日本橋人形町を街歩き(後編)、水天宮と人形焼と今半と…、ドラマ「新参者」のロケ地は魅力的な街だった📷
日本橋人形町 街歩き(前編)に引き続き(後編)を書いてみたい。
⬇️前編はこちらをどうぞ!
水天宮はビルに囲まれた都会の神社
日本橋人形町といえば水天宮を連想してしまう。
この神社は、たぶん日本で一番有名な子宝・安産祈願のスポットだろう。
ドラマ「新参者」でも、事件の被害者役である原田美枝子さんが、息子の彼女の安産祈願に訪れていた。
実際の水天宮は、どんなところなのだろう??
からくり櫓を後にして足早に水天宮へ向かった。
するとすぐに、交差点の向こうに存在感ある建物がでてきた!
水天宮はこれに違いない、、、
社殿の脇の道路を進むと水天宮と書いてあった。
えっ!ここが入口?!、駅の入口みたいだ!
境内に入るのにビルの中を通るなんて、不思議なつくり。こんな神社ははじめてだ。
社殿や周辺の建物は新しくて、調べたら2016年に建て替えられていた。
平日の15時頃だというのに、参拝客はそれなりにいる。やはり、七五三の子どもや赤ちゃん連れが目立つ。
子宝・安産祈願だけかと思ったら、健康祈願などのご利益もあるようだ。
本殿前には、鈴のついた紐が5本下がっていて、
一度に5人は参拝できそう。このときは待たずに参拝できた。
そして、おみくじを引いてみた。
なんと、大吉!! とくに良いのが金運らしい。
"一攫千金の好機がきています" と書いてある。
金色の小槌まで出てきた。
一攫千金?!?!
どうしよう?、この好機をどうしたらいい??
発想が貧困でこんなことしか思いつかなかった。
何十年かぶりにドリームを買ってしまった。
おみくじのご利益はあるのだろうか?
あたるかあたらないかは、年末の抽選を待つばかり……。
たいてい神社は、森の中や木々に囲まれている。
でもここは、ビルの狭間にあって、コンクリートに囲まれ、街の喧騒も聞こえてくる。
水天宮は、今まで行った神社とは趣が違う都会の神社だ。
子宝・安産祈願では日本一有名な神社だけれど、街に溶け込んでいて敷居は高くなく気軽に立ち寄れる印象だった。
薄皮であま〜い本家本元の人形焼
水天宮と人形町の土産といえば人形焼!
人形焼は浅草も有名だけど、ここ人形町のは、本家本元?!一度は食べてみたかった。
水天宮のそばの交差点を渡ると、青と赤の看板が目立つ人形焼の重盛永信堂がある。
ドラマ「新参者」では、主人公役の阿部寛さんたちが、ここで人形焼を買っていたし、事件現場に落ちていた人形焼もここのらしい。
列に並ぶと、接客の店員さんが何人もいて、すぐに声をかけられた。
商品は、人形焼だけかと思ったら、いろいろ並んでる!
こしあんの七福神の人形焼、つぶあんのつぼ焼き、白こしあんの登り鮎、カステラ(あんなし)なんてのもある。
さらに、ジャムサンドや、ゼイタク煎餅にゼイタク豆……。ゼイタクって何?、何がゼイタク??
ん〜〜、何にするか迷う、、、
もう直感でパパッと決めたら、あっという間に包装されてお会計になった。
店員さんは、サバサバ、テキパキ、さっぱりしてる。これが江戸っ子下町の粋ってやつなの?!
帰宅してから食べてみた。
人形焼は、生地が厚くてパサパサしたイメージだったけど、ここのは真逆。皮が極薄、あんが目いっぱい入って、しっとりやわらかい。
こしあんの七福神人形焼と、白こしあんの登り鮎は、とても甘くて同じ味?に感じた。
好みは、つぶあんの つぼ焼き。小豆の味がわかって美味しい。
そしてゼイタク豆は、中がピーナッツでまわりは米粉のよう。サクサクして甘じょっぱく素朴な味で止まらなくなる。東京名物?とは知らなかった。
老舗 人形町今半のすき焼き弁当
「世界一のすき焼き」を目指しているという人形町今半。ここのお座敷で食べる1人前1万円はする すき焼きは、どれだけ美味しいのだろう??
この今半でいつか食事をしたいと思いつつ、
今回は隣の「人形町今半 惣菜」店に立ち寄った。
高級店のイメージとは裏腹に、揚げ物がたくさん並んで、どれも手頃な値段。
一番人気は、すき焼きコロッケのよう。
でも、せっかくなので、夕食用に すき焼き弁当を買った。ご飯とおかずが2段になっていて、ズッシリ重い。
食べてみると、ご飯は美味しく、梅干しや金平ごぼう、煮豆などの付け合わせも味がいい。
そして、すき焼き。黒毛和牛は、やわらかくて甘辛くご飯が進む。冷えていてこの味はさすが。
今半の文字のあるお麩や、焼き豆腐、しらたき、半熟ゆで卵、椎茸、いんげん、長ねぎ、いろいろ入ってる。
ただ、どれも味がしっかりついていて、すき焼きは量がけっこーある。なので半分は翌日に食べることにした。
人形町今半のすき焼き弁当は、牛肉はやわらかくそれぞれ食材の味付けもよく高級感があった。
今度は、お店で すき焼きランチもいいかも。
人形町へは無料巡回バスが便利!
日本橋、人形町方面に無料巡回バスがあるのをご存知だろうか?
今回利用して便利だったので紹介しておきたい。
帰りに人形町から東京駅へ向かうのに、歩いてもいいけど20〜30分はかかる。
地下鉄は、乗り換えで大手町へ行くことになる。
調べてたら、巡回バスがあった。それも無料!
20〜30分おきに巡回して、アプリもあって、次のバスが今どこを走っているのかわかる。
メトロリンク日本橋eラインというらしい。
バスのいいところは、車窓から日本橋周辺の街並みをみれるところ。今回、兜町の東京証券取引所をはじめてみた。
東京駅の停留所は、八重洲北口、大丸の少し先にある。けっこー乗降客もいて、知っている人は利用してるようだ。便利だったので、よかったら利用してみて欲しい。
後編のまとめ
今回、ドラマ「新参者」をきっかけに、人形町の街を歩いてみた。時間にして1時間くらいだった。
たい焼きを食べた甘酒横丁の先には、都内最古の劇場「明治座」があるし、歩いて七福神めぐりもできるらしい。
そして、今半や、親子丼の玉ひで、洋食の小春軒、黄色いライスカレーの東嶋屋など、食事処の老舗も数々ある。
ドラマ「新参者」のロケ地は、古き良き下町情緒が残っていて、狭い範囲に名所や名店があり、街歩きには魅力的な場所だった。
お時間があれば、ぜひ訪れてみて欲しい。
お読みいただきありがとうございました🙏