ラム肉団子のクミン煮込みと桔梗ヶ原メルロー
先日、ワイナリーを訪問した「五一わいん」。
帰宅してから3種類のワインをオンラインで購入。
塩豚のポトフとセイベル9110
まず開栓することにしたのは「草生栽培 酸化防止剤無添加 セイベル9110 2022」の白ワイン。
五一わいんの草生栽培について調べてみると、ブドウ畑に草を生やして、年に4回その草を刈り取り土壌に返し、化学肥料は使用していないとのこと。
そうして育てた「セイベル9110」という品種のブドウ100%で、酸化防止剤は添加されていない。
なお、セイベルとは、フランス人のセイベル氏が交配した品種で番号によって違い、赤ワイン用の品種もある。
このワインに合う料理を調べてみると、和食とともに「酢豚」という情報も。
少し涼しくなってきたことだし、久しぶりに「塩豚」と野菜をたっぷり入れたポトフを作ることに。
▼「塩豚」は、以前シュークルートを作る時に初挑戦。
バラ肉に塩をすりこんで、2晩寝かせたあと、小1時間塩抜き。
鍋に塩抜きしたバラ肉、皮をむいたじゃが芋、人参、水を入れて火にかける。
沸騰するとアクが出てくるので、アクを取ってから、玉ねぎ、マッシュルーム、セロリ、ローリエ、コショウの粒を加えて1時間ほど煮込む。
食べる時に温めて、具を少し取り出し、鍋にトマトを丸ごととソーセージも追加。
塩豚はホロリとほどけ、野菜も柔らかく煮込まれている。
調味料は塩コショウのみ、コンソメなどは入れていないが、肉と野菜の旨味が出たスープが美味しい。
粒マスタードを付けながらいただく。
さて、よく冷えたワインを試す。
リンゴの花のような白い花の香り、青りんごの香りが軽やかにして、穏やかな酸味がありフルーティー、爽やかな印象。
余韻にさらりとした甘みもある。
飲み疲れしないタイプのワイン。
料理と合わせてみる。
セロリやローリエのハーブ香と青りんごのような香りがリンク、トマトや粒マスタードの酸味とワインの穏やかな酸味もリンク、ワインの優しい甘みと塩豚の旨味が合い、フルーティーな甘塩っぱい余韻が広がる。
優しい料理とワインが、夏の暑さを乗り越えた身体をいたわってくれるよう。
季節の変わり目にいい組み合わせ。
こうして、煮込み料理のシーズンが始まった。
ラム肉団子のクミン煮込みと桔梗ヶ原メルロー
何度も料理レシピを参考にさせてもらっているケイチェルおじさま。
先日、まだ読んでいなかった記事を発見し、「ラム肉のクミン煮込み」を是非作ってみたいと思っていた。
レシピを再確認しようと検索すると、ユイじょりさんの記事も発見。
そういえば、お月見のシーズン。
肉団子でお月見もいいなと、こちらも参考にさせてもらうことに。
さあ調理開始。
まず、お二人の記事を見て用意したのが、これらの食材。
実食。
肉団子にトマトスープって合う。そこにクミンのアクセントがいい。
肉団子は牛肉と玉ねぎも混ぜてあるので、ラム肉感は優しめだが、大き目に作ったので食べ応えがある。
カブの代わりに入れた大根はスープを吸ってなじんでおり、ひよこ豆がホクっとした食感でほっこり感を増してくれた。
クスクスと煮込みもよく合う。
では、ワインと合わせてみよう。
いざ、桔梗ヶ原のメルローを。
ブラックベリーのような黒い果実の香り、土っぽいアーシーな香り、樽由来のバニラの香りや、ハーブのような青っぽい香りもある。
ボディはやや重め、果実味は中程度、渋みもあるがヴィンテージ3年目でこなれつつある。
やっぱり、長野のメルローは特徴的。
海外ワインのようなミネラル感、アーシー感は日本の他の産地ではなかなかない。
料理と合わせてみる。
桔梗ヶ原らしいアーシーな感じに、クミンの風味や、肉団子とスープの旨味が合う。
サイドディッシュのルッコラに黒オリーブを入れたサラダとも、よい相性だった。
煮込みにもう少しスパイスを効かせて、塩味ももう少し加えた方が、ワインとバランスがよかったかもしれないが、初秋らしい優しさのある組合せとなった。
るもわ脛さん流にいうと、★★★★☆(星4つ)か。
🌕
(↑これは、満月マークです)
皆さん、昨夜お月見できましたか。
月見団子も召し上がりましたか。
甘い団子ではなかったですが、お団子を丸めたので、丸い月を愛でる季節行事に加わった気分になりました。
ただ、満月が見えず、夕食を食べてから近所をぐるっとしてきましたが、雲に隠れてましたね。
さて、初秋の煮込み料理と日本ワインいかがでしたか。
ここ3ヶ月ほど、火を長く使う料理はさけてきましたが、涼しくなるとやっぱり煮込み料理が食べたくなります。
昨日は遅い夏休みをとったので、家でゆっくり煮込み料理を作ってみました。
ラム肉だけでもう少しスパイスを効かせたクミン煮込みも作ろうかな。
今回買ったクスクスもまだあるので、そちらは魚介スープとも合わせてみたいですね。
暑い時期、ワインは、白、白、泡、白、ロゼ…みたいな感じでしだが、赤が飲みたいシーズンになりました。
日本ワインの赤って、これまであまり多くご紹介してはいないですが、今回の長野、桔梗ヶ原のメルローのように、美味しい日本ワインの赤も増えつつあるので、これからのシーズンにもっとご紹介できるといいなと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました🍷