【新人課題その1】アカネちゃん、ニュースを要約するの巻
<前回までのあらすじ>
インターンを経て新卒入社した、新人プランナーのアカネちゃん。
成長の妨げになる「会社に対する慣れ」をぶっ壊すために、先輩つっきーは絶賛試行錯誤中!
庶務を改めてやってもらったり、外部イベントに一人で放り込んだりしているが………?
←前回の記事はこちら
4月に新卒入社後すぐ、アカネちゃんには外部イベントに行ってもらったり、社外打ち合わせに出てもらったりしていました。
そんなアカネちゃんが何やら悩んでいる様子。
「他社の社員さんが話している内容についていけなくて」
「交流会でうまく話せないんです」
計画通り………!!
そう、その「無知の知」が大事なんや!
ということで、長い長いGWが終わった5月7日から、アカネちゃんには新しい課題に挑戦してもらうことにしました。
話題のニュースを15分でまとめてや!
具体的に何をやったかというと、毎日1個のお題についてネット上にあるニュースをまとめてもらいました。
終わったら私が赤ペン先生をやって、口頭でも直接フィードバックを返します。
スプレッドシートでテンプレも作りました。
ルールは こないな感じ。
<ルール>
・お題に関するニュースや記事を15分以内で調べてシートにまとめる
・使うのは文字だけ
・参考とする記事はいくつでもOK
※アカネちゃんは絵が上手やから、「文字だけ」っていう念押しもしてます。笑
目的は「教養つける」だけやないで
この課題を始めたのは、アカネちゃんの他の苦手分野を克服してもらうためでもありました。
それは「まとめる」「概念付ける」ということ。
コレ、学生時代にバチバチの学生団体やらビジネスインターンでもやってない限り、意外と身につかへん力なんちゃうかな?と思ってます。
つまりは「要約上手になる」ってことなんですけど。
そうなるには
・文章の要素を分解する
・概念の<抽象度↔具体度>を揃える
・重要な部分を瞬時に判別できる
・対応関係を並べ替える
エトセトラスマトラトラ。
とにかく色んな大事な力が必要になってきますよね?
そんなもろもろの力をつけるファーストステップとして、この課題を作りました。
あとは、「ビジネス的な嗅覚を鍛える」っていうのも目的です。
(これも教養の一環っちゃ一環なんですけど)
相手さんに刺さりやすい企画って、今ナウ波に乗っとる話題を取り入れた企画であることが多いんちゃうかなと。
プランナーなら波を乗りこなせYeah Diver!!みたいなことです。
1日目にして失敗。
初日のお題は「Amazon Go」。
とにもかくにも始めてみた課題ですけど、1日目にして見事失敗しました!笑
課題をはじめて15分経過。
「時間が足りません………」
「ぜんぜんアイデア出しまで辿り着けません………」
「お題についてニュースがたくさんあって、どこから手をつけたら良いのか………」
つまり、しくってもうたポイントは
「構成力がまだ十分じゃないのに、多様な記事からの取捨選択が必要なテーマを与えてしまった」
ということ。
「Amazon Go」というお題の中には、キャッシュレス決済の流れ、技術的な進歩、法整備の課題、Amazonの今後の成長戦略………
などなど、ほんまにたくさんの中小テーマが隠れてます。
その中からどの切り口でまとめたらええんか?
その橋渡しが必要やったんです。
そんでリカバー
という失敗を踏まえ、翌日からはお題を文章にしました。
大学の小論文テストの課題みたいなイメージで。
例えば2日目のお題は
「ユニコーン企業の定義は?これからユニコーンになりそうな日本企業は?」
その他にも
「Z世代とは?それ以前の世代とどう違う?」
「心理的安全性とは?なぜ注目されているのか?」など。
Q&A形式にして、どの切り口でまとめるかが分かるようにしました。
コレやと
「それ答えになってへんのちゃう?」
「違いがあんまり明確やないよね」
なんて見る側もアドバイスしやすくなるんで、結果的に一石二鳥でした。
アカネちゃんの劇的ビフォーアフター
というようなことを毎日続けていたら………
最初はこんなふうに、フィードバックがたくさん必要やったアカネちゃん。
でも3週間後には、難しめの政治的な話題も、ちゃんとまとめられるようになりました!
あとイベントの懇親会なんかで年上の社会人の方と話した時に、課題でやった話題が出て話が弾んだ、なんてこともあったみたいです。
続けるって大事やねんな
(私の推しが)常々言うてるんですけど、継続は力なり。
この調子で成長したら、半年後には経済ニュースのリポーターにでもなれるんちゃうか?と思います。笑
とは言え成長に合わせて課題をアップデートするのも重要!
この課題、6月からは更にパワーアップしています。
その話はまたどっかで。
ほなまた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?