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【本のハナシ】小2娘への本の運び屋としての記録
図書館へ日常的に通う
昨年楽しくなったことの一つに、図書館に通うことがあります。
その半分は小2の娘の読む本を借りる楽しさにあります。
娘は読書が好きです。
読書好きというと、とても良いこと!というイメージがありますよね。
もちろんとても良いことではあります。好きなものが一つあるっていうのは大切なことです。でも手放しで読書好きになった方が良いかというと、そこに疑問はある。子育てをしていると本に夢中になりすぎて目が悪くなったという話もよく耳にするし、何事も程度が大切だと思います。
読書を好きな子になるには?ということは、育児の議題としてもよく出てくる話です。読書が好き=知識が多くて勉強もできる子になるというイメージがあるからなのかな。そういった類の子どもを本好きにするにはを書いた本も読んだことはあります。ですが、我が家の娘は親が何かをしたからということではなく、多分自分のルートで読書が好きになったというように思ってます。
子どもを読書好きのレールに乗せるためによく言われる、読み聞かせ。これは毎晩2冊していた時もありましたが、ほんとに熱心にはしてません。本当にしてません。そもそも大きな声を出すのが苦手な私は読み聞かせも疲れてしまうので、、夫に任せたり、今日はパスとしなかったことも多いです。下の子がお腹にいて悪阻だった時などは全くしていなかったことも。そして今や天井に画像を写して読み聞かせをしてくれるミッキーに任せています。楽な育児しちゃってるな。
思うに、そもそも娘は読むのが好きな子なのです。それは生まれ持った性格に近い感じ。なんでも読みます。早くから文字に興味があって、書くのも早いタイプでした。下の子がちょうど文字に興味を持ち始める時期なのですが、クラスの中でも文字を書く子書かない子が顕著に分かれています。結局興味があるかないかですよね。興味がある子は早い。上の娘も文字に興味があって、早いタイプでした。そして書くから読むになって、年長くらいで1人読みをしていました。
その流れの中で読書好きになったので
親のおかげは一ミリもないなと思ってます。
私も読書が好きです。子どもたちが小さい頃は本に意識が向くことがなく全く読めていなかったのですが、娘が本をよく読むようになってから、触発された形で再び読むようになりました。娘と好きなことの一つが同じということは嬉しいなーと思います。
読書という同じ趣味を持った娘には良い本に出会って欲しいという気持ちになり、本屋さんそしてそれまでは行くことが無かった図書館に行くようになりました。それまでは少し潔癖なゆえに図書館を利用することがあまり無かったのですが、利用し始めると大丈夫になり(図書館の本の扱いは慎重ですが)それまで育児であまり楽しいことが見出せなかった私が、楽しくできるようになった唯一のことが、娘への本の運び屋的役割でした。
本の選び方
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昨年図書館で借りた本はEDiTのノートに記録しています。
買った本はカウントしていなかったのですが、図書館から借りた娘の本は約120冊でした。多いか少ないかはわかりませんし、本は読んだ冊数ではないと思っています。娘にもたくさん読んで欲しい!という気持ちはあまりなくて、100冊読めば好きな1冊に出会えるかもとか、読後感を味わって欲しいなーと思っています。120冊はただ私の本の運び屋としての記録です。
本の運び屋としては、本の選び方には一応こだわりがあります。
私が好きな児童文学には結構偏りがあり、例えば『モモ』のような低学年には少し難しいかもというものも多くて、自分が好きなものというよりは図書館での出会いが大きいところです。
上限10冊の中で、色々なジャンルや視点から借りるようにしています。
例えばこんな感じ。
まず、よく知られている名作と言われる本を1冊。
図書館が学年別でおすすめしている棚から取ることも多いです。
また児童文学研究の本におすすめ本が載っていることが多いので
そこで情報を得てメモしていた本から1冊。
あとはフィーリングですが
本の表紙の雰囲気
怖すぎないかワクワクしそうか
絵が綺麗
などの感覚で数冊。
またいつも借りているシリーズもあれば1冊混ぜます。
