「不眠」と「肥満」のメカニズム
界で最も睡眠時間が少ない日本人。
これは決して褒められることではない。
“不眠、短時間睡眠”には多くの疾病リスクが潜んでいる。
「睡眠時無呼吸症候群」は深刻だ。
認知症だけでなく、死にも関わる疾病の可能性がある。
そして、何よりも「不眠」と「肥満」との関係性はとても強い。
短時間睡眠になると、ホルモン分泌の異常が起こる。
食欲の亢進性がある「グレリン」が増加することで、
食欲の増加、つまり食べ過ぎになる傾向がある。
短時間睡眠は生体リズムにも影響する。
それは身体中の新陳代謝、自律神経のバランスを崩す可能性がある。
この肥満は、ある意味で、「脳と全身の炎症」と言ってもいい。
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そうなると、脂肪細胞から「サイトカイン」が分泌される。
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この影響によって、血糖値を保つための機能が低下。
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耐糖能が低下。
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インスリン機能の低下
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糖尿病リスクが高まる。
当然、肥満は多くの「生活習慣病」の発生に関わる。
動脈硬化 → 脳血管疾患(脳卒中、脳梗塞)
→虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
人生の1/3の時間を過ごす「睡眠」。
1/3の人生の時間、それを活かすか?活かさないか?
その人の人生が変わっていくと思う。