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天啓
作っている作品がどうもうまくいかない。
イメージ通りに仕上がっているし、仕上がりのバランスも悪くないと思う。
しかし、なんというかあっさりとしすぎている気がするのだ。
なかなか打開する方向が見つからずに、しばらく悶々としていた。
ところで今日は月に2回の某水彩画教室の日。
教室で生徒さんが、みな一心不乱に描いておられる時であった。
せっかく集中している時間だから、今は余計なアドバイスなどしないでしばらく黙っていようと、要するに、ぼーっとみていたわけなのだが・・。
突然に天啓の如く閃いたのだ。
そう、あれはサイズが悪いのではないか。
今の倍の大きさで作れば、見え方が違うのではないのか。
作品の大きさというのは、結構ものをいう。
本当に良い造形ならば、大きさは関係ないという考えもあるし、それはそれで正しいと思うのだが、実際見え方が違う。
公募展など見に行くと、作品がみな馬鹿でかくて驚くのだが、大きさというのは、有無を言わせない力があるのだ。
わたしはこの天啓に従うことにした。
まずはもう一度材料集めからである。
早速ヤフオクで、某ガラクタ部品を落札した。
また完成まで2ヶ月くらい、作業のやり直しである。
2ヶ月後、うまくいったらまた報告しましょう。
報告がなかったら・・・わたしは多分だいぶ落ち込んでいる。