ワクチンを打たないと生活はミニマムになってしまう
ご存知かとは思いますが、現在、ドイツは流行り病が再び爆発的に増えており、昨年よりも感染者が増えていたりします。時々「ドイツは大丈夫なの?」っていう声をかけてもらうこともあります。今のところ、感染はしていないというのが実情です。
感染率も地域によって異なります。感染率が比較的多いのは、南と東が特に多くなっているようです。10万人あたりの7日間指数が1000を超えているところもあります。
連日、日本でもドイツの状況がニュースになるくらいですから、凄い状況になっていますね。
そういえば、去年の今頃は7日間指数が100を超えるか、超えないか?でかなり緊迫感を強いられていた気がします。わたしの街でも現在、軽く100を超えてますw
あれから一年が経ちました。
おかげさまで、外国人であるわたしも遅ればせながら、ワクチンを無料で接種させていただいて、ワクチン接種証明書も無事ゲットすることができました。
ワクチンを打つか、打たないかは、個人の自由です。わたしはワクチンを打つことに躊躇いはなかったです。前にも書きましたが、「ワクチンを打つことのメリットの方が、ワクチンを打たないことのデメリットよりも大きい」と思っていました。
今、改めて思いますが、あのとき、サッサと打っておいてよかった。です。
なぜなら、ワクチンを打っているのと、打っていないのとでは、市民生活における制約がかなり違うからです。
3Gルールから、2Gルールへ
現在、わたしのすむ街でも「2Gルール」が適用されるようになりました。2Gルール?なんのことかよくわからない。と思いますけど、耳慣れないので、そう思いますよね。
Gというのはドイツ語でワクチン接種(geimpfte)もしくは、コロナ感染からの快復(genesene)の証明。頭文字の「G」をとって、「2G」といいます。
レストランや美術館、映画館、スポーツ観戦等、こういった施設を利用するときは、2Gのいずれかの証明書を見せる必要があります。
わたしの場合は「レストラン」を利用することが多いです。最近はかなり厳密に「2G」の提示を求められます。
これまでは「3G」すなわち、PCR検査等をした後の陰性証明書を見せれば、利用することができました。でも「2G」に変わってから、陰性証明書は役に立たなくなりました。
そうなんです。
ワクチンを打つか、一回、流行り病にかかって回復するか、どちらかしか、ないのです。そのどちらかを経験すると、いわゆる「普通の市民生活」を送れるんです。
これ、もしワクチンを打ってなかったらと考えると、結構辛いです。
ワクチンを打たずにはいられない
そう考えると、もう「ワクチンを打たずに、普通の生活をする」のはやりづらくなっています。どこかに行きたくても、証明書がないと入れない。施設を利用したくても、利用できない。
一時が万事、この調子だと、もうやってられませんよね。
必要最低限の生活でいいのであれば、もしかしたら、ワクチンも必要ないのかもしれません。
でもですね。
制約がある中で、毎日を過ごすのと、制約のない中で、日々自由に選択できるのとでは、雲泥の違いがあると思います。
去年の今頃は、ワクチンもなく、制約ばかりが厳しくて、辛い思いをしたのを覚えています。あの頃は、辛かったなぁ・・・。
選択肢を狭めるよりも、選択肢が広がった方が、気分は良いモノです。それが封じられてしまう生活は、なんとも・・・。
まとめ
ワクチンが万能ではないことは知っています。ワクチンを打ったからといって、流行り病にかからないわけじゃない。仮に罹ってしまっても「重症化しない」というのは、インフルエンザのワクチンであれ、どれも同じ。
わたしは、インフルエンザも「重症化」して寝込むのが嫌なので、積極的に打ちたい派でした。だから、今の流行り病も、打っておきたいと思い。打ちました。
結果、今、爆発的に感染が増えている中でも、注意を怠らずに、それでも普通の生活が送れるのは、ワクチンのおかげです。
どちらにしても、ワクチンを打とうが、打たまいが、早く収束してくれる日が来てくれることを願っています。窮屈なこの世の中が少しでも、明るく、楽に過ごせる日が来れば。
それでは、また。