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カオスコスモス 美術展

こんにちは、あんこです☺︎
今回はとある美術展を紹介致します。
題名は、「カオスコスモス」です。
実は、カオス(混沌)はコスモス(宇宙)と反対の意味を指し示しています。由来として、ギリシャ神話に出てくる最初の神から「カオス(無)」、ギリシャ語で秩序や整理を意味する言葉から「コスモス(有)」という意味で元々使われていたそう。時代の変化により、混沌と宇宙という意味に変化したらしいのです。

そして、今回紹介する美術展は相反するカオス(混沌)とコスモス(宇宙)を表現したものになります。


GYRE GALLERY

美術展の開かれている場所は、GYRE GALLERYになります。2個前?の投稿でも紹介しているGYRE uniと同一のビルです。
表参道駅、明治神宮前駅から徒歩5分圏内の場所にあります。
住所は、
東京都渋谷区神宮前5-10-1で、
GYREの3Fにあります。

営業時間は11時から22時になります。

始まり

作家は高木由理子さんで、写真家です。
レンズを通して受け取る肉眼では捉えることの出来ない自然現象に潜むメッセージを本展示において表現されているそう。

序章と地上絵
地上絵

作者 高木由利子さんの言葉

〜カオス(混沌)から、何らかの働きの元に、コスモス(秩序=宇宙)が誕生したであろうと、私は長い間、漠然と想像していた。つまり、混沌と秩序はどちらかと言うと、私の中では因果関係に近かった。とあるきっかけで、自然現象をレンズを通して捉えていくうちに、もしかするとカオスとコスモスは同時多発的に共存しているのではないか、と言う「気づき」が生じてきた。宇宙の摂理は、私たちが日常的に漠然と受け止めているよりも、遥かに複雑で綿密で意外性に富んでいるようだ。それぞれの物質、生命の特性(現象)は、この宇宙に存続するための方法論なのかもしれないとも思う。その現象が時として、レンズを通して視覚的に現れることがある。肉眼では見えない、あるいは気付かない自然現象に潜んでいる MMM注)を、ある時から、カメラというメカニズムを介して、ささやかなメッセージとして受け取るようになった。 そのメッセージを、私は chaoscosmos と呼ぶことにした。〜

標本箱

コスモス(宇宙)が標本箱のように囲むように展示され、高さはバラバラでまるでカオス(混沌)を表現しているように見えました。

氷結過程×彫り師の脳内過程
氷結過程×彫り師の脳内過程
氷結過程×彫り師の脳内過程

ガラスの中に閉じ込められている月は平面ではなく立体で、生で見るととても綺麗です☺︎

GYRE GALLERYは入館料無料で、2〜3ヶ月ごとに展示が変わります。
今回のカオスコスモス展は11月28日までになります。
その為、気になった方は是非お早目に。

素敵な1日を。



引用
GYRE GALLERY,2022,「高木由利子 写真展
chaoscosmos vol.1 — icing process —
カオスコスモス 壱 — 氷結過程 —」,GYRE,(2022年11月10日取得,https://gyre-omotesando.com/artandgallery/yurikotakagi-chaoscosmos-vol1/)

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