コロナ禍が長引くとデブが増加する(前編)
コロナ禍になり、連日「東京で○人感染者」なんていう報道ばかりが耳に入ってくる。かれこれもう半年間も続いているのだ。本当にすごい時代に突入したもんだと毎日思う。
さて、今回は
コロナ禍が長引くとデブが増加する
というテーマで話していこうと思う。
■コロナ禍で経済を回さないと貧困が増える
これは、特に語る必要性すらないことだと思う。
新型コロナウイルスの猛威は衰えるところを知らず、連日かなりの数の感染者が確認されたという報道がされている。
2020/7/22現在では、新型コロナウイルスの国内感染者が緊急事態宣言前よりも増え最多を更新してしまった。
「この緊急事態宣言の前の数よりも多くなりました。」という報道はこれから先、ますます経済的な影響を招くことになるだろう。人々は感染を恐れて自粛ムードが再びやってきそうだ。
こういう論を展開すると、
「感染者が増えてもよいのか?」
「お前は医療関係者だろう。」
という声が聞こえてきそうだが、
高齢者や基礎疾患を抱えた人から感染者を増やさない工夫をしながら経済を回す
必要があるというのが僕の考えだ。まあ、誰もが考えていると思うし、それが難しいだろうと言われても仕方ない。
休業補償等を第一回の緊急事態宣言で山ほど行ってしまった今の状況においては、緊急事態宣言が再度行われるという可能性は低いのではないかと感じている。
感染者数の連日の報道は、世の中の多くの人々の動きに影響を与えることは容易に想像できる。きっと外出自粛をする人が増えるだろうし、経済活動はますます低下していくことになるだろう。
■コロナ禍では「糖質」の摂取量が増加する
そうすると、雇い主も限界を迎え、世の中には大幅に減給をくらう人や失業に合う人が多くなると思われる。こういう世の中では、人々はあるものを多く消費するようになると僕は考えている。
それは
糖質
だ。
この間、近所のドラッグストアに買い物に行った時に「おつとめ品」コーナーの横をたまたま通りかかった。そこには、ジャムとマーガリンが挟まったパンなど多くの菓子パンが陳列されていたが、とにかく安い。
その価格、
39円
だ。
いやー、安すぎでしょう。39円で500キロカロリーを摂取できるのだからなんと素晴らしい世の中なのかと感じてしまった。成人は、1日だいたい2000キロカロリーが必要とされるのだから、極端な話、150円程度で一日分のカロリーを摂取可能ということだ。
もちろん、大してビタミンもミネラルも摂取できるようなものではないが、カロリーだけに焦点をあてれば、1か月で5000円も食費がかからないことになる。いや、ジャムって少しはビタミン入ってそうだし、菓子パンの組み合わせ次第でそれなりに栄養が摂取できそうだ。
ただ、おつとめ品コーナーをよーく眺めていると気が付くことがある。それは、
糖質しかない
のだ。
今や、筋トレを行う人に大人気の「サラダチキン」なんて売っていない。ゆで卵やプロテイン含有の飲料なども全く売っておらず、ひたすら
甘ったるいパン
ばかりなのだ。
■糖質はあまり摂取する必要がない
糖質は、安価に高カロリーを摂取することができる点では非常に優れたアイテムであるが、人間の体はそうもたくさんは糖質を必要としていない。
糖質の推奨摂取量は、健康長寿ネットさんからの情報によると以下の通りだ。
1日に摂取するエネルギーが2,000kcalの場合、50~65%に相当するエネルギー量は、2,000kcal×0.5~0.65=1,000kcal~1,300kcal。炭水化物は1gが約4kcalですから、1,000kcal~1,300kcal÷4kcal=250g~325g。つまり1日に250gから325gの炭水化物を摂取することが望ましいということになります。
「やばい!俺、全然足りていない!」
って思ってしまったそこのあなた。全然心配ない理由をこれから語ろう。逆に
「取り過ぎているわ!」
って人は少し食生活を改めたほうがよさそうだ。
糖質をこれだけの割合摂取することを世の中が推奨するのは訳がある。
ずばり、
農家の方々に配慮しているから。
白米の消費を控えてしまっては、お米農家の方々にはよろしくないためになるべく食事の多くを糖質で占めようという考えがあるのだ。
人間は、タンパク質から糖質を作り出す機能がある。大昔は、ほとんど糖質を摂取する機会がなく、たまに木の実とかを食べることで糖質にありつけていたほどだ。
土器を発明し、火を起こし、水を含ませた穀類を煮込んで柔らかくすることで初めて糖質を日常的に摂取するようになったという説が有力である。それまでは、糖質なんて大して摂取しない生活をしてきたのだ。だから、糖質過剰に体は進化で対応できず、糖代謝異常により糖尿病が増えているといわれている。