松坂屋美術館「さくらももこ展」に行ってきた。
先日、名古屋の松坂屋美術館で開催されている「さくらももこ展」に行ってきました。
今年は、「何かしらの展覧会に行きたいな」とずっと思っていて、色々と自分が興味のあるものを探していたのですが、「さくらももこ展」を見つけて、近くに来たら絶対に行きたい!と思っていました。
我が家から名古屋までは、車で2時間程の道のり。
近くはないけど、遠くもない。
イベントのためだけに、県を飛び越えるという事は初めてでした。
また、当日は、夫は近くでやっていた「毒展」へ行くこととなったため、私と夫は別行動。イベントの1人参加ということも初めてで、「さくらももこ展」は、私にとって、そこまでしてでも、行きたい展覧会だったのです。
さくらももこ展のチケットも、展覧会が始まる前から前売り券を購入するほどの勢いでした。
去年、アマプラで、ちびまるこちゃんの「イタリアから来た少年」という映画を見て、予期せずに泣いてしまったことをきっかけに、私の中で、「こんな気持ちにさせる、さくら先生はすごい。」と思い、私の中で、さくらももこ愛が以前よりも増していました。
とは言っても、私はさくらももこ先生の本は、実家に数冊ちびまる子ちゃんがあるのと、今手元にある本は1冊。(その後、展覧会で3冊購入した。)
以前、図書館で数冊読んだことがあるぐらいのもので、今思うと、私は、さくらももこ先生の作品を、半分も知らなかったのだと思います。
さくらももこ展では、2か所の撮影スポットがあります。
他は、撮影NGだったため、今更ながら、イベントレポは、私の作文のみでお送りします。
撮影スポットは混んでいたので、私はササっと撮って済ませました。
また、私は順序通り見て回らなかったので、最初の撮影スポットを見逃してしまいました,,,。
さくらももこ展
最初の展示
「さくらももこ展」に行ってみると、最初の展示に長い列が出来ており、さくら先生のさすがの人気ぶりが伺えました。
しかし、列はなかなか前に進まないわけで、皆、じっくりと展示を見たいのです。
「さくらももこ展」では、約300点程のカラー原画や直筆原稿が展示されているため、直筆の原稿は一人一人が文章を読むわけで、それには時間がかかるわけです。
案内人の方が、「どうぞ空いているところからご覧になって下さい。」と声かけされていたので、せっかちな私は、最初の順番通りではなく、空いている展示から見て回ることにしました。
(その後、何回か最初の展示に戻ってきて、混み具合を確認したのですが、最初の展示は常に列ができて、今から、また並ぶ。という気もせず、遠目から展示物を観察することにしました。)
ちなみに、最初の展示は、さくら先生の生い立ちやプロフィールでした。
そこで、私はとても共感するものに出会いました。
さくら先生のプロフィールに、「人の子(普通)、自分の子(かわいい)」というようなことが書いてあったのです。(私の記憶の中なので、ちょっと違ているかもしれません)
あんなに子供の世界を描かれている、さくら先生も、子供がすごくスキだ!という訳ではなかったらしいのです。
私は、子どもを見ると「かわいい!」という人に対して、「ほんまかいな」と思うぐらい、昔から、子供がかわいいとはあまり思わなかったので、こういう率直なコメントと言うか、気持ちに出会うのは、とても親近感が湧きました。
そんな先生でも、自分の子供のことは、かわいいと思えたそうで、私でもそう思うことが出来るのかなという、希望さえ見えました。
1人気ままに楽しむ
来場者は、多かったように思いますが、展示物も多く、中も広かったので、団子状になっている集団と一緒に回らなければ、一つ一つの展示を、ゆっくりと見て回ることが出来ます。どうしても、順序通り見て回りたい方や、数人で来て「わいわい」と懐かしんでおられる方の近くは、団子状になってしまう模様でした。
私は集団行動が苦手で、マイペースな人間なので、1人気ままに空いている展示物を独り占めして楽しんでいました。1人で展示を見て回るというのは、自分のペースで好きな物を好きなだけじっくり堪能できるというメッリトを感じました。行く前までは、誰かと一緒にわいわい言いながら行く方が楽しいんじゃないかと思っていましたが、1人でも十分に楽しむことが出来ました。(今思うと、1人の方がゆっくり見ることが出来るので良かったかも!?)
カラー原画・直筆原稿
カラー原画は、さくら先生特融の細かい繊細な絵が描かれており、まっすぐの線も、原画を見ると、これ、フリーハンドで描かれているんじゃないか?など、身近に先生の仕事ぶりというか、その絵に対しての思いを感じることが出来ました。
こんなに間近で、さくら先生の原画を見ることは初めてで、沢山の原画に小さな生き物や動物がいることが分かりました。
展覧会に行って知ったのですが、さくら先生は生き物が大好きだったようで、子供の頃から、大人になっても、何かしらの生き物を飼っておられたようです。「ももこのいきもの図鑑」というエッセイ本まで出されていました。
直筆の原稿も、沢山展示されていました。
原稿用紙1枚の直筆エッセイが、沢山展示されていたので、読んでいると、この続きが読みたい!と思うものが多数ありました。
息子さんとの合作絵本も、実際に展示してあり、息子さんのお化けの発想が、そう来るか!となり、しっかりお母さんの血を引き継いでおられるなと思うぐらい、興味深いものでした。
ショップで購入したもの
何か記念にと思っていたのですが、やはり、さくらももこ展の図録は外せません。限定品の他にも、ショップにはエッセイやエッセイ漫画が売っていました。
私は、もっともっと、先生のことが知りたくなったので、図録の他に、漫画の「ひとりずもう上、下」の2冊も購入しました。
この3冊は、帰宅後にも展覧会を延長して楽しんでいるかのような気持ちになったので、買って良かったです。
他にも気になる本が沢山あったので、これからぼちぼち、さくらももこ先生の作品を集めていきたいと思います!
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