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『あっという間に人は死ぬから』をよんで。

前から気になっていた、『あっという間に人は死ぬから』をオーディオブックで聴いた。

オーディオブックの良いところは、歩きながら、運転しながら、何かをやりながら聞くことができることだ。

本を読むのも好きだけれど、ラジオが好きな人間なので耳から入ってくる、オーディオブックはなぜか心地よい。

『あっという間に人を死ぬから』で、特に印象的だったエピソード。それは、子供時代に、限られた20分の休み時間にオリジナルな遊びで楽しんでいたというはなし。

この話を読んで、小学校生の頃、休み時間の数十分が待ち遠しくて、楽しみでしかたなかったことを思い出した。その時間に何ができるんだろう、友達と約束して計画を立てて、ワクワクしていたことを覚えている。

大人になって何かを勉強したい、何かを学ばなければいけない、何か新しいことをしなければいけないと思うとすぐに時間がない。

そんな言い訳を始める癖がついている。

でも、それは本当じゃない。
じかんは自分がつくるもので、その濃密さが、充実度や幸せと結びついている。

子供の頃の自分の方が、言い訳知らずで、今の自分を見たらきっとわらってしまうだろう。こども時代から学ぶことが多いと最近はよく思う。

子供の頃の、限られた10分、限られた20分を、全力で遊んだ時間を思い出して、背筋をピンと伸ばして、今日から、また生きてきたいと思う。

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