よわむしめがね🔎

素人小説家。売れない小説「塔とパイン」連載中。小説書きながらモノ少ない生活を継続中。どちらも専業ではない。 https://twitter.com/Yowamushi_glass

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マガジン

  • ミニマリズム

    モノが少ない、ミニマリズムにまつわる記事をまとめました。メインコンテンツ #ミニマリスト #ミニマリズム

  • 雑談

    日々思うことをまとめました。

  • 小説・「塔とパイン」

    作:よわ🔎 概要:45歳、片田舎の洋菓子店のパティシエが、紆余曲折、海を渡ってドイツでバームクーヘンを焼き始めた。 ※毎週日曜日更新(予定) ※作品は全てフィクションです。著作は作者に属します。

  • 海外生活

    欧州在住。海外生活で思うことを書き記しています。日本と違うところ、今までの経験で気づかなかった発見など綴っています。

  • 愛用品

    モノが少ない生活をしている中で、愛用品を集めました。独断偏見がかなり入っています。

最近の記事

至高のミニマリズムとは?

数年、モノが少ない生活を送ってきたので、そろそろいろんなことを考える時期なのかもしれない。ということで、ちょっと考えてみました。 タイトルにある通り、至高のミニマリズムとは?です。 わたしたちは、生活を見直したくて、人生変えたくて、お金を貯めたくて、人間関係を見直したくて、いろいろな思いを持って「モノを減らそう!」「ミニマリストになろう!」って決めて、日々いろんなことに取り組んできたのではないでしょうか。 わたしも、その一人です。 わたし自身、元々、モノが多かったし、

    • 田舎暮らしが自分の最適解?

      モノ少なく暮らす生活も、もう何年やってるんだろ?ふとそう思った。ミニマリストをやりだしてから、モノを減らした後、街中(繁華街)に住んだし、海外にも住んだし、そして今田舎に住んだ。 そろそろ「どこに住むのがいいのか?しっくりくるのか?」考えるころではないだろうか?と思ったのがきっかけです。 街中に住んだときは確かに便利だった。家をでて数百メートルも歩けば、コンビニはおろか、スーパーも飲食店も娯楽施設も、そして駅もあった。便利っちゃぁ便利だった。冷蔵庫も洗濯機もなかったけれど

      • 久しぶりの投稿で…

        大変ご無沙汰してます。しばらくnoteから離れてました。 離れた理由はやっぱり「書くのが億劫になった」からです。それまではダラダラとではあるけれど、ずっと書き続けてました。いつしか各ネタもなくなり、苦痛を伴うようにって、辞めてしまいました。 心機一転、小説書こう!と思い立ったものの、いいアイデアが生まれることもなく、行き詰ってしまいました。そこで思ったのは、 やめよう これだけでした。なんかね、もう他には考えられないというか、なんというか。長文書くのって、結構しんどい

        • ご無沙汰してます。売れない小説家、各モチベーションがなくなってしまったのでほったらかしにしてました。小説はしばらくお休みして、また雑談を書いていこうかと思っています。取り急ぎはジャンル拘らず好き勝手綴っていこうと思います。しばらくお待ちください。

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        • ミニマリズム
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          31本
        • ミニマリズム・2020年1月〜3月
          55本
          ¥500

        記事

          ついに三文小説「塔とパイン」の「いいね」記録が途絶えてしまいました。 ゼロ。 なので、今週はお休みします。やはり無理があったのか…。 そろそろ潮時かもしれません。 https://note.com/wimpy_glasses/n/n8d49b97c9582

          ついに三文小説「塔とパイン」の「いいね」記録が途絶えてしまいました。 ゼロ。 なので、今週はお休みします。やはり無理があったのか…。 そろそろ潮時かもしれません。 https://note.com/wimpy_glasses/n/n8d49b97c9582

          小説・「塔とパイン」 #27

          「どうしたの?元気?」  ある日、ひどく落ち込んで元気がなかった時に声をかけられた。自分で言うことではないけれど、あの時は何をやるのも楽しくないし、日々やらなければいけないことも、億劫だった。 製菓学校の休憩室に、上質とは言えない長椅子がある。ベンチと言ったらいいだろうか。病院の待合室などによく設置してあるあの椅子だ。 実習と実習の合間に、思い思いに休息を楽しむ場所。一息つくことも出来るし、生徒同士が談笑しながら他愛もない話で盛り上がることも出来る。 この長い椅子も、

          小説・「塔とパイン」 #27

          小説・「塔とパイン」 #26

          製菓学校での日々はとても新鮮で、しかし厳しくもあり。とても充実していた。僕は実家が製菓店でもあったから、多少の知識はあったつもりだった。いや、本当にあると思ってた。 ・・・あれ、違う。 自分が今まで知っていたこと、親の手伝いをしていたこともあったから、よくわかっている。どこか自信めいたところがあったんだと思う。父親が積極的に教えてくれたわけでもない。それなのに「自分はできる、できている」と思い込んでいた。 学校に入って数週間、徐々に違和感が大きくなっていくのを実感してた

          小説・「塔とパイン」 #26

          小説・「塔とパイン」 #25

          最寄駅から徒歩15分、下町感の残るアパートについた。今日から僕はココで生活することになる。母親が「引越しの手伝いをしに行く?」申し出もあったけれども、その時の僕は変な使命感に燃えていたもので、丁重に断った。 若かったということもあるし、世間知らずだったこともある。 「いや、大丈夫。ひとりでやるよ」「店番、あるでしょ?」 ひとりで生活するんだから、一人で何でもできるようにならなきゃ。最初から誰かの力を借りてやってしまったら、僕はずっとそれに依存して生きていかなきゃならない

