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香りを上手に使って快適な介護を♡

以前「香りでメンタルトレーニング」の講座に参加してくださった方に、頭痛でイライラしているお母さまをアロマで癒すことはできないでしょうか?というお問合せでアドバイスをさせていただきました。

アクティブだったお母さまが年をとって、思うように身体が動かなくなってしまってイライラがおさまらなく、老々介護のお父さまがオロオロして、しょっちゅうSOSが来てかなり疲れているご様子でした。

介護は先が見えないので、看てる側も看られる側もお互いに気持ちのすれ違いでイライラが生じてしまいがちです。そんなときに香りはとても有効です。

私自身4人の両親が次々と倒れ、目の回るような忙しさでしたが香りを使ってお互いに気持ち良く、介護の時間を過ごすことが出来たように思います。またアロマの精油の効果も絶大で、父や母の体の機能が改善したのも驚きです。父を香りで介護したときのお話はこちらです。⇩

お母さまは頭痛がひどくイライラしてしまうとのこと…お医者さまには背中から首にかけてパンパンで緊張性頭痛と診断されたようです。
 
緊張性頭痛はストレスや不安なことで心配事が頭から離れなくなって、血流が悪くなり、頭頸部の筋肉が異常に緊張して凝り固まり、頭が重く締め付けられたような痛みが生じます。
以前私も同じように毎日のように頭痛に悩まされていて、常に鎮痛剤を使って痛みを和らげていましたが、今は精油を上手に使って薬はまるっきり飲まずに対処しています。

そんな緊張型の頭痛に最適な、気持ちをゆったりリラックスする精油をメインに選んでもらってオイル作りをしました。香りは一瞬で心身をシフトする力を持っています。
嗅覚から、感情脳といわれる大脳辺縁系にダイレクトにアプローチします。視床→視床下部→下垂体に働きかけ、身体の免疫系、内分泌系、自律神経のバランスを調節します。

キャリアオイルのホホバオイルに精油1%濃度で作成 
選んだオイルは…

ラベンダー


ラベンダーAOP 
標高が高いところで採取されるラベンダーほど、酢酸リナリルの成分の割合が高くより鎮静作用があります。ラベンダーにも色々種類があるので、用途によって選ぶと良いと思います。不眠などに使う目的の場合は、酢酸リナリルの含有量が多い真正ラベンダーがお勧めです。

スイートオレンジ 
落ち込みや不安、心配、イライラなどの心の緩和の他、血流促進作用で肩こりや、筋肉痛にも効果があります。消化促進にも効果大。

ゼラニウム(ブルボン) 
レユニオン島で採取した最高級のゼラニウム ローズにも含まれているゲラニオールの含有量が高くよりローズに似た甘い香りで、心と身体のバランスをとります。ストレスや情緒不安定でイライラする人に

ティートリー 
慢性的な疲れをで、心と体が沈んでしまったときに、心身共に強壮して免疫力をアップしてくれます。抗菌、抗真菌作用にも優れています。

ペパーミント 
静脈やリンパの流れを促進して、滞った血液や老廃物を流す作用があります。ペパーミントは少量使うことで、精神を鎮静させる作用もあります。

これらの精油をブレンドしてお母さまにトリートメントが出来るように、背中、腕、肩、首、デコルテ、ハンド、ヘッドの施術をどのようにアプローチするかをお伝えしました。

温かい手でやさしくトリートメントをすることで、こわばった身体ををゆるめ、不安でいっぱいの脳もほぐすことができます。

タッチングがなぜ脳を休ませるかというのは、生命が誕生する発生学からもわかります。

受精卵が細胞分裂を繰り返し、外胚葉、内胚葉、中胚葉の3つの胚葉に分かれる時期を経て、それぞれの胚葉が皮膚、心臓、胃、などの器官となります。このとき、外胚葉と呼ばれる部分の外側が皮膚、内側に入り込んだものが脳と神経になります。同じところから分かれた脳と皮膚なので、皮脳同一と言われ、皮膚の刺激は間接的に脳を刺激して、皮膚をなでることで脳をなでていることになります。

またトリートメントによって、精油成分の分子が、皮膚の内部に浸透します。真皮→毛細血管→リンパ管を通じて体内に入った精油成分は血流にのって全身に運ばれ、組織や器官に働きかけます。

アロマトリートメントを行うことで、精油成分を体内に取り入れ心身の健康維持に役立ちます。

このような形でご要望があればその方にあったアドバイスもこれから少しずつしていけたらと…香りで皆が気持ちよく楽に生活が出来るお手伝いができればと思っています。

香りでメンタルヘルスもサポートいたします。
ホームページからお問い合わせください。


アロマトリートメント



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