あの恋は幻だったのかもしれない
好きだった
その声も笑顔も優しさも
私だけのものにしてしまいたかった
少しくらい
想ってくれてると勘違いしてたの
だからこんな予想以上のダメージ喰らってる
その声は
私の名前を呼ぶためじゃなかった
その笑顔は
私だけに向けられたものじゃなかった
その優しさは
私以外にも向けられるものだった
どうして同じようなパターン
いつも繰り返しちゃうんだろう
あの一瞬のときめきが
あの一瞬のしあわせが
天にも昇る気持ちだった
舞い上がってた
同じ気持ちだなんて
自惚れもいいとこだったね
ばいばい小さな恋
ほんと好きだったよ
でも私が好きだったのは
同じ気持ちだと信じたあなたの幻だったんだね
ばいばい小さな恋
ほんとはまだ惜しいよ
でも私を好きだなんて事
今となってはただの願望でしかなかったんだね
LINEをそっと長押しする
送った文面何度も確認して
もらった言葉何度も反芻して
独りよがりだった
ただの一方通行な恋だった
その事実を認めるのが
こんなに苦しい
ばいばい小さな恋
ほんと楽しかったよ
でも私のそんな気持ちは
きっともうこの先伝えることは無いんだろうね
ばいばい小さな恋
ほんとは終わりたくないよ
でもこれ以上私は私に
絶望したくないしあなたを困らせたくもないの
なのにもう会いたい
ばかみたい