言ってる事とやってる事が、こんなにも違うんだね。
ゆずの曲に「ふくろ」という曲がある。
歌い出しはこんな歌詞で始まる。
言ってる事とやってる事が
こんなにも違うんだね
だからと言って心配なんてしない
間違っても口になんて出せない
「言ってる事」と「やってる事」が違う時、どちらが大切なのだろうか?
具体的な例をみて、考えてみたい。
「あなたのことを愛している」と毎日言っている人が、「相手に暴力を振るっている」としたら、「言ってる事」と「やってる事」のどちらが大切だろうか?
もちろん、やっている事が、ひどいので、「いってること」が大切になるなんてことはない。
「明日までに必ずやります」と言っている人が、「何もやらなかった」としたら、どうだろう?
実際は何も起きていないので、「明日までに必ずやります」は何の意味のない言葉となり、「何もやらなかった」という事実は何も変わらない。
「なにか大きなことをしたいのだ」といつも言っている人が、「毎日電車の中でスマホの芸能記事」を読んでいるとしたら、「何か大きなことをしたいのだ」という言葉には、意味があるのだろうか?
とどのつまり、「いってること」は、「やっていること」がともわなければ、なんでもない。
何の意味もなさない。
日頃仕事をしながら、相手の人が信頼に値するか、いつもわたしは「やっていること」を何よりも大切にする。何もせずにただじぶんだけで考えて何もしない、世の中はそんな「エゴイスティックな想像力」だけでは、動かすことは出来ない。
「いっていること」は、いくらでも作れる。
「やったこと」は嘘をつく事ができない。
だから、話しばかりしている人は、あやしい。
話すことはやったことがあるから、説得力があるもので、有名人の言葉を引用してただ話していても、その言葉は空っぽだ。
だからこそ、毎日生きる中で、「いってること」ばかりの人間になるのではなく、「やってること」がたくさんある人間でありたい。そう強く願うのである。