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あの夏の句を凍らせて
冷蔵庫が熱をもっております
あれやこれを冷やすのに大忙しな上に
パターンパターン
せっかく冷えた空気も
たびたびの開閉に
ぐんぐん冷蔵庫の外側はあちちです
さらに夏も本番
氷を使う事が増え
製氷機の氷だけでは間に合わない日々
仕方なく氷をなるたけお安いお店で購入してまいります
氷が溶けてしまわないように
1日の用事を頭の中で組み立てて
買い物の1番最後に「氷を買う」
を、忘れ無いように
正直、中々面倒であります
が
家族はそんな小さな苦労をつゆ知らず
容赦なくゴリゴリと氷を消耗
カランカラン
涼しげな音が聞こえてまいります
ふと
こんな事思いつきました
ばしょうのしずけさのくをこおらせてたんさんにいれせみのこえ
芭蕉のしずけさの句凍らせて炭酸に入れ蝉の声
もしも松尾芭蕉さんの
夏の句
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を凍らせる事が出来たなら
その氷を炭酸水に入れて
シュワシュワと喉に染み入り
ちょっとの間だけ
美しい言葉で夏の暑さを詠む事が出来るのです
決して家族に
ちょっと!そんなにバリバリガリガリ氷ばかり食べないでよ!
なんていけず言わないのです
最近は、スーパーで「駄菓子」の看板をみましてもコニシ木の子さんを
連想してしまいます。末期の禁断症状でしょうか?
枕元の並行読みの本の中にある
こちらの本
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「覚えておきたい芭蕉の名句200」
松尾芭蕉
角川書店編
夜、とても眠くて長い時間読めない時に良いです。
「覚えておきたい」とあるのに、ちっとも覚えられずに
いつも新鮮な気持ちで読む事が出来ます
親切で分かりやすい解説が俳句の事何も知らない私でも楽しめます
難しいイメージの俳句、しかも松尾芭蕉さんが
こんなユーモラスな俳句を詠まれたのかと面白かったのが
蚤 虱 馬の尿する枕もと
(のみ しらみ うまのばりするまくらもと)
「尿」を「ばり」というのですね
ばりばりにカッコイイです
解説に
山中のむさくるしい家に泊めてもらったところ、蚤や虱が這いまわり
枕元では馬が尿を放つ音さえして、なかなかねつけないのだ
季語は、蚤(夏)。旅の辛さにもしだいに慣れて、思いがけぬ憂き目に
あっても、辛さを超越してそれを楽しむほどの心の余裕が感じられる。
とあります
暑い夏です
皆さんはどんな風に楽しく涼まれておられるのでしょうか
素敵な夏でありますように
マガジンに追加して頂きました☺️
心から感謝いたします。
💙ひいろさま ありがとうございました。✨😊
「芥川龍之介さんの思いびと」
💙めっこさま ありがとうございました。✨😊
「キヨシロー」
💙ぷるるさま ありがとうございました。✨😊
「キヨシロー」
最後まで読んでくださりありがとうございました。☺️
こうして今好きな事が出来ている事に感謝です。