まず自分に感謝する-二重作拓也先生「不安で眠れない時に行うべきたったひとつの行動とは」より
スポーツドクターで格闘家やアスリートのサポートも担当されている「格闘技ドクター」である二重作拓也先生の、とあるweb記事を拝読した。
強い不安でなかなか寝付けない時は、まず脳に「休息できる体勢になった」と察知させるため、照明を消して横になることを勧めている。次に、嬉しかった想い出や、安心できる想い出、未来への希望など「ポジティヴな記憶」をリストアップしていくことを勧めている。なぜなら脳科学の研究で「人間の脳は不安と感謝を同時に感じられない」ことが判明しているとのこと。そうして眠りにつくことで、充実した睡眠を取れるという。
昨年末から毎日、寝る前に手帳を広げ「今日、感謝すること」を3つ書いている。例えば、店員さんが笑顔で対応してくれた、一日晴れていて空き時間に散歩できた、SNSで〇〇さんの言葉を読んで元気が出た、など、探せば3つは必ず出てくるものだ。
続けているうち、身の回りのありがたいことに気づきやすくなり、幸福感が増えてきた。
だがその一方で、大切なことを忘れていたと気づいた。
私は、ずっと永い間、自分に感謝することを忘れていたのだ。
自分を一番近くでよく見てきているのは、もちろん自分だ。
だけど、今までの頑張りや努力を、認めることができなかった。いつも何かにつけて自分を責めて、「もっと頑張らなきゃ」と言い聞かせていた。
でも、振り返れば、本当によく頑張ってきた。
まずその自分を認めて、苦労をねぎらい、感謝すべきだと思った。
ずっと一生懸命に生きてきたのに、内心は常に不安だった。それはもしかしたら自分が自分を認めることができず、「いつもありがとう」と自分に言うことができてなかったからかもしれない。
二重作先生のツイッターをフォローさせていただいているが、先生は常に周りの人たちへの感謝を忘れない。私も先生がツイッターで発信される言葉から、多くの勇気や元気を頂いている。
これから、ふと不安で頭がいっぱいになったときは、まずいつも頑張っている自分をねぎらってから、周りで応援してくださる方々のことを思い出したい。
まず自分が自分の味方になることで、自分を応援してくださる方々への感謝の気持ちが自然と沸いてくるのだろうから。
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