シェア
wings
2016年2月21日 21:25
これまで、個々の発音を中心にリスニングのコツをお伝えしてきました。たとえば、このマガジン内の「どうして英語は早く聞こえるのか」の回で、単語そのものの発音がリズミカルに手抜きされているだけでなく、単語のまとまりや文章全体にも、リズムや手抜きがあると、書きました。つまり、英語にはリズムがあって、アクセントのあるところは強く、アクセントのないところは弱く、メリハリをつけるのがコツだというこ
2015年11月12日 16:58
英語の歌を歌うと、発音やリズムが自然に身につきます。その理由は、「1音符1音節」という原則があるからなんです。たとえば、Let it go なら3音節なので、お馴染みの♫♩というリズムになります。しかし、日本語でレットイットゴーと歌うと、5音節も必要になってしまいます。英語の歌は、英語のリエゾン(音がつながって変化すること)や音の強弱などが音符に反映されているので、聞こえたまま歌うだけ
2015年11月2日 17:16
「聞くだけでリスニング力が上がる方法」と聞いて、某社の聞き流しの教材を思い出す方もおられると思いますが、今回ご紹介するのは、それとはまったく違います。これからご紹介するのは、ある程度、英文の内容がわかって、個々の発音や音のつながりがわかるのに、ネイティブが話すスピードについていけない英文がある場合に、特に有効な方法です。「ゆっくり言ってもらえばわかる。」というレベルですね。それは、音
2015年10月26日 12:21
眠れない時に、「ひつじが1匹、ひつじが2匹、・・・・」と数えると眠れるというおまじないがありますよね。私もやってみたことがありますが、効果てきめんとはいかず、途中で数えるのに飽きてやめてしまった覚えがあります。実はこれ、欧米の習慣なので、日本語でやってもあまり効果は期待できないのです。ひつじは英語で sheep 。単複同形なので、複数形のsはつけずに、”one sheep, two
2015年9月4日 16:20
ネイティブの英語って、ホントに早く聞こえますよね。それは、単語そのものの発音がリズミカルに手抜きされているだけでなく、単語のまとまりや文章全体にも、リズムや手抜きがあるからです。Let it go. は、レットイットゴー、ではなくレリゴーと聞こえますよね。ネイティブはスキップしてどんどん楽して先に進んでいくのに、日本人の英語は一歩一歩真面目に進んでいくから、どんどん離されてしまって、と
2015年10月11日 13:18
ハロウィーンで子どもたちがお菓子をもらいに回るときの決まり文句が、”trick or treat”です。日本でもハロウィーンが浸透してきたので、「トリック・オア・トリート」と言われることが増えてきたようです。今回はこれを、子音のブレンドとリエゾンでネイティブっぽく発音してみましょう。trick も treat も、tr の子音のブレンドです。「らりるれろ」と同じ舌の位置で舌をはじいて
2015年10月10日 15:44
英語が早く聞こえてしまうのは、日本人が子音のブレンド音が苦手であることも原因のひとつです。子音のブレンドとは、2つ以上の子音を一つの子音のように発音することです。たとえば、「trick」 と、日本語の「トリック」の違いをみてみましょう。「トリック」をローマ字表記にすると、to ri kku となり、母音が3つで、3音節になります。英語の「 trick 」は、/i/だけが母音なので、
2015年10月3日 15:28
sの音は、日本語の「ス」をそのまま使うと、母音の「ウ」が残ってしまい、単語や文章の中で音が多くなってしまうので、意識して子音の「s」を練習しましょう。そのためには、口の形を意識することが大切です。日本語の「す」では、唇が丸くすぼんだ形になりますね。英語の「s」を出す時は、まず「イーッ」と言うときのように唇を思い切り横にひっぱります。そのときの歯は閉じたままですね。その閉じた歯の間か
2015年9月26日 14:10
さて、子音の発音の練習の続きです。今回は、mとnです。まず、唇を閉じて「んー」と言ってみましょう。すると、唇によって口の中が完全に閉鎖されるので、音は鼻から抜けていくのがわかると思います。その状態から、唇を離すと、mの音が出ます。簡単ですね。映画「英国王のスピーチ」の中にも、発音矯正のシーンで、mの発音練習がありました。ぜひ、参考になさって下さい。次にnの発音です.今度は
2015年6月1日 14:43
別冊マガジン「英語のしっぽのつかみ方ーwings超英文法メソッドー」の姉妹版として、大人のための発音教室をはじめます。どうぞ気楽にお付き合い下さい。●英語の発音は、大人になってからでは無理? 英語の発音に関しては、さまざまな流言があります。 そのほとんどが、実にネガティブなものです。「英語の発音は、子どもの時から始めないと身につかない」「ネイティブに習わないと、ネイティブ並みの発音はで