森の守り人 WOODLIFE

美しい森を作り、みんなに繋げたい。 森から川へ、里から海へ。 そんな森づくり屋さんの奮…

森の守り人 WOODLIFE

美しい森を作り、みんなに繋げたい。 森から川へ、里から海へ。 そんな森づくり屋さんの奮闘記です。

最近の記事

真剣に向き合うということ

ある男のことを紹介する機会を頂いた。 親子オンラインスクールcocowith【公式サイト】 (cocowith-school.com) 改めて、その人のことを一日の中で考えてみると、色々なことが頭をめぐる。 まず、まだ会って数ヶ月しか経ってない。 リアルにあったのは、5回くらい? めっちゃ短いし、少ないな。 けど、僕はその男が好きだ。 けっこう好きだ。 生き方が、面白い。 めちゃくちゃ憧れる。 うらやましい。 真剣に、教育に向き合い、何が良くて、何が悪いのか。 ど

    • 森と繋がる、未来と繋がる

      森に人が入らなくなってどれくらいの年月が経ったのかはわからない。 木々は混み合い、日は当たらなくなって、草も育たず、動物たちのご飯は減っていくばかり。 問題意識を持って取り組みだして、早いものでもう7年。 20代の若者も30代のお兄さんに。 まあそれはいいとして、森が荒れるとろくなことはない。 それを解決するのはざっくり言って森に人が入ることだと思っている。 しかも楽しんで森での時間を過ごしてくれたら最高だな、と。 そんなことを思っていると、二人の仲間が素晴らしい

      • 森について学んでみた

        去る7月14日、小学校6年生と森林教育と、竹灯籠作りを開催させて頂いた。 森林教育について 授業をやるにあたって、自ら森について学んでみた。 #森林教育 夏休みの宿題もしっかりやったことのない自分が?という感じはするけども。 まず、地域の森は誰のものなんだろ?? 所有者さんがいるし、所有者さんのもの? 公益的機能があるから、みんなのもの? 動物達が住んでるから、動物たちのもの? ん〜わからん笑 人間社会の都合で言うと、おじいさん、おばあさんが自分達の子どもたちの

        • 気持ちのいい森の秘密

          森を歩いてると、めちゃくちゃ気持ちいい。 #森林セラピー #森林浴 とかあるくらいだし、気持ちいいと感じる人は多いんだろう。 僕らも、森の手入れをしていると感じる。 それは、感覚で言うと、鬱蒼としていた森に、 光と風が差し込むようになった時。 あと一つは「匂い」。 切り倒した木から香るほのかな匂いが、めちゃくちゃ好きだ。 その匂いについて少し深掘りしてみた。 結論から言うと、匂いの正体は、 「#フィトンチッド」 という成分らしい。 ざっくりいうと、木が外敵(菌

        真剣に向き合うということ

          森への思いを繋ぐ町

          まだ雪が多く残る、鳥取県智頭町を訪ねてきた。 ここは、古くからの林業地、昔の宿場町で、人々が集まるところだったらしい。 はるばる鹿児島から訪ねてきた理由は、鳥取の林業者達にあうため、森を見学するため。 智頭町の90%以上が森林で、行政が林業に対していろいろな支援をしてくれる仕組みがあるらしい。 もちろん、そこに住む人たちの様々な努力ありきで。 座学では、智頭ノ森ノ学ビ舎の取り組みを教えて頂いた。 智頭ノ森ノ学ビ舎とは、林業家、大工さん、アーボリスト等、木材関連の方だけ

          僕らの将来の夢

          (株)WOODLIFEには、夢がある。 夢があるとかいうと、ちょっと馬鹿にされそうだけど、夢がある。 簡単に言うと、新しい森の価値観をつくること。 林業の新しいあり方をみつけること。 今の林業のあり方は、木材生産が必ずセットになっていないと、林業会社とは言われない。 行政への登録をするにも、認定を受けるにも、木材の生産量を計画しなきゃ林業屋さんとしては支援を受けられないし、登録も認定もされない。 つまり、木材生産ができない林業屋さんは、林業屋さんではないみたいな感じ。

          WOODLIFEの今のお仕事

          今、僕らがどんな仕事をしているのかというお話。 今やっているのは、植林。 他の事業体さんが切った後の山に、木を植えるお仕事。 今までは、木を植えるのはやってなかったんだけど、今回初めてやってみた。 初めての仕事は、段取りもわからないし、うまくいかない。 けど、やらなきゃ出来るようにはならないから、挑戦してみた。 まずは、地拵えっていう片付け。 まあまあ急な山だし、足場も悪いから大変だ。 けどまぁやってみる…しんどい。 結構しんどい。 やってると愚痴がこぼれる。 伐

          WOODLIFEの今のお仕事

          木を伐りすぎるとどうなるの?

          少しネガティブな話になるけど、木を伐りすぎるとどうなるのかって話をしておこう。 まず、なぜ木を切るのかっていうと、例えば 家を建てるのに必要だったり 燃料になったり 紙になったり、 最近ではエネルギーに変わったりしている。 色々なことに木は使われていて、日本の森は年々大きくなっている。 それならどんどん伐って、どんどん使えばいいんじゃない? 伐った後は、植えればいいじゃん。 植えなくても、どうせ生えてくるんでしょ? っていうのが、ほとんどの人が思う事みたい。 けど、

          木を伐りすぎるとどうなるの?

          森で何やってるの?

          じゃあ僕たちが、森で何やってるのかって話。 僕たちは主に間伐って仕事をしている。 間伐ってのは木の間引き。 木材になる木を大きく育てるためにする作業。 そんで、だいたい50年くらいになったら木は切り時。 収穫した方がいいって言われてる。 でも、僕らの間伐は少し違う。 僕らは、ずっと大きくしたいと思ってる。 50年を過ぎてもさらに大きく。 70年を過ぎてもさらに。 100年を過ぎても。 僕らがいなくなってももっと。 なんで切り時と言われる時期を逃してまで、そんなことをする

          林業って何するの?

          はじめまして。 鹿児島県で林業をやってます。 一応おじいちゃんの頃から、山で仕事をしていたみたいで、3代目みたいです。 林業って簡単に言うけれど、全然他業種の人に説明するのは意外と難しい。 林業にもいろいろな仕事があって、大きく分けて3つ。 造林 1.地拵え   木を植える為に山を整理する。 2.植林    木の苗を植える。 3.シカネット シカの食害から木を守る為に、山の周囲にネットを張る。 4.下草刈り  木の苗がよく育つように草を刈る。 育林 1.除伐