【鉄則】傘は折り畳み傘、1本だけ
必要最低限のモノで暮らすとまだ決意していなかった頃、余計に持っていたアイテムで思い出しました。それは傘です。
傘
このアイテム、気をつけないと、割と溜まりがちです。気がついたら家の玄関に、傘が何本も溜まっていた、なんていうことがありますよね。
実際、傘立てに、傘がもう入らないのに!ってくらい、傘が溜まっていたこともあります。しかも、使える傘は、1本、2本くらいしかないのにw
中には、折れたりしてて使い物にならないのに、そのまま傘立てに放置してあったり。折り畳み傘もあれば、ビニール傘もあったり、バラエティに富んでますw
さて、もうお分かりだと思いますけど、そんなたくさん本数のあった傘を、ある時に手放したんですよね。よ〜く考えた結果、傘の本数は最終的に1本になりました。
1本あれば十分。他はいらない。
その代わり、多少値段は高くとも、最高に気に入ったモノを買う!ということで決断しました。
傘にかける費用というのは、それまでは大体1000円前後です。コンビニでは500円くらいで売ってたと思います。
まぁ、そういう安い傘を集めると、数千円になってしまいますけどね。
でもですね。
それまで、傘って、あんまり拘って持とうなんて思ったりしなかったアイテムのうちの一つだったんですよね。雨に濡れなきゃいい、だから、安くっていい。できるだけ安いやつでいい。
性能とか、重い軽いとか、耐久性とか、実際はモノによっては全然違うということがありながら、そこには目を向けず、ただ「凌げればいいから、安いのでいい」というマインドに支配されていました。
お金がなかった時なら仕方なかったかも知れません。
でも、いつまでもそのままだと、意識がそっちに向かないし、結局、安かろう、悪かろうで、いくつも同じモノを買ってしまったりします。そして、使えなくなったんなら、捨てればいいのに、それをしない。
何がしたかったんでしょうね。当時の自分。
多分一番の正解は「何もしたくなかった、考えたくもなかった」だけだと思います。そう、捨てられる、もう役目を終えているものに対しても、そんな扱いだったんです。
考えてないから、モノが増える。
ミニマリズムに触れて、少し「モノとの付き合い方」について、考えるようになったのは大きな収穫です。
傘も、考えるきっかけになったアイテムの一つですね。
ちなみに、わたしが愛用している「傘」はこちらです。すでに購入から四年くらい経ちますけど、それ以来、これ1本で過ごしています。
また、生涯を振り返っても、これだけ長い間「傘として」ずーっと付き合い続けているのも、コイツが最も付き合いが長いと思います。
「おじさんの傘」というお話があるのをご存知だろうか?
当時読んだ時、滑稽なおじさんがいるんだなぁ〜。と思っていましたが、その時から幾年月、わたしの方が「おじさん」化していました。
おじさんにとっての傘は、まさに相棒。
ちょっと気持ちがわかるなぁ、大事に使わなきゃな。って思ったのもここ数年のことです。
傘は1本あれば、問題ありません。
それでは、また。