羊を数えても眠れないわけ
眠れない時に、「ひつじが1匹、ひつじが2匹、・・・・」と数えると眠れるというおまじないがありますよね。
私もやってみたことがありますが、効果てきめんとはいかず、途中で数えるのに飽きてやめてしまった覚えがあります。
実はこれ、欧米の習慣なので、日本語でやってもあまり効果は期待できないのです。
ひつじは英語で sheep 。単複同形なので、複数形のsはつけずに、
”one sheep, two sheep,・・・”というふうに数えます。
sheepの発音は、1音節で、真ん中のee を、「イ―」と強く発音する以外は、子音の音を弱く出します。
sheeは、「シーッ、静かに。」と言う時の 「シーッ」に近い音で、唇を横に引かずに、縦に突き出すようにします。
カタカナで書くと、まぎらわしいですが、あくまで「シーッ、静かに。」の唇縦バージョンです。
最後のPは、唇を軽く弾くようにします。
「プ(pu)」とならないように(母音が入らないように)するのが、寝つきがよくなるポイントです。
「shーッp」を正しく発音できたなら、ゆっくり、「one sheep, two sheep・・・」と言ってみましょう。
pの音は唇を軽く弾くだけなので、ほとんど聞こえなくなります。
shの音も、息がこすれるような音です。
これらの音が、寝息とよく似た音なので、眠りを誘うというわけです。
眠れない夜、発音練習を兼ねて試してみて下さいね。
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