モノを手放しても買い直せばいいという価値観
なかなかモノを手放せない、捨てられないかと思いますが、その心理的な障壁を乗り越えるためには「買い直せばいいや」と思える価値観を持てるか?どうかにあると思います。
この考えは中々、持てない、持ちにくいかもしれないですが、これに縛られているうちは、やっぱりモノは減らないと思います。
逆に考えると、「買い直せばいい」発想がないとすると、「買い直すのはダメ、使って使って、使い倒して壊れるまでは、手放さない」こうなりがち。
こうなると、モノは減らないし、むしろ増える傾向にならざるを得ないんですよね。どうでしょうか?
どこか「もったいない」と思ってしまうこともあると思いますが、以前にも書いたように「もったいない」精神をどこかで捨てないと、モノは溜まっていく一方になってしまうのは、わかりますよね。
一度「これは要らないよね、だから手放そう」と決意して手放しました。その後、やっぱり「必要だから、買い直そう」って思うことは悪いことじゃありません。
「あぁ、手放しちゃったなぁ、(悪いことしたなぁ)」と思う必要は全くなくて、むしろ悪いと思うよりは「あ、これは必要だったんだ!じゃあ、買い直そう!」って楽しんで取り組める方がよくないですか。
本当に必要なモノって、実は見極めるのは難しいんです。買ったモノが本当に必要なもので、本当にお気に入りになるモノというのは案外少ないです。
これは絶対に必要だと思って手に入れたとしても、「やっぱり要らないや」っていうこともあります。逆にそれほど気にも止めてなかったモノ、安いし気に入らなかったら捨てればいいや、と思っていたモノが、意外と「手放せないモノ」になったりしますからね。
ただそれでも間違って捨ててしまったとしても「買い直せばいいよね」って思えれば、そういう価値観を持っていれば、心を痛むこともないと思います。いや、心を病む必要もないんです。
「もったいない」マインドに支配されていると、買い直すというのはかなり冒涜した行為になってしまいます。わたし達は幼い頃から「もったいない」を叩き込まれて生きてきたので、ここから外れた行為をすると、ものすごい罪悪感を感じてしまう。
でもですね。
そのように罪悪感を必要は全くありません。選択を誤っただけで、間違ったのなら、ただ修正すればいいだけです。
テストで回答を間違ったからって、いちいち罪悪感を感じていたらどうでしょうか?もう一歩も前に進めませんよね。
そうではなくて、間違った選択をしたとしても、それをリカバリーすればいいだけです。モノを手放すことが間違っていたら、ただリカバリーすればいい。つまり、買い直せばいい。ただそれだけ。
毎回100点満点を狙わなくったっていいわけですからね。
最終的に、心の満足度で高得点を取れればいいのだから、多少の間違いで一喜一憂する必要はないはずです。
手放す・買い直すですぐお金に換算してしまうのは、いい方法だと思うし、罪悪感を感じさせないために、お金に変えてしまって、すぐに次のアイテム選択に移るのもいいと思います。
心へのダメージを最小限にしたい。
まぁ、もったいない価値観から、手放してもいいや価値観へ変えるのは中々難しいですけど、「買い直せばいい価値観」を持てたら、モノは減るし、お金ももしかしたら使い方次第で増えるかもしれません。
それでは、また。