元オタクが語る『香港映画近代史(と自己紹介)』
オタクへの道のり
私が初めて映画館で観た香港映画は、ジャッキー・チェンの『酔拳2』だった。
当時トム・クルーズの大ファンだった友人が、何故か一緒に行かないかと誘ってくれたのだ。
彼女にしてみればただのつまみ食いだった『酔拳2』は、その後の私の人生を方向づけることになる。
『酔拳2』に感激して香港映画を手当たり次第に観始めたのが、私にとっては全ての始まりだったからだ。
香港映画の隆盛期、私はどっぷり香港映画にハマり込んだ。
当時はVHS主流の時代、1本15,000円超えで販