マガジンのカバー画像

オフコース

70
オフコースの曲の感想等
運営しているクリエイター

記事一覧

オフコース『水曜日の午後』

NHKのBSで放映された『こんどこそ、君と!!〜小田和正 ライブ&ドキュメント2022 - 2023』を観た…

淡月
1日前
5

『クリスマスの約束2024』を観て 小田和正的宇宙観と原点回帰

クリスマスの約束 この24日に小田和正音楽特番『クリスマスの約束2024』がTBSで放映された…

淡月
1か月前
13

オフコース『YES-YES-YES』

この曲も有名な曲ですね。 1982年6月30日のオフコース武道館10日間公演が終った後、会場の撤…

淡月
5か月前
27

小田和正 『小さな風景』

息切れしたので道端のベンチに腰を下ろした。両膝に肘をついて呼吸を整える。 ほんの数ヶ月前…

淡月
8か月前
4

誇りと正義のために…小田和正『この道を』

CDを買うのは何年ぶりだろうか…? そう思いながら買ったCDがある。 私の好きな漫画『坂道のア…

淡月
8か月前
9

オフコース『NEXTのテーマ』から小田和正『君のこと』へ

桜の花が散り始める季節になると思い出す詩があります。 年年歳歳花相似、歳歳年年人不同 年…

淡月
10か月前
14

短編小説「思い出を盗んで」その7 十三夜

十三夜  彼の転帰はいきなりだった。  その夜。  消灯時間がきたので私は読みかけの本に栞を挟んで机に置いた。机の電気スタンドを消し、そのままベッドに入ろうとしたが思い直して本棚に本をしまった。  自分で片付けしないと片付かないのよね…  私はいつか彼から聞いたエントロピー増大の法則のことを思い出して独り言ちた。  部屋の灯りを消してベッドにもぐりこむ。  この療養所に来てもうすぐ一年になる。この一年は私にとっては充実したものだった。病気も順調に回復傾向にあったし

短編小説「思い出を盗んで」その6 蝉時雨

その6 蝉時雨     夏の昼下がり。  青い空に入道雲が湧き上がっていた。中庭の木々から…

淡月
1年前
3

短編小説「思い出を盗んで」その5 春セーター

その5 春セーター 春になり暖かな日が多くなると、私たちは場所を食堂のストーブから中庭の…

淡月
1年前
3

短編小説「思い出を盗んで」その4 石油ストーブ

その4 石油ストーブ    それから私は出来るだけ彼の側で過ごすようになった。  周りから…

淡月
1年前
2

短編小説「思い出を盗んで」その3 小春日

オフコース「思い出を盗んで」より その3 小春日 「新人さん?」    その声に私は我に返…

淡月
1年前
3

短編小説「思い出を盗んで」その2 冬の日の午後

    オフコース「思い出を盗んで」より その2 冬の日の午後    私が彼と初めて出会った…

淡月
1年前
5

短編小説「思い出を盗んで」その1 序章

オフコース「思い出を盗んで」より 序章    部屋のドアを開けると何もなかった。正確に言う…

淡月
1年前
6

オフコース 「NEXTのテーマ -僕等がいた-」

「流れゆく時の中で」で五人のオフコースの活動を終えた鈴木さんに対して、小田さんが五人のオフコースでの最後の作品としたのが「NEXTのテーマ -僕等がいた-」でした。 この曲はこのサウンドトラックのタイトル曲でもあり、「NEXT」とつけたのは、オフコースを解散させるにしろ続けるにしろ次の段階へ進むためには今までのオフコースについての総括的なことが小田さんには必要だったからでしょう。 つまり、この曲は小田さんと鈴木さんが音楽を始めてから鈴木さんがオフコースを脱退するまでの歴史