながら生きています。

以下の本の以下の引用部分を読んで、すごく共感しました。

【人生を首尾一貫して生きるための力は、無意識から生まれる】
あなたの人生を振り返ってみてほしい。何が思い出されるだろうか?私はあまり多くは思い出せない。たとえば、20年以上前に亡くなった父の記憶はあるけれど、断片的で乏しい。脳卒中で倒れ、はじめて杖に頼る父と一緒に歩いた記憶。あるいは、久々に実家に帰ったときの、父の輝いた目と優しい笑顔の記憶。もっと以前の記憶はさらに少ない。若い頃の父が新車のシボレーに喜んだことや、父のたばこを投げ捨てた私に散怒したことは覚えている。さらにさかのぼって幼い頃のことを思い出そうとすると、記憶はますます少なくなり、情景もぼやけてくる。ときどき父に抱きしめられた記憶や、母に抱かれて髪を撫でられながら歌を歌ってもらった記憶。
常日頃から子供をたくさん抱きしめてキスをしても、そうした場面のほとんどが子供の心に残らないことは、私にもわかっている。子供は忘れてしまうものだが、それにはれっきとした理由がある。シェレシェヴスキーのような、物事を忘れることのできない人生を、子供に送ってほしくはない。しかし、私に抱きしめられてキスされた記憶は、跡形もなく消えてしまうわけではない。優しい気持ちや感情的な絆として、少なくとも一体となって残るのだ。
私の持っている両親の記憶が、意識的な心によって思い出される具体的なエピソードだけでは収まりきらないことを、私は自覚しているし、それと同じことが自分の子供にも当てはまるだろうと願っている。おのおのの瞬間は、永遠に忘れ去られるか、または曇って歪んだレンズを通して見ることになるかもしれないが、それでも、そのなかの何かしらは自分とともに残り、無意識のなかに染み込む。
そしてそれによって、心から愛していた人のことを考えたり、あるいは、会ったことがあるだけの他人のこと、住んだことや訪れたことのある珍しい場所やふつうの場所のこと、自分の将来を決定づけた出来事のことを考えたりしたときに、さまざまな豊かな感情があふれてくる。わたしたちの脳は、不完全ながらもどうにかして、自分の人生経験を首尾一貫した描像として伝えてくれるのだ。

引用:しらずしらず――あなたの9割を支配する「無意識」を科学する

日常的に下している判断や決断は、意識的にやってることもあれば、無意識の中で知らず知らずにやってることもあります(無意識下で下している判断や決断の方が圧倒的に多いはず)。

「自分は何を大切にして生きているんだろう?」という問いに対して、自分なりに答えを持ちながら生きることができたら、もっと心をラクにして生きられる人が多いはず。

「自分が大切にしていることって・・・」と悩むから、何かにすがりたい、寄りかかっていたい、依存していたいと思ってしまうわけです(そんな人が本当に多い)。

でも、これまで生きていた道を振り返ると、どんなことを経験して、どんなことを学んで、「これは良い、これは良くない」という判断をしてきたのかが明確になっていくはず。

悩んだ時、向き合うべきなのは『他の誰かや何か』ではなくて『自分自身』です。

これまで経験してきたことで、既に忘れていることは非常に多いです。

だから、過去を振り返るってことをしてみてください。

どんな小さな出来事でも記憶でもいいんです・・・それを経験して今があるので、自分にとって何かしらの影響があるはずです。

無意識にやってることを意識化するというのも、自分を理解する有効な手段です。

「言われてみれば、なんでこれをやってるんだろう」ということは、意外とたくさんあるはず。

無意識にやってるということは、「これは自分にとって大切だ」と思っているからでしょうし、意識化した時に「これは自分にとって大切じゃない」と思えば、やめればいいんです。

無意識にやってることの背景に、自分が大切にしている価値観や信念が隠れているかもしれません。

自分の無意識を意識化することを通して、自分のことを理解していってください。

心をラクにするキッカケ

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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