小さなことから選択していく、選択することを意識する

ネット上で見つけた記事をご紹介します。

トラウマが奪う人生の選択権 ~人生の「選択権」を取り戻す~ | 心理カウンセラー寝子の寝言 (psychologist-neco.com)

この記事を読んだのは、数ヶ月前なのですが、とても良い記事だなと思ってお気に入りに入れていて、最近読み返して、改めてとても共感したので、ご紹介します。

人は日々、些細なことから「選択の連続」で成り立っています。
「今日は何時に起きる」ということも、
「夜ご飯は○○を食べる」ということも、
とても大事な「選択」です。

人生を左右するようなライフイベントの選択は、日々の些細な選択の延長上にあります。
「就職や結婚の選択のときだけに影響する」わけではない

選んでみようとする試みを繰り返すことが大切かと思います。
今まで選んできたことや好んできたことと違うことを選べということではありません。
同じことでも改めて「これを選ぶ」と意識してみてほしいなと思います。

これは、「仕事を辞めるか続けるか」といったような重いことから始めなくて大丈夫です。
まずは「お昼ごはん何を食べよう?」から考えてみる。
スーパーやコンビニに行って、
ぜひ「選ぶこと」を楽しんでみてほしいと思います。

日ごろから、選んでいると思います。
けれど、今一度、意識して「選んでいい」と思いながら、
「何を買おうか」とご自身に聞きながら「選択」の実感を積み重ねていきたいと思います。

自分の人生、自分で選んでいい 
という感覚を意識して、ぜひ楽しんで試みられたらと思います。

トラウマが奪う人生の選択権 ~人生の「選択権」を取り戻す~ | 心理カウンセラー寝子の寝言 (psychologist-neco.com)


***(以下は個人的な内容です)***

私は最近、自宅のトイレのリフォームをしました。数年前からトイレの機能の一部が壊れていて、そのまま使うこともできたのですが、不便ではあり、ずっと、いつか交換しなければ、と思っていました。

自分がしんどい時は、そんな余裕もなかったので、壊れたトイレを使い続けていたのですが、少し元気になってきてから、リフォームに向けて、少しずつ情報を集め始めました。

近所のホームセンターへ出かけて、トイレの展示を見て、パンフレットを集めたり、お店の人の説明を聞いたりするところから始めました。
他の店はどうだろう?と思って、また別の店へ行って、同じようにパンフレットをもらって、値段を比較したりしました。

壁紙も選ぶ必要がありました。
それぞれのお店で扱っている製品があり、その中から選ぶこともできました。
でも私は、こんな機会はめったにないことだし、自分がとても気に入った壁紙を選びたいなと思いました。

お店の人に聞いてみると、どのメーカーであれば取り扱い可能と教えてもらったので、その会社のホームページを見て、そしてメーカーのショールームにも出かけて(沢山のサンプルがありました)自分が一番気に入った素敵な壁紙を選びました。

リフォームを終えて、自分が何度も迷いながら選びきった壁紙は、眺めていて本当にうれしいもので、幸せな気持ちになり、理想のトイレになった!と感じました。
毎日、トイレに行くのが、とても楽しみになりました(笑)

誰かの意見ではなく、自分の好みで、自分が一番好きなものを選択する、このくらいでいいかな、と妥協せず、一番気に入ったものを選んでいく、そして選んだことに心から満足できる、とても貴重な経験ができたと感じます。

自分が自分のために、自分が納得できるまで選択するために行動する、こんな経験をしたのは、生まれて初めてだったように感じました。

自分が今、何をして、何に意識を向けるか、今日何を食べるか、どこに出かけるか、どのように過ごすか、といった日々の選択の中で、できるだけ自分が快適になれるような、自分が一番無理なく、心地よく楽な気持ちになれるような選択をしていく、そんな小さな経験を積み重ねながら、少しずつ幸福につながっていくのだと感じます。

今日は何を食べようか? 私は今、何が食べたいだろう?
どこへ出かけようか? でも本当に自分はそこへ出かけたいのだろうか?
今日は寒い、明日にすることはできないかな? 明日でも別にいいや。とか。

自分に優しい選択を、毎日できるだけ多く積み重ねていきたいですね。
そしてそんな選択ができたときは、その楽な感じ、幸せな感じを自分の身体でしっかり味わいたいと思います。
それがきっと、トラウマによって奪われてしまった本当の自分の気持ち、自分の本当の願望を知り、それを求めながら生きていく、その根源的な力になるはずだから。