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「息」という漢字は、自(みずから)の心と書きます #019
「息」という字は、自(みずから)の心と書きます。
息は自分の心の状態を反映しています。
はじめてアイスバスに入ったときは、ハーハーと荒い呼吸で心もパニック状態「このまま入っていたら死ぬ」と思ったものですが、、、Winter Expeditionに参加して滝では「ゆっくり長く息を吐きましょう」と教わり、ゆっくり長く息を吐くようにしたら、確かにちょっとだけ落ち着いて浸かっていられるようになりました。
逆に、初心者向けの動画を作るために、わざとハーハー荒い呼吸の演技をしてみたら、心も乱れて、アイスバスがとてもキツい体験になりました。
心が乱れれば荒くなり、心がおだかかなら呼吸もおだやかになります。
「息」は会意文字で、「自」は鼻の、「心」は心臓の象形です。心臓部から鼻に抜ける「気」を意味します。
「自」はみずからではなく鼻という意味だったのです。すると、呼吸とは、心臓部(肺・心臓)から、鼻から出てくるもの、つまり、息=心肺系から吐き出されてくる空気という、西洋的、解剖学的な捉え方もできます。
一方、東洋において「呼吸」とは「気・プラーナヤマ」という
いわゆる”エネルギー”を巡らせる役割を担っていると考えられてきました。
新鮮な「気」を取り入れて古くなった「気」を吐き出すことが、
人を健やかにし、生きてゆく「気力」を養うとコンセプトです。
(物理学における)エネルギーという語・概念は「物体が仕事をなし得る能力」を意味したが、その後、自然科学の説明体系が変化し、熱・光・電磁気もエネルギーを持つことが知られるようになり、さらに、質量までがエネルギーの一形態である、と理解されるようになった
「呼吸は人の生気なり」
つまり、呼吸は生きる力であると
「つねの呼吸のいきは、ゆるやかにして、深く丹田へ入るべし」
ゆっくりと吸った新しい「気」を、臍下三寸にある「丹田」へ入れ、その「気」が生きる力となって心身を支えている
*参考文献
今日から始める養生訓/帯津良一
絵で読む漢字のなりたち 白川静文字学への扉/金子美都絵
「呼吸」は語順の通り吐く方が先行
リラックスして吐くと自然な反動で少しの努力で深く息が吸えるようになります。
トランポリンで反動を利用して、どんどん高く飛ぶように、
「大きく吸って〜」と誘導しているので吸う方を頑張り過ぎている人が多いようなので、「脱力するのに任せて吐く」部分を強調したいと思います。
「緊張と弛緩の繰り返しで中心を取り戻す」というのが基本理念です。
コンフォートゾーンを出たり入ったり
呼吸法
音楽
毎朝の冷水シャワーと回復
自然なサイクルを少し大袈裟にやっています。