          小説・「塔とパイン」 #25

          小説・「塔とパイン」 #24

          18歳で製菓学校に通うため上京した僕。当時は20世紀末。なんとなく閉塞感がありながらも、周囲の雰囲気を噛みしめながら過ごしていたころだ。 上京して、やっぱりというかなんというか「東京」に圧倒された。見るものすべて、今まで自分が経験したことのない世界がそこに広がっていた。 「うわぁ~」「すげー」 喜びとも、驚きともつかない一言が、口の端から漏れた。東京って言ったら、テレビの中の世界がそうなのかと思っていたし、テレビを覗いて見た東京は、その一部分しか映し出していなかった。

          小説・「塔とパイン」 #24

          小説・「塔とパイン」 #23

          18歳になるころ、僕は進路として「製菓」の道に進むことを決めた。実家が「製菓店である」という一点で、興味があったし、手伝いもしてたから、すんなり決めた。 学校生活はどうだったかというとあまり覚えていない。勉強はそれほどできたほうでもなかったし、興味も持てなかった。スポーツはと言えばこれも大したことはなく、クラスの中では「苦手もなければ、得意もない」微妙な位置にいた。 18歳までの学校生活、振り返ってみれば学校の中での順位・位置づけは本当に平凡で。友達もそこそこいて、バカな

          小説・「塔とパイン」 #23

          小説・「塔とパイン」 #22

          毎日、毎日、異国の地で、菓子を焼く。飽きないのか?と問われれば、そりゃふと「飽きる」瞬間もある。だけど僕にはもう、これしかない。好きか嫌いかと問われれば「好きな」ほうなのだろう。 嫌いだったらこの業界で働いているのは考えにくい。いや、ほんとうにそうだろうか? ーーー泡だて器を使って、生地をブレンドする。 お菓子作りに目覚めたのはいつだっただろうか?いや、目覚めたというのは聞こえがいいけれど、ある日突然、思いついたり、なにかに触発されてそうおもったわけじゃない。 ーーー

          小説・「塔とパイン」 #22

          小説・「塔とパイン」 #21

          「おはよう」 スマホに届いたメッセージで、まどろみから抜け出した。そうだった。昨日の夜、ベッドの上でスマホ片手に彼女ととりとめのないメッセージのやり取りをいくつか交わしてしていたはずだった。 いつの間にか、眠りについていたらしい。 スマホの電池表示が62%を示している。使い切ったわけでもなく、かといってこの残量では、一日を乗り切ることもできない。一喜一憂せず、快適に過ごすのなら、補給が必要だ。 「人間と、同じだなぁ・・・」 僕たちもエネルギーが足りないと、辛い。一日

          小説・「塔とパイン」 #21

          小説・「塔とパイン」 #20

          バベッタと初めて出会ったのは、そう、市役所だ。右も左もわからない中、渡欧してドイツに来た。来ただけではダメで、住民となるには役所に届け出をしなけりゃならない。 前情報では「英語が読めれば何とかなる。」はずだったけれど、期待外れだった。英語での案内などなく、文字はほぼドイツ語だ。特段ドイツ語ができるわけでもなかった僕。 「全く、わからない・・・」 どこにいって、なにをすればいいのか、なにがどこにあるのか、さっぱりわからない。かろうじて、トイレの場所だけはわかった。 右往

          小説・「塔とパイン」 #20

          小説・「塔とパイン」 #19

          帰宅すると夕餉の時間が始まる。とはいえ1人で住んでいるから、仕度は自分でやることになる。自炊はできないので、スーパーで買ってきた、パンやサラダを食べ、チーズをかじる。 ドイツだからビールを飲めばいいだろうけれど、あいにくお酒に弱いし、ビールの味も好きじゃないから、ほとんど飲まない。ワインなら味はまだマシと感じる。 部屋の照明が弱いので、IKEAで購入したデスクライトで手元を照らしながら、ぼーっと過ごす。テレビをみたって、日本のコンテンツをみることができないから、僕にとって

          小説・「塔とパイン」 #19

          小説・「塔とパイン」 #18

          僕の住んでいるアパートは、7階建て。外壁の配色は薄いグリーン。周りのアパートの外壁も、ピンクやブルー、ホワイトと色とりどりだから、僕の住むアパートは目立たない感じもある。 東欧に見られるような画一的なアパートの並びと違って、西欧の国々のカラーリングだけじゃなく、装飾や意匠も様々だ。細かくみて見ると細部にこだわっているのがよくわかる。 こういうところが、中世から続く造形物の繊細さが形作られてきたんじゃないかって思う。 エントランスの鍵を開けて中に入ると、階段が続く。残念な

          小説・「塔とパイン」 #18

          小説・「塔とパイン」 #17

          街のシンボルの教会と教会の前にたたずむ簡易的なストロベリーハウスの間を抜けて、住宅街を歩く。ここら辺一帯は、比較的新しい建物が多い。伝え聞くところによると、戦争のあとに建てられたものが多いからだそうだ。 それでも、十数年は経っている。ヨーロッパの建物は、百年前に建てられた家にそのまま住んでいるというのもあるそうだ。 夕闇が近づく時間帯に差し掛かり、街灯にも火がともった。この街灯も電気が使われる前、はるか昔から使われていたものだが、それをそのまま流用して「新たな街灯」として

          小説・「塔とパイン」 #17