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美味なる花と懐かしい記憶

ーサルビア・スプレンデンス

サルビア・ミクロフィラ(※)サルビア・ガラニチカ(※)。偉大な"グーグル・レンズ先生"のおかげで、サルビアを冠する花がたくさんあることを知る。それならば、過去にサルビアと呼んだ花の正式な名前は何だろう。小学校の中庭に咲いていた真っ赤な花。甘い蜜が吸える例の花。今回は"グーグル先生"を召喚し、教えてもらう。すると、懐かしい記憶が次々と甦る。

関連リンク:「可愛い花と偉大な先生」「気品ある花と偉大な先生

公然の秘密

グーグル先生によると、この懐かしい花の名前は「サルビア・スプレンデンス」。「スカーレットセージ」という呼び名もあるそうだ。サルビアと言えば、一般にこの花を指すらしい。

サルビア・ミクロフィラ、サラビア・ガラニチカの姿・形と比べると、似ているようで似ていない。そのため、この二つの花を見かけても、サルビア・スプレンデンスは思い浮かばなかった。

サルビア・ミクロフィラ004-side001

この花の蜜は実に美味だった。小学生の頃、休み時間になるたびに、悪童らと連れ立って中庭でチューチューやったものだ。当時は「この花の話はオレたちだけの秘密だ」などと言っていたに違いない。

一つひとつ学年が上がり、この花と甘い蜜について誰もが知っていることだと分かるにつれ、興味も薄れていった。今となっては、そのすべてが懐かしく、良い思い出になっている。

黒歴史

当時の理科の授業だったかうろ覚えだが、この花の蜜には毒性があり、食べ過ぎると、お腹を壊すと先生に教えてもらった記憶がある。「オレは毒に耐性がある」とほざいていたのは黒歴史。

ただ、インターネットで調べてみると、当時の自分と同じような"厨二病"全開の発言をツイッターやブログなどSNSに掲載している人がいて、思わずクスッとなる。同時に妙な親近感:

そんな風に言いたくなる時期は誰にもある。

(写真〈上から順に〉:甘い蜜が吸えるサルビア・スプレンデンス=フリー素材を基にりす作成、サルビア・ミクロフィラ〈写真左〉とサラビア・ガラニチカ=りす)

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