長らくのお気に入りは「まじょ子シリーズ」です。
そして世界の子どもたちを紹介する本など
読むというより写真が多くて目で楽しむ本も借ります。
そして最後に絵本も。
あとは本の文字の大きさもチェックします。開いた時の印象って大切ですよね。名作は読ませたいけれど、めちゃくちゃ字が細かいじゃん・・!みたいな時もあるで。逆に読める子だと字が大きすぎてこれはちょっとイマイチかなみたいなこともあります。
あとはふりがなも。個人的には対象年齢を設けるのは良いけれど、ふりがなは全部振ってほしいなーと思いますね。その本の対象になるかはその子次第な気もするので、ふりがなを振ってくれればどの子も読めるようになるのに〜と思っています。
10冊の中でバランスを取っている感じです。
大人でも毎回小説よりも違うジャンルの本を読んだり飽きない読み方があるので、それを児童文学と絵本でも実践しています。全部が小さい字ではないか、また大きい字ではないか、厚くないか、絵の感じが似ていないか、挿絵が少なすぎないか、、そうやってバランスを考えて選書するのがとても楽しいです。
私の借りてきた本、娘はほぼ読みました。でも好き嫌いははっきりしていて、これは趣味じゃないと思うと急に投げ出したりもします。例えば名作ですが、主人公が嫌いだなと2冊目は読まなかったり。そんな読み方、私は見てて好きです。自分の好きな本が選別できているってことですもんね。
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そんな娘の反応は読書記録ノートにちょこっと書いています。たまに私が気になる本は、読み終わったかもという直後に感想を聞いてみたりもします。また面白かった時は自分から言ってくれたり、あのシリーズはもういいかな、と教えてくれたり。そんな反応を知ることも楽しいです。本当は自分で感想を書いて欲しいな〜なんて思って、娘用読書ノートを作ってみたのですが、習慣にはならなかったです。まぁしたくなったら、するかな。しなくても良いし。と思っていたら、昨日から突然書いてみるようになり・・本人がしたくなるのを待つのは大切なことだなと改めて気が付かされました。
好きな本に出会えますように
この間の冬休みとにかくのんびりさせたいことと、借りる時間が無かったこともあり、図書館の本は無かったです。そんな時の娘を見ていたのですが、イッパイアッテナシリーズを読破するという目標を立てて、毎日1冊読んでいました。新しい本でなくても、同じ本を何度読んでもいい。それは大人も子どももそうですよね。だからこそ読んだ数ではないし、好きだなーという本に出会えるかが大切だなーと思います。
子どもが読んでいる時の顔って良いですよね。ちゃんと字を目で追っている姿。集中しているなーという感じです。宿題になると1問ごとにお話ししちゃうのに読書は集中できる。
さて、私は児童文学を専攻していました。ずっと思っているのですが絵本というのは気軽に中も見られるし、親が選定するのは簡単です。児童文学にうつるとそうもいかない。1冊の本がどんな本か知らずに選ぶのって難しいことなんだなと思います。だからこそ子どもの1人読みのための本を選定するのは親としては難しいところなのかなと思います。だけどもっと気軽にいろんな本を読んで欲しいし、渡しても良い気がします。本屋で図書館で大人が本を選ぶ時のフィーリングで、子どもにも渡すので良いんではと思ってます。好きか嫌いかは子どもが判断するので。必ず誰しもに合う本なんてないですもんね。
最後にノートの話
娘の読書ノートに使っているのはEDiTのノートです。
表紙に重厚感があり、気に入っています。
中にはPENCOのメモを貼ってます。
ここのマスに入れて書くのが楽しい。
少しツルツルしているので、書き心地も良いです◎
娘の感想はこんな感じでちょこっとだけ。
書いたり書かなかったりです。無理には聞いていません。
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こうやって一覧にすると、なかなか面白いものがあります。
そして私も頑張ったなーと思える。
そんなことも含めて、娘が本を好きになって良かったなーと思います。
今は小学2年生だからできているけれども
いつぞやかもう全部自分で選ぶようになるんだろうな。
それまでは楽しく運び屋を務めていきたいところです。