無名沢の滑降。
蓼科山北面滑降後、ハイマツが埋まりきっておらず予定変更、将軍平へ。
スキーシール
蓼科山荘を過ぎた平で滑ってきたスキーを外しシールを装着する。この平が鞍部の底となり前掛山方面(大河原峠側)へはなだらかな登りとなる。
スキーシールとはスキーの滑走面に貼り付ける登高用の道具である。前には進むが後ろには滑らず登れるBCスキーには必需品である。(クライミングスキンとも呼ぶ)
無名沢の入口
前掛山方面に歩き出す、振り返ると今降りてきた蓼科山が大きい。なだらかな登りを快適にシール歩行で進む。
無名沢へは稜線から周りより疎林になった森を抜けていく。数年前に目印として記憶しているシラビソを発見、森へと入っていく。数年前とは雪の量が違うため少しイメージの違う疎林帯を滑っていく、標高差で100m程下ったところで疎林は密林となり東にトラバースすると無名沢の源頭へと出る。
無名沢
斜面の途中から突如、沢地形になる無名沢。大昔の土砂崩れでできた沢であろうか。一直線に北へ落ちるこの沢は登山道まで続いていく。開けた沢からは女神湖、美ヶ原さらには屏風のように広がる北アルプスが美しい。
源頭からの滑降
無名沢を滑る、雪質はサラサラのパウダースノー。だが少雪の今年雪は浅いため注意が必要。
軽い雪を滑り出す、6ターン目ほど、ガリッ、岩に板がヒットする、見た目よりも雪は浅い。雪の深そうな場合を選んで慎重に滑り降りる。
最高の雪質、蓼科パウダーを楽しみながらの滑り。
登山道が近くなると沢幅は狭くなりゆっくりと降りていく。登山道に合流、ここからは登山道周りを滑り無事に下山。
楽しい蓼科山となった1日。
完
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