【自己肯定感を育む】子供にしたいポジティブな声掛け
保育園から帰宅した子ども(5歳)が、このように聞いてきた。
「私は遅い?」と。
よく話を聞いてみると「色紙を折っている時に、お友達から遅いと言われた。」とのコト。
娘は、私に自分を肯定して欲しいから、問いかけていると感じ、「遅くないよ」と返答した。
このような子どもとの会話は度々ある。
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相手は何気なく発した一言。
でも受け取った相手には何か引っかかったり、不安に思ったりするコトはある。子どもだけでなく大人も。
例えば冒頭の”あなたは遅い”については、発言者が「慎重である」とか「丁寧である」と言う風にポジティブな言葉に変換していたら、受け取り方が変わっていたと思う。
発言者も5歳なので、まだ難しいけれど。
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そのことを考えていたときに、伊坂幸太郎さんの逆ソクラテスに出てくるフレーズを思い出した。
「先入観を取り除くコトが大事」
人は相手を無意識に印象付けをしている。
このお話に登場する”先生”は、生徒に対して「できる子」と「できない子」に勝手に分けて接している。
同じ失敗をしても、「できる子」には「たまたまかな」と思い、「できない子」には「やっぱりな」という印象を抱く。
それがそのまま態度に出ているから問題だとあった。
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逆ソクラテスのお話では、その先生が「できない子」とレッテルを張っている子に対する印象を変えてやろうと、周りが働きかけていく。
印象的だったのは、あるプロ野球選手によるポジティブな声掛けだ。
その声掛けによって、その「できない子」は、喜び、自信に溢れ、その後の行動が変わり、ついには表舞台に出るような人になる。
そんなにうまく行くかな?とも思いつつ、何気ないポジティブな声掛けの積み重ねが、自己肯定感を育むことには繋がるのだろうとは思った。
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子どもの才能は、幼少期に決まるモノではないと思う。
なるべくポジティブな声掛けをするコトによって、自己肯定感を育んでほしいし、安心して前を向いて歩いて欲しいと願う。
心に余裕がない私にとっては、試練ですね。
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