ハロウィーンもカッコよく発音しよう!
ハロウィーンで子どもたちがお菓子をもらいに回るときの決まり文句が、”trick or treat”です。
日本でもハロウィーンが浸透してきたので、「トリック・オア・トリート」と言われることが増えてきたようです。
今回はこれを、子音のブレンドとリエゾンでネイティブっぽく発音してみましょう。
trick も treat も、tr の子音のブレンドです。
「らりるれろ」と同じ舌の位置で舌をはじいてtの音を出して、すかさず舌を引いてrの位置にもってきます。
「トゥる」のような音ができたら、OKです。
「トゥリッk」「トゥリーt」と発音できたでしょうか?
ここでのkとtは、どちらも母音を含まない子音の音です。
”trick or treat”をカタカナ表記にしてつなげてみると、
トゥリッkオrトゥリーt となります。
これをそのまま読むと、
トゥリッコrトゥリーt となります。
どうでしょう?ネイティブっぽく発音できたでしょうか。
このように、語尾の子音と語頭の母音がつながって音が変化することを、リエゾンといいます。
”trick or treat”は、わずか3音節で、しかもリエゾンによって音が変化しているので、とても早く聞こえます。(日本語のトリック・オア・トリートは、8音節もあります。)
語尾の子音の音をちゃんと出していると、自然と次の母音とつながるので、子音を出すことを意識して練習してみましょう。
ところで、”trick or treat”の意味は、一般的には「お菓子をくれないといたずらするよ」と訳されますが、原文では、「”trick"(いたずら)か、”treat"(お菓子)か、どっちだ?」と、かなり脅迫めいた言い方になっています。
でも、ハロウィーンでは、大人にこんな生意気な言い方をしても許されて、お菓子がもらえて、仮装もして、こどものいたずら心をくすぐる楽しい日ですね。
では、また次回。
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