高校時代から関わり続けたwilldoorCompass ー 「わからない」から「こうしたい」へ:ほのか【後編】<willdoor Compassスタッフインタビュー>#自分でいられる場所
「willdoorCompassって、一体どんなおとながいるの......?」
そんな疑問を解消するため、スタッフとして日々高校生と対話を続ける方へインタビューを実施!
第二弾は、子どもの権利に関する活動を行いながら、willdoorCompassに2年前の開設段階から携わっているほのかさん。
聖心女子大学現代教養学部2年生として小学校の教員免許の取得を目指しながら活動へ奮闘する、ほのかさんの想いをインタビューしました。
今回は後編です!
「私って変だ」「インターンと周りの人からの反対」「子どもたちを助けたい」
前編はこちらから→
Q.2年間Compassに関わって自分自身に起きた変化は?
最初の頃は私も高校生だった上に、ファシリテーター経験も特になかったので、見学するような形で関わっていました。
どうしたらいいか困っていたのを覚えています。
大学生になって自分よりも年下の子達が参加者層になったり、ウィルドアにインターン生が急に増えたりして「ただ見学してるだけじゃだめだな」って行動しはじめたのが1年半前ぐらいのタイミングでした。
同世代だからこそ見えているものが近いと感じていたので、最初は他のスタッフには考えられないようなアイデアを言ってみることやファシリテーションも学びつつ実践してみいました。
参加者と一緒に私も成長してきたから、何もわからなかったっていう段階から、どういう場を作りたいのかが自分の主語として語れるようになってきたのを感じています。
Q.ウィルドアやCompassはほのかさんにとってどんな場所?
第1回のwilldoor Forumに登壇したとき、「こんなに面白い人いっぱいいるんだ」「こういう場を作るために一生懸命頑張ってる人がいるんだ」ってすごく驚きました。
それから2年以上経った今、この場所は高校生を応援する団体であり、仲間も応援してくれる団体だと思っています。
「私にとってのゴールはどこなんだろう」「私がやりたいことはなんだろう」と考える機会をもらうこともあれば、やりたいことを実現するために必要な資源をウィルドアの業務以外でも紹介してくれることもあって。
一人の人として相手のことを応援してくれてるような団体なので、強い味方であり応援者だなと思っています。
Q.Compassをどういう場所にしたい?
Compassは、学校外の友達が欲しくて居場所として利用してくれてる子、自分の探究やプロジェクトを進めたいよって使ってくれてる子など、いろんな子が来てくれています。
私は、Compassが「ここに来ると自分でいられるな」って思ってもらえる場所であってくれたらいいなと思っています。
「学校だとちょっと話しにくいけど、Compassだったら喋れるな」とか、「自分でいられるな」「親とか先生とかは認めてくれないけど、Compassスタッフだったら応援してくれるな」とか。
私たちは、その子達にとって直接的な繋がりがあるわけではないからこそ、ある意味、無責任な応援者なのかもしれません。でも無責任ながらも、その子が自分でいられる場所を作るっていうのがCompassで私がしたいことでもあるかなと思っています。
Q.Compassに興味を持ってくれた人へ伝えたいことは?
9月から『イチ推しプロジェクト』というものをCompassで始めました。
プロジェクト型で何か進めたいと思ってる子達が何に困ってるのか考えた時に、人とのつながりがない・専門家に聞きたいのに聞きに行く機会がない・プロジェクトの資源がない・伴奏者がいない・そもそもプロジェクトを進めていく上でのプロセスがわからない・お金がかかってしまう
など、誰かの力を借りないと進むのが難しいことがあると、自分自身の経験を振り返って思ったからです。
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推しプロは、高校生が高校生のプロジェクトを応援するミニアワード。参加者は大学生スタッフの伴走サポートや、活動支援金を得ることができる。
月1回MetaLife内で行われるイベントで、その月に応援するプロジェクトを決定する。
私はプロジェクトを進めることが得意なので「何かを形にしたい」とか、想いはあるんだけど言語化できない子たちと対話するのは得意かなと思っています。
自分の中にあるイメージやモヤモヤを持ってきてもらえたら、それをどういうふうにアウトプットしていけるかを一緒に考えられると思います。
高校生活ってめちゃめちゃ忙しいので、常に何かに追われたり、何者かにさせられちゃうことが多いと思います。
「何者かになる」ことじゃなく、「何者かになりたいから何かをする」のがすごく大事だと思うから、自分がどういう風になりたいのか、そのために何かできるのかっていうプロセスを考えてやっていくことが、今後のすごく大きな学びに繋がるんじゃないかなと思っています。
あとがき
高校3年生から大学2年生の現在まで、ウィルドアやCompassに関わってきたほのかさん。
「高校生というフィルターを持った自分にできること」から「自分自身がつくりたい場所」に活動の軸が変化していたのが印象的で、Compassと共に成長してきたほのかさんの想いが、言葉を通じて伝わってきました。
インタビューの最中で仰っていた「Compassを自分でいられるような場所にしたい」という願い。一利用者の私からすれば、Compassは既にそんな場所であるように思います。でも、ほのかさんをはじめとしたCompassスタッフのみなさんが願い続ける限り、まだまだ進化していくのでしょう。
Compassのこれからに、目が離せません!
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子どもや養育者へのソーシャルアクションへ踏み出したい、やりたいことが同じ・違う・ないに関わらず自分の想いを言語化したい、というそこのあなた!
ぜひほのかさんやCompassスタッフと対話して、これからの活動を充実したものにする一歩を踏み出してみてください!
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やりたいことがある・探している10代のためのサードプレイスwilldoor Compassでは、『PLANDAY』やイベントを週1回程度20:00-22:00にて開催中です!
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