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夢をつかむ! 035_20241008

副業を否定しないけど

私は今、何足もの草鞋を履いている。
主な収入源はパートタイムの仕事。
そして「本業」は4月に起業したが、収入ゼロ。
今は本業が副業扱いみたいなことになっている(笑)

副業ってどれぐらい前から当たり前になっただろう。
少なくともコロナ前からだと思う。
私はずっと思っていた。本業の給料が全然上がらないのだから、同じ時間を別の仕事をして稼いだ方が時間の遣い方としては賢いのではないか、と。
とうとう私の考えにマッチした社会になってきた、当時はそう思った。

ところがだ、私の考えていた副業とはちょっと違う。
私の場合は、本業は本業としてきっちりやる。
手を抜かない。
副業はあくまでも趣味の延長だ。
自分の生活の主流が趣味になったら違うと思っていた。
副業で稼ごうなんて発想ではなかったのだ。
あくまでも労働した時間分に見合うだけの収入がほしいなという淡い期待。

今は副業で稼いでいる人が多いと聞く。
そんなに稼いでいるということは相当な負担がかかっているのではないだろうか。
もしかして副業を一生懸命するかわりに、本業はそこそこ・・・みたいな人もいる?どれくらいいる?

冒頭にも述べたように、私も本業と副業とダブルワークである。
パートタイムを本業とし、自分の事業を副業とすると、私の精神的負担は副業にある。努力する気持ちも副業の方が大きい。
これって本業に失礼だなと思う。
本業で一緒に働いている同僚にも申し訳ないなと思う。
そして本業で私から支援を受けている生徒たちにも申し訳ない。

自分がそうだからと言って、他の人がそうだとも言い難いのだが、もし自分がサービスを受ける側の人間として、そのサービスを提供してくれる人が副業を持っていたら・・・と考えると、その信頼度はがくんと落ちる(・・・気がする)。

たとえば美容師さん。
本業一本で、ずーっと美容院の仕事ばっかり考えていている人と美容院の傍らで別の仕事してまーす(実はそっちの方が儲かってまーす、楽しいでーす)みたいな人がいたら、私は絶対に前者の美容師さんに髪を切ってもらいたいと思う。

一人の人が1日使えるのは24時間。どのように使ったってかまわない。1日に2つの仕事を楽しんだっていいじゃないか、と言われればそれまでだ。
力は分散するわけだから、当然質は落ちるかもしれない。

日本の仕事って昔は質が高かったんだろうけれど、今はそこまで一つのことに夢中になる人が減っちゃってるってことなんだろうか。
いや、AI技術を取り入れることにより、そこまで集中しなくてもよいし、人間に頼ることはなくなったのだから、質は変わりませんということなんだろうか。
働き方改革の労働時間減少により、仕事の質が高まったのか、低くなったのか・・・明確なデータを持ち得ないから、論理的には語れない。

ただなんとなく、私個人としては、今の副業がちゃんと本業になり、それに集中し、自分の出せる力全てをそれに捧げることができたらいいなと今は思っている。
片手間ではなく、ポリシーを持ち、人から信頼されるサービス業経営者でありたいなと思う。

違うのかもしれないけれど、
今の時代、「労働」=「お金」というのがあまりにも強調されすぎている。
本来、「労働」というのは「社会貢献」だったり「生きる幸せ」みたいなものを含んでいるのであり、その結果、頑張った分「お金」が得られていたということではないのだろうか。
それが「労働」のうち「時間」=「お金」が主流になってくると頑張ろうが頑張らまいが、そこそこの結果であっても「お金」はもらうべきものであり(それが我々の権利、それは間違いない)、労働の質(量)はお金とは関係ないと変化してきたのかもしれない。

これはサービス残業や長時間労働といった悪しき慣習が招いた結果なのだから、どこかで改善されるべきことだったのだろうが、今大きく反対側に触れちゃって、揺り戻しが必要なんじゃないかなと50歳の古き労働者はちょっとだけ憂いでいる。
(やっぱり、古き労働者は黙っとけ!ひっこんでろ!って感じなのかなぁ~)


<1年前の”種まき日記”>
夫が私のことを男のアクセサリーだと言った案件。今の若い人たちはどう思うだろうか。

<2年前の”つれづれ日記”> 
このインスタントフィクションも結構頑張って作ったのだけれど、ちょっと理解されにくいものである。
種あかしをすると「土鈴(ドレ)美花(ミファ)空(ソラ)死(シ)怒(ド)」となっている。※美花(ミファ)は韓国語読み
わかるわけないだろーと夫にダメ出しされた(笑)


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