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アメリカからやってきた、500gの牛バラ肉。
今日は焼肉にしよう。そう決めて、スーパーに向かった。
どのお肉にしようかなと考えていたら、半額シールがついた「米国産牛バラ肉500グラム」を見つけた。悪くなさそうだ。
ほどよく脂身がある美味しそうなお肉だったので、買うことにした。
手に取った時に思ったこと
「米国産牛バラ肉500g」を、「500gだ」と思い手に取って、驚いた。
それはなぜか?頭の中には風呂上がりに体重計に乗った自分の姿があった。
体重計に乗る時、0.5kgの増減は、たかが、0.5kgと思っていた。
けれども、牛肉を片手に「500g」が、手に取った実感として、とても重く感じられた。そしてそのパッケージを見て、この量の脂肪がお腹についたらとしたら、結構な量のお肉がお腹についていると思った。
数字にすると、まあいいかとなっていた体重の増減が、今までに以上に深刻になように思えたのだ。(それでもこのお肉は食べるのだけれども)
普段の生活で、たくさんの数字を使っているけれど、自分でその数字を使ったりすることが少ないので、実感と頭の中の理解が離れていることがあるのだと思った。
食べる前に思ったこと
そんなことを思った「米国産牛バラ肉500g」と無事に家にたどり着いた。
腹ペコだったので、一昨年に買った、家庭用焼肉グリルで、早速お肉を焼いてみる。
焼肉の美味しい香りが部屋の中に充満し、ちょっと贅沢して買ったジャンの焼肉だれをつけて食べた。とても美味しかった。岩谷の焼肉グリルは余計な脂(アブラ)を落としてくれるので、食べやすい。
食べながら思った。(買った時に続いて)
米国産って書いてあるけれど、アメリカのどこだろう?
なぜかというと、ご存知の通り、アメリカは広い。広大な土地だ。
西と東で時間が違うくらいだから、その大きさは半端なものではない。
だからこそ、不思議に思ったのだ。
アメリカのどこから、このお肉は来たのだろうか・・・。
そしてそして、オーストラリア産にしても、カナダ産にしても、ブラジル産にしても、一体あの大きな国々のどこで、どのように加工されてきたのか。
正直自分は全く知らないことに驚いた。
国産では、産地を見たりするのに、外国産となると疑問に思っていなかった。気づいてしまうと、かなり不思議なものだと思った。
現代は、グローバリゼーションで、世界中のものが、昔よりずっと手に入れやすくなった。もちろん、いいこともたくさんある。
けれども、目の前に生産者がいないということは、普段自分たちが食べているものが、どのように育てられ、加工されたのか、認識せずに日々の食事をしていることになる。
「米国産牛バラ肉」は、買うときと、食べる時に、気づきを与えてくれた。
お腹いっぱいになったら、あんまり重要なことでも無いような気もした。
とにもかくも、ふとしたことから、いろいろな考えが浮かんだ、月曜夜の焼肉ディナーでございました。