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めんどくさいこと、あえてやるから、面白い。(おいしいは、うれしい。めんどくさいから楽しい。)

はじまりはいつも本屋

何だか、頭と心がもやもやするとき、皆さんはどうしていますか?

美味しいものを食べたり、友達に電話してみたり、音楽を聴いてみたり、演奏してみたり。皆さんそれぞれの方法をお持ちだと思います。

私の場合は、運動と音楽、そして本屋さんに行くと、結構頭と心が整理されます。また頑張ろう、なんてすぐに思う、単純な性格を持っています。

前置きは長くなりましたが、今日はもやもや日だったので、少し運動して、本屋さんにいきました。

雑誌のコーナーをみると、所さんがいました。

立ち読みすると、所さんの含蓄深い言葉の数々・・・。
じっくり読みたいなあと思い、レジへいって、購入しました。

喫茶店で腰をかけて、読み始めると、あちらこちらから目から鱗の言葉たち。特に印象的だったのは、以下の言葉でした。

面倒くさい事はせずに、ただただ有りものをこなして行くというのは存在感が無い、誰でも出来る事で、それだとご飯食べて何かして寝て、の繰り返しになってしまうのです。

所ジョージの世田谷ベース50

「めんどくさい」を始めよう

この文章を読んだ後に、意識が変わりました。

餃子の王将の餃子が好きなので、テイクアウトしようと思っていました。
でも、所さんの言葉を読んで、今日は中止。

これは、自分で餃子を作ろう。
めんどくさいことをしてみよう、と心に決めました。

実際に手で餃子を包みながら、中国で生まれた餃子という料理の歴史を考えたりしました。

この餃子のしわしわの部分を作るために、今まで何億人、いや何十億、いやいや、何百億人の人たちが餃子を作ってきたのか。

長い長い時間愛されてきている料理は、その時代に生まれてきた人たちの暮らしを彩ってきたのだと思ったのです。

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めんどくさいことが、ありがたいこと。

料理を終えて、今日は家族と一緒に焼き餃子を食べました。

珍しいね、なんていいながら。
美味しい、美味しいと言いながら食べてもらいました。

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自分で作ったから、美味しいという、単純な一言が、随分と胸にジーンときました。

誰かの借り物では無い、自分でやったことで、人が喜んでくれたとしたら、それ以上嬉しいことはありません。

そんな嬉しい言葉を聞いて、いろいろと考えました。

家族が小さいことから、時間をかけて、めんどくさいことをたくさんして、食卓に出てきた料理。

料理だけではなくて、自分がここまで生きてきたのは、本当にたくさんの「めんどくさいこと」を、自分の家族がやってくれたから。

いや、自分の家族だけに限らず、友人や先生など、多くの人に、「めんどくさいこと」をやってもらってきました。

「めんどくさいから」と言って、何もやってくれなかったら、今の自分はいなかったでしょう。

別に今日が初めてでは無いけれど、今晩の食事を通じて、改めて思ったのです。

だから、自分もこれからは、「めんどくさいこと」をたくさんやって、日々を楽しんで生きてゆきたいと思います。